フリーランス・ひとり社長の社員旅行は経費になるか

2018年11月17日

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社員旅行は、通常経費になります。
ただ、フリーランス、ひとり社長の場合は経費にはなりません。

※和倉温泉にて iPhone XS

1 社員旅行は経費になる
2 フリーランス・ひとり社長の場合の社員旅行は経費にならない
3 社員旅行のような経費をつくる

社員旅行は経費になる

社員旅行で温泉、ハワイ、観光といったものは、当然経費になります。
経費の基準として、福利厚生費というものがあり、社員（従業員）のために使えるのです。

社員全員で楽しみつつ、経費にもなる社員旅行。
こんなにいいことはありません。
まあ、どんな会社かにもよりますが。
ブラックで日頃長時間労働で、社員旅行と言っても意味はありません。
さくっとボーナスで払ったほうがいいでしょう。
（ボーナスも経費になりますし）

この社員旅行、こういったルールもあります。
・海外旅行の場合は海外での滞在が4泊5日以内
・全体の50%以上が旅行に参加すること
・自己都合で旅行に参加しなかった人にお金（旅行代相当）を払っていけない
・役員だけの旅行はダメ

ルールが守られないと、その旅行代は、給与になります。
給与になると、
・社員に所得税、社会保険料がかかる
・会社、事業主は源泉所得税を払っていないので罰金（さかのぼって）
・役員の場合は、役員賞与（ボーナス）として、全額経費にならない
と、大打撃をくらうことに。

ただ、社員旅行は、ルールどおりやれば、節税＆従業員満足度UPのいい案です。

フリーランス・ひとり社長の場合の社員旅行は経費にならない

では、この社員旅行、フリーランス、ひとり社長でもできるのでしょうか？
個人事業主で人を雇っていれば、社員旅行はもちろんできます。
ここでいう「フリーランス」とは、ひとりでまたは家族とやっている場合です。

「年に一度の慰安旅行をしたい」
「ひとりでも事業をやっているのは同じ」
と思われるかもしれません。

しかしながら、【社員旅行】というのは、社員に対するもの。
ひとりで社員がいなければ、成り立ちません。

キャプテンじゃない翼。
サイヤ人でない悟空。
シャアが乗らないザク
のような。
そもそも存在しないものです。

経費になるならないの問題ではありません。

あきらめましょう。
私も、フリーランス（税理士）、ひとり社長（会社）ですが、社員旅行はあきらめています。

社員旅行は、あきらめて他の経費を使うしかありません。

社員旅行のような経費をつくる

1つの解決策は、社員旅行のような経費をつくることです。
旅行というくくりでいえば、行きたいところへ出張する手があります。
（ひとり社長の場合、出張手当も出せます）

私は、セミナー、コンサルティング、税理士業で、今年も出張しました。
4月に名古屋→大阪（セミナー、コンサルティング）
6月に福岡（セミナー、コンサルティング）
8月に大阪（セミナー）
10月に長崎（税理士業）
11月に名古屋→大阪（セミナー、コンサルティング）

独立前だと仕事にからめていくと落ち着かないかもしれませんが、独立後はそうではありません。
より楽しめます。

行けるところを増やそうとは思っているところです。
今度、仙台でやってみようかとも。
（おもしろい地域でのご要望お待ちしております→セミナー開催要望フォーム | EX-IT）

東京以外に住んでらっしゃる方は、東京で仕事をつくって出張をおすすめしています。
よくもわるくも一極集中している東京。
必ずや刺激もありますし、マーケットも広いものです。

そして、旅行に行きたいなら、経費以外で堂々と行きましょう。
そのためには、ひとりといえども、利益を上げなければいけません。
無理やり経費にしてもいいことはなく、経費にしなければおとがめもありませんし、家族で行ってもまったく問題ないわけです。

今年は、

1月ハワイ（家族旅行）
2月沖縄（家族旅行）
3月香川・高松（家族旅行・法事）
4月大分→宮崎（帰省）
5月南紀白浜（家族旅行＆トライアスロン）
6月五島（お忍び）、徳之島（トライアスロン）
7月宮崎（帰省＆トライアスロン）
9月大分（帰省）、新潟（家族旅行＆トライアスロン）
11月大阪（家族旅行）
12月宮崎（家族旅行＆マラソン）
といったところへ行きました。

旅行は楽しいですし、刺激になります。
たとえ経費にならなくてもいいんじゃないでしょうか。
ぜひ楽しみましょう。