「経理は利益を生まない」を払拭しよう!ー『一生食べていくのに困らない経理の仕事術』ー

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私は、経理担当者も税理士事務所も経験しています。
この両者は異なる部分も多いのですが、共通する課題も多いです。
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試算表では評価されない

私が経理担当者を経験したのは、総務省統計局と2カ所の税理士事務所を経験した後でした。
業種はIT系、従業員約200人、年商○○億の会社です。

経理システムがめちゃくちゃで月次の数字を固めるのにも非常に苦労しました。
(おかげでExcelやマクロのスキルが飛躍的に上がりました(^_^;))
やっとの思いで試算表、予実管理表を作っていましたが、別にそれで評価されたわけではありません。

試算表って、できて当たり前のものだからです。

これは税理士事務所の立場でも同じことが言えます。

どんなに時間がかけても、苦労しても、試算表では評価されない。

ならば試算表作成その他の業務は徹底的に効率化して、効率化できないけど評価される業務に力を注ぐというのが私の基本的な考え方です。試算表ができてからが本当の仕事のスタート地点といえます。
評価される業務は会社により異なるでしょうが、例えば資金調達・資金繰りという分野があるでしょう。
効率化のスキルも会社全体に提供すれば、それは評価の対象になる可能性があります。

何で評価されるかは一様ではありませんが、確実に言えることは、
「試算表その他の業務に忙殺されていては評価は見込めない」
ということでしょう。

 

 

『一生食べていくのに困らない経理の仕事術』

そこで、昨日読んだのがこの本です。

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著者は税理士の吉澤大さん。
目次を挙げるとこんな感じです。

はじめに ほんとうに経理職は営業職に食わせてもらっているのか?
Chapter1 社長が手放したくない経理パーソンの仕事の習慣
Chapter2 今より30分早く仕事を終える時間術
Chapter3 作業を分解し業務のムダを省いて利益に貢献
Chapter4 社長の期待に120%応えるデータ提供
Chapter5 資金調達での活躍がもっとも評価を上げる!
おわりに (才能×努力)×運=成果

 

「はじめに」では、いきなり

「経理は利益を生まない。自分たちが経理職に飯をくわせてやっているのだ」

というフレーズから始まります(^_^;)
よく聞くフレーズですし、私が経理担当者のときも、こういうことを感じました。

このフレーズを払拭するには、仕事での習慣を変え、日々の仕事を効率化し、評価される業務を行う必要があるのです。

「Chapter1」から「Chapter3」までは習慣、業務の効率化をテーマにしています。

そして「Chapter4 社長の期待に120%応えるデータ提供」は、私が講師を務めさせていただいている「経理アウトプット1級認定講座」の内容が取り上げられています。
(次回の開催は4月14日です→http://keiri-wbs.com/output/index.html)

会計ソフトとExcelの連動、VLOOKUP関数だけではなく、ピボットテーブルも必要スキルとして挙がっているのがうれしいところです(^_^)

最後の「Chapter5」では、効率化してうまれた時間で身につけるべきスキルとして、資金調達が挙げられています。
会社の生命線である資金に関する知識を身につけ、さらなる貢献をしましょうという趣旨だと思います。

 

 

出版記念セミナーがあります(私もちょこっと出ます)

本書に関連して出版記念セミナーが開催されます。
4月28日(土)の15:00〜17:00です。
書籍を購入すれば無料で参加できます。

詳しくはこちらを参照してください。
あなたのファイナンス用心棒 吉澤 大ブログ/【執筆】「一生食べていくのに困らない経理の仕事術」が発売となりました

内容は著者の吉澤さんの講演とパネルディスカッションです。
パネルディスカッションは、私も参加させていただきます。

(そうそうたるメンバーですので、ボロが出ないようにします)

 

経理担当者の方で、もし興味があれば、本を読み、講演会も是非参加してみてください。
もちろん、税理士事務所勤務の方にもおすすめです。

 

 





【編集後記】
東京マラソン、多少仮装した方がいいかなぁと思い、昨日ネットで検索してみました。
やはり走りにくそうだし、中途半端な仮装で気づかれないとショックだし、普通の格好にすることに。
今回、記録を狙ってガチで走りたいですしね。
4時間切りを狙っています(^_^)

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