会社員時代の仕事のスタイル

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会社員時代は、当然いろいろな制限があります。
「仕事術」といってもできることには限りがありましたが、今の仕事スタイルに近いことはやっていました。
独立したからといって、仕事スタイルがガラッと変わるわけではなく、会社員時代の名残のようなものはある気がします。
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私が会社員時代(正確は総務省、税理士事務所、企業)に一貫して気をつけていたことは次の3つです。

1 上司に先回り

会社員時代に、最もふりかかってくるのが、上司のきまぐれでしょう。
仕事中に呼ばれる、予定外の仕事をふられる、などさまざまな障害(?)があります。

その割り込みを防ぐために次のようなことをやっていました。
・仕事を頼まれたら、いつまでにやるのか、どの程度までやるのか、を必ず確認する
・上司のスケジュールも含めて管理し、締切間近の仕事を振られないようにする
・ある程度のバリア(「今はこれをやっています」)を貼る

まあ、使い勝手の悪い従業員だったでしょうね(^_^;)

もちろん、自分の仕事の管理はしっかりやった上での話です。

 

 

2 基礎研究

目の前の仕事だけを片付けずに、その後につながるようにスキルの基礎研究をずっとやっていました。
プログラミングやExcel、PCの他、専門知識など、「なぜ、そうなるのか」の研究です。
これは今でも続けています。

ただし、仕事を振る側としては、「意味なんて分からなくても目の前の仕事をさっさとこなせ」というのが本音でしょう。
そのため、仕事が終わっていても、終わってないことにして、いろいろ研究していました。
その研究の成果は仕事にフィードバックされ、上司にも還元されますしますしね。
「仕事の改善を考えています!」「なぜこうなるのかをじっくり身につけたいです」といっても、怒られるだけでしょうから、だまっていました(^_^)

本音では、「次の職場にいっても、独立しても使える知識やスキルを身につけよう」と思っていたんですけどね(^_^;)

 

 

3 時間制限

あくまで定時を制限時間と考えていました。
それまでになんとしても仕事を終わらせると考え、スピードを上げていました。
残業できるとなると、どうしてもスピードは落ちます。

どちらかというと、残業は、「基礎研究」やいざというときの秘密兵器という位置づけでした。

私が働いていたところは、どこも、それほど業務量も多くなかったのでできたことでしょうけどね。

 

 

今は、上司がいないので、1はありません。
2と3は今でもやはり続けています。
基礎研究、つまり、スキルや知識を磨くこと、時間に制限をつけ仕事の密度を上げることは独立してからも役立っています。
仕事のくせは、会社員時代につく気がします。

独立して制限がなくなると、逆にコントロールできなくなることもあるので、制限のある会社員時代に仕事のスタイルや考え方の土台はしっかりと作っておくべきでしょうね。

 

 





【編集後記】
昨日は、「会計ソフト×Excel徹底活用セミナー」でした。
セミナー終了後、22:00から懇親会を開催。
参加者には経営者、税理士事務所双方の方がいらっしゃいましたので、それぞれの視点からの意見をうかがうことができたのはうれしかったです。

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