名刺は重要なツールですが、使わないという選択もあります。
※税理士名刺 Pixel 3
「名刺忘れた」ではなく、「名刺使っていない」
独立後は、勤務する会社を離れ、自分の名前(会社名)で戦わなければいけません。
その戦うアイテムの1つは名刺。
自分を知ってもらい、連絡先を交換でき、仕事、つまり売上・お金につながる可能性もあるカードです。
しかしながら私は名刺をやめました 。
以前つくったものが多少残っているときは配っていましたが、もう持ち歩きません。
会社用のものと個人のなんでもない税理士用の名刺を持っていました。
名刺を使っていない場合、名刺交換の場面になると「名刺を忘れました」「名刺を切らしていまして」と言いがちではあるのですが、今は「名刺を使っていません」と言っています。
「忘れました」だとミスしたというイメージですが、「使ってません」だとそうでもありません。
(無礼、変り者というイメージの可能性はありますが)
イベントや展示会のセミナーで、「名刺を2枚頂戴します」というのは少々面倒くさいです。
情報なら申し込み開始時にフォームで入力してるはずなのですが、何の理由があって名刺をもらおうとするのかよくわかりません。
素性のわからない人を入れたくないなら、申し込み時にやりようはありますし、名刺なんていくらでも、もっともらしくつくれます。
名刺には住所・電話番号があるので、その後営業したいという理由があるのかもしれませんが、それこそフォームに入れた情報でいいじゃんと思ったりはします。
そして、この集めた名刺を「会社の財産」として共有するのも、なんだかなぁと。
紙の名刺を集めて、それをひたすら入力する人がいるというのも悲しいことです。
仮に、スキャンしてAI-OCRで読み取りデータ化しているとしても、技術の無駄遣いな気がします。
データで集めたほうがよっぽど効率的でしょう。
そもそも名刺は情報が入ってるというのが、多数派でしょうが、
私は、名刺を使っていたときも、住所、電話番号は名刺に載せていません。
載せているのとろくなことがありませんから。
自宅の住所や携帯電話番号を載せると、どこに拡散されるかわかりません。
ましてや不特定多数の交流会や名刺交換会で配りまくるといのはリスクがあります。
「名刺に住所や電話番号が載ってないと信頼されないかも」というような不安は、とうの昔に捨てました。
一等地の住所が載っていても怪しい会社はありますし、住所だけ借りているケースもあります。
住所、電話番号を基準に選ばれるなら、そこは自分のフィールドではありません。
名刺が必要な状況をなくす
名刺が必要な状況と考えると、どういったものがあるのどうでしょうあるんでしょうか。
はじめて会った人と名刺交換するというのはあるでしょう。
交流会に行ったりセミナーに行ったりイベントに参加したりして、はじめて会った方と名刺交換する場合、紙でさっと交換できるので楽といえば楽です。
ただし、大量に誰かれ構わず名刺交換しても意味はないでしょう。
こちらが営業かけられるのが関の山です。
名刺交換→メルマガ勝手登録というコンボがあると、へこみますし、無駄なエネルギーを使います。
もちろんこちらもしつこい営業はしないことが大事でしょうが。
はじめて初めて会った人でも、話してみてお互いが興味があれば名刺交換するという風にしたいなと昔から思っています。
それなら意味があるかと。
最初に名刺交換してスタートするというのはいろいろ無理があります。
連絡先を交換するというのは、仕事でも敷居を上げておいたほうがいいものです。
今は、 Facebookでつながるということもできます。
そこでつながっておけば気軽にメッセージできるからです。
お互い投稿を見るというような趣旨はありませんし、私も無理に見ていただこうとは思っておりません。
連絡手段として Facebook メッセージは気軽です。
検索して見つけることができるので、メールより交換も楽にできます。
交換するならその場がいいでしょうね。
あとで、友達申請して承認されるかドキドキするのも無駄なので。
その場でつながって、投稿はブロックする(見ないようにする)という大人のつきあいができるのもFacebookの利点です。
はじめて会う状況でいえば、仕事の依頼をネット上で受けてはじめて会うというケースもあるでしょう。
儀式的に、礼儀として名刺交換をする意味はあるかもしれませんが、本当に意味があるかどうかです。
ネット上で連絡を受けるということは、お互いの連絡先は既に交換しているわけですから、それ以上紙の名刺を交換する意味はないかなと思ったりはしています。
そして、ネットである程度お互いのことは知ることもできるはずです。
名刺交換しないことが失礼にあたる可能性はありますが、名刺をなんとなく交換するというのもしたくないところです。
「名刺忘れました」「切らしています」がいいのかもしれませんが、そこを取り繕うのも変なので、「名刺使ってませんので」にしています。
もちろん独立当初は、名刺を準備して交流会やイベントの場で交換するということも、1つの選択肢です。
もし名刺をつくるなら、写真を入れ、デザインは目立つようにし、自分のメディアの情報は入れ、プロフィールはおもしろく具体的に書くべきでしょう。
名前・肩書き・堅苦しい業務内容だけでは記憶に残りません 。
独立当初から名刺を使わなくていい状況を想定するというのも1つの手でしょう 。
名刺を使わなくいい状況、名刺を使わなくていい仕事獲得ルートをつくるのが先です。
名刺がなくて連絡していただける手段、知っていただける手段も欠かせません。
また、展示会やイベントで名刺を2枚要求されて1枚はフォルダーに入れて首から下げ、もう1枚は、ぽいっと回収箱に入れられるというのは、非常に違和感があります。
これに対抗するのであれば、「名刺を頂戴します」という場にはいかない、住所・電話番号もないシンプルな名刺を準備して儀式的に出すという方法もあるでしょう。
名刺がないと手書きしなきゃいけないこともあるので、悩みどころです。
「名刺使ってません」と受付で言うと、「えーーーーーーーーーー!名刺使ってないなんて」って感じはなく、「そうですか」って感じなので、意外と多いのかもしれません。
無料セミナー・イベントで、名刺の個人情報と引き換えというなら、いっそ「名刺ない方は3000円」とかにしてほしいですわ。
せめてRPAやAI、IT系のイベントでは、なくしてほしいものです。
紙のアンケートとか、請求書郵送してくるとか、受講票とか。
名刺「管理」はやらない理由
一方で名刺管理も一切やっていません。
いただいた名刺は スマホからEvernote に保存しています。
Android ウィジェットの Evernote でカメラを選択してアイコンをつくっておくと、すぐ録れるので便利です。
iPhoneならFastever2か、FastEverSnapがあります。
文字情報を認識したり情報を編集したりということもしていません。
ある程度認識するのに任せておいて、画像データとしてとっております。
(紙は丁重に処理させていただいております。)
住所や電話番号のデータが必要なら、スキャンして蓄積して営業するというのならそれ以上の工夫名刺管理が必要です。
私はそういったことをしていないので画像だけのスキャンで済むわけです。
名刺を見返さないと思い出せないくらいの数の人と名刺交換することは意味がないかなと思っていますし、もし思い出せないのならそれまでかなと。
(同じく思い出されないならそれまでですが)
名刺を使わないなんてダメだと怒られるかもしれませんが、使わないという選択肢もあります。
名刺を使わないという選択は、紙がどうだとか慣習がどうかということよりも、名刺を使わずに=疲弊せずに、どう仕事をとっていくかということにもつながるものです。
■編集後記
昨日は、ジュースクレンズの日。
フローズンのディープクレンズ(デトックスケール×9)を試してみました。
フローズンだと解凍するのに時間がかかるのがめんどくさいです。
ケール9本もつらく……。
ただ、スッキリしましたし、2㎏弱減ったのでよしとします。
継続しようかと。
■昨日の「1日1新」
サンシャインジュースクレンズ ディープクレンズ
アベンジャーズシリーズ
■昨日の娘日記
リュックを探して保育園後にキティちゃんの店に行くも、あんまりピンとこないようで。
気に入って飛びつくときはすぐ飛びつくのでわかりやすいです。
誰に似たのやら。
■著書
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