あれもこれもと両立できるものがある一方で、あれこれもはダメ!というものもあります。
税金とお金の関係もそうです。
※カオス状態の我が家 iPhone X
あれもこれもはダメ!
子どもは好奇心旺盛で、感情のまま動くことも多いので、「あれもこれも」やりたがります。
・このゲームもしたいしこのゲームもしたい
・このおもちゃでも遊びたいし、TVもみたい
・これも欲しいし、あれも欲しい
・眠くて寝たいけど、遊びたい
・これも食べたいしあれも食べたい
などなど。
娘(1歳5か月)もそういうところがあります。
ただ、こう考えると、大人も、そしてとくに私自身もこういうところがあるものです。
大人だと、それをルールや、理屈で納得させることが多いでしょう。
そんななか、税金やお金については、「あれもこれも」が納得いかないケースもあります。
お金という大事なものが絡むからか、税金に対する知識や意識の問題なのか、欲が絡む問題なのかわかりませんが、こういった問題だからこそ理屈で考えなければいけません。
税金とお金、給料と利益、税金と事業といった「あれもこれも」
「あれもこれもはダメ」には、こういった事例があります。
「税金を減らしたい」と「お金を増やしたい」
「税金を減らしたい」。
誰しもが思うことです。
ただ、その一方で、「お金も増やしたい」というのは無理があります。
たしかに、せっかく増やしたお金から税金を払うと、お金は減ります。
たとえば、100万円貯まった!と思っていても、30万円の税金があれば、70万円になってしまうわけです。
払いたくない!というのもわかります。
ただ、最低でも年に1回、税金を払わなければいけないルールがある以上、逃れられないのです。
お金の貯めるもっともてっとり早い道は、脱税、税金をごまかしたり払わなかったりすることですが、それはルール違反になります。
ルールを守りつつ、お金を増やすには、税金をあきらめるしかありません。
もちろん、節税はすべきです。
ただ、節税は、基本的にお金を使うもの。
・モノを買う
・保険に入る
・給料を払う
などをすれば税金は減りますが、お金も減ります。
税金を減らす・お金を増やすというのは相反するものなのです。
税金分は、しかたないとしてなかったもの=かりそめのものと考え、税金を払いつつちょっとずつ増やしていくことを考えましょう。
100万円増やして税金30万円を払う→70万円貯める
150万円増やして税金45万円を払う→105万円貯める
という繰り返しです。
お金はそうそう増えませんて。
「給料を増やしたい」と「利益を増やしたい」
会社を持っていると会社から自分に給料を払えます。
ひとり社長でも、中小企業の社長でも、基本的にこの給料を決めるのは自分。
500万円でも1000万円でも自由にできます。
ただし、会社が払えるかどうかは別です。
給料を払えば利益は減ります。
利益が100万円なのに、給料を500万円払えば、利益はマイナス400万円です。
どうしても、なんとしてでも利益を出したいなら給料を減らすしかありません。
給料を増やすと、自分個人の所得税や住民税は増え、社会保険料も増えます。
それが嫌だーと給料を減らすと、自分の手取り、自由に使えるお金が減るのは避けられない事実です。
給料を増やしたい、自分の税金を払いたくないというのもかなえることはできません。
そして、給料を減らせば、会社の利益が増え、税金が増えます。
税金のルールは偉い人が考えているので、どこかで何かしらを払わなきゃいけないようになっているんです。
給料増やしたい
税金減らしたい
利益増やしたい
なんてできませんて。
「税金払いたくない」と「独立して事業したい」
節税のノウハウはありますが、限界があり、それを超えるともうどうしようもありません。
税金に納得することは、独立して欠かせないことなのです。
究極的な話、税金払いたくないなら、独立して事業をやらないほうがいいでしょう。
会社員なら、税金の痛みを感じなくてもすみます。
(このしくみや税金に対する教育が、あれもこれもと思ってしまう理由でもあるのですが)
税金払いたくない
と
独立して事業したい
も両立できないことであり、あれもこれもはダメの1つです。
変えられないことは抗ってもしょうがなく、自分が変えられるようにすることを増やすこと、自分が変えられるかどうかを見極めることが大事かと。
変えられないことを変えようとし、変えられることを変えないのは人生最大のロスです。
人生は、基本的に、あれもこれも=ANDで考えるべきものですが、そうできないものもあります。
独立の第4形態を理屈で納得する
「税理士だからきれいごと言って」と思われるかもしれません。
きれいごとを言っているだけではなく、私自身が経験してきて、今も経験していることです。
今月は、会社税金を払う月。
税理士だから税金が痛くないことはありません。
毎年やはり憂鬱です。
MoneyTreeeというアプリで、個人と会社の全財産を見れるようにしてあり、「たまってきたかな」と段階で、税金を払うと痛いったらありゃしません。
このタイミングだけではなく、住民税や中間納税、源泉所得税、個人事業の事業税など、なんだか毎月あるような感じで、いっそのこと年1回にして楽にしてくれという感じです。
「消費税は、お客様から預かっているだけのものですから」と独立前はひょうひょうと話してましたが、いざ自分が払うと、それはそうだけどさ!痛いのは痛い!と。
会社から出している給料も、増やせば、所得税や住民税が上がり、保育料も上がります。
なんじゃこりゃーという金額(私にしては)です。
社会保険の金額も上がり、年金はいいけど健康保険も上がるのはなんだかなぁ・・・という気持ちも。
かといって、給料を無駄に下げると会社の利益が出て、法人税がかかることに。
年金を投資の1つと考えると、法人税より年金だなと考えたり。
決算月に、仕事の依頼を多くいただき、セミナーは満員となり、ありがたい話なのですが、ぜ、税金が…‥と気になったり。
決算月に、重版となり、うれしいやら悲しいやら…‥。
などといった葛藤はありました。
独立してからは、「あれもこれも」状態に関して、4つの形態があると思っています。
第1形態 独立する
↓
第2形態 食べていけるようになる
↓
第3形態 利益を出す、お金を増やす→利益が出てくると税金にも苦しみ、あれもこれもに苦しむ
↓
第4形態 「あれもこれもはダメ」と納得する
という形態です。
第3形態で肥大化してしまうとおかしな方向に行ってしまいます。
(サポートする側で言うと、1,2、3,4ともにサポートできますが、3から肥大化するとお役に立てません)
第4形態だと、すっきりし、納得感も出てくるものです。
もちろん、その納得感にいくには節税をやりきることも欠かせません。
納得しているといっても、その都度、原理原則、ルールを確認することは必要です。
私もそうしていますし、この記事もその1つとして書いています。
「あれもこれも」と思ってしまうのが人のサガとしてしかたないことですから。
昨日は、昼間娘と散歩。
ちびまる子ちゃんに反応していました。
番組見せたことがないのですが。
夕方から夜は、妹×1+甥っ子×2+妹夫婦×1+甥っ子×2が自宅に来て、花火鑑賞。
料理は、サイゼリアのテイクアウトに加えて、サラダ、牛ステーキ、ソーセージ、焼きそば、カツオのたたきなどをつくりました。
ドライカレーもつくっていたのですが、出し切れず。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
サイゼリア テイクアウト
エチエンヌ ドーナツ
東京花火大祭
【昨日の娘日記】
甥っ子4人に、最初はひるんでいましたが、徐々になじみました。
はじめての焼ドーナツに大興奮。ひたすら食べていました。
ちょっと甘いので心配でしたが。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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