キャッシュレス決済を愛用しています。
メリット、デメリット、双方ありますが、メリットのほうが大きいかなと感じているところです。
※新宿にて by Leica Q
キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済、現金を使わない決済には、現状、次のようなものがあります。
・クレジットカード
昔からあるクレジットカード。
一定の枠であれば、カードを提示し、暗証番号またはサインをすれば買うことができます。
クレジットカード番号をサイトで入力すればネットでも使えるのが便利な点です。
一方、カード番号とセキュリティコードを盗まれると他人でも使えるのは難点でもあります。
使った分は後日、原則として口座から引き落としです。
・デビットカード
銀行のキャッシュカードがデビットカードになっていることが多く、提示して、暗証番号を入れれば、すぐに預金口座から引き落とされます。
・交通系ICカード
Suica、Pasmo、ICOKAなど、鉄道系の会社が発行するICカード。
カードでも使えますが、対応するスマホやAppleWatchにインストールすることもできます。
番号だけで使うこともできないので、カードが盗まれない限り悪用はされません。
・QRコード
スマホに表示したQRコードを見せてスキャンしてもらうか、QRコード(紙でも画像でも可能)をスキャンすることによって支払います。
ほぼすべてのスマホが対応しており、気楽に使い始められる決済です。
クレジットカードやICカードは、導入した側に手数料がかかりますが(4%程度)、QRコード決済のPayPay(ペイペイ)は、現状は手数料が無料なので急速に広がっています。
その他、LINE PAY、d払い、楽天Payなどが主なものです。
私は、主に
・クレジットカード(JALのマイルがたまるもの、Amazonでポイントが高いもの)
を使い、
・デビットカード(家電量販店の店頭でポイントを下げずに買う場合に銀行系、AppleWatchでID)
・交通系(電車、バス、買い物)
・QRコード(PayPay、LINE Pay)
を使い分けています。
キャッシュレス決済のメリット
キャッシュレス決済のメリットには次の3つがあります。
キャッシュバック、還元
現金で払っても還元ということはありませんが、キャッシュレスだとキャッシュバックや還元があります。
もちろん、キャッシュバックする側にも思惑はあり、
・自社の決済を使って欲しい
・情報を得たい
・リボ払いをすすめて手数料を取りたい
というものはあるのですが、華麗にかわしましょう。
私はイオンカードのキャッシュバックだけ乗って、あとは使っていません。
リボ払いは手数料が高く無駄なので絶対やらないことにしています。
2019年10月1日から9か月間だけ、政府主導のキャッシュレス還元(補助金を出してその分を還元……)がありますが、2%や5%なので、それほど大きくありません。
キャッシュレス決済会社のキャンペーンのほうが、20%と高めですので、それを狙っていきましょう。
2018年の12月からこれまで、PayPayで、6万円ほど、ヨドバシで3万円ほど、イオンで10万円ほど、JCBで4.6万円ほどのキャッシュバックを受けています。
日常で使っているJALマイルがたまるカード(JALSuicaゴールドカード)も便利で、マイルをためておくと、いざというときの旅行に使えるのが便利です。
直前に予約しても使うマイルは一緒なので。
しかも変更・キャンセルもできます。
急な旅行や帰省にそなえたリスクヘッジです。
スピード
現金で払う場合もスピードを上げることはできます。
私は、朝、コインを200円(100円玉2枚)にするので、現金で払う場合も、いくら持っているかさっとわかるので時間がかかりません。
(その日2度目以降の現金払いだと残高が変わりますが)
また、レジの方の準備ができたら時間切れとして、コインを出さず札を出します。
これは、レジ側をやっていたとき(バイト時代)に感じたことで、待たされると困ったからです。
キャッシュレス決済も慣れが必要ですが、スピードは上げられます。
Suicaが最も速いでしょう。
かざすだけでいいので。
QRコードも、素早く出せるようにトレーニングは必要です。
カードは、サインの手間をどう考えるかですが、それでも現金よりも安定して速く決済できるでしょう。
スピードのポイントは、何で払うかを早めに言うこと。
また、店員さんのスピードに依存しないというのも大事で、その意味でSuicaはスピードを上げる余地があります。
レジで払うのは1日数回あり、一生を考えると結構な回数です。
できる限りスピードを速めて、時間をつくりましょう。
そして、セルフレジなら、自分のスピードだけで勝負できます。
セルフレジもキャッシュレスのメリットです。
(現金セルフレジもありますが)
現金準備、経理の手間を減らせる
現金を使うと、「そろそろ降ろさなきゃ……」と手間がかかります。
ときには手数料も待ち時間も。
今は、月に1回おろすかおろさないかです。
現金で払うと、経理や家計簿の手間も減らせます。
財布の中の現金と経理や家計簿の現金を合わせなければいけませんし、現金で払って記録が残っていないとわからなくなることも多いからです。
(経理や家計簿やらなきゃ、手間がないというのは、なしで)
キャッシュレス決済のデメリット
一方、キャッシュレス決済はデメリットもあります。
セキュリティの不安
現金は、手元にあれば、誰かに使われることはありません。
キャッスレス決済も、Suicaやデビットカードなら使われることはありませんが、データとしても決済できるクレジットカードやQRコード決済は、悪用される可能性はあります。
世の中、リスクゼロのものはなく、便利さとの天秤。
車にひかれたくなければ外に出ないようにしなければいけませんが、それだと不便です。
現金だって財布を落としたり置き忘れたりすられたりしたら終わりでしょうし。
これまで不正に使われたのは2回。
1回目は、カードの不正利用で、ネット上で総当たり(カードを適当に入力)によって被害にあいました。
カード会社から連絡がきて、キャンセルしてもらえましたが。
2回目は、昨日。
楽天フリマで不正ログインされ、適当なもの(その一味が出店)を買い、楽天ポイントを11,000円ほど使われてしまいました。
今、サポートと連絡中です。
理由も調べてもらっていますが、先日不正ログインがあってパスワードを変えて、また入られているので、楽天側の情報がもれている可能性も(楽天でログインできるので。念のため楽天も変えましたが)
楽天フリマは、セキュリティ上不備がありそうな感じなので(「フリマ 不正ログイン」でググると、やまほどでてきます)、アカウントを持っている方はお気を付けを。
退会してもいいかもです。
(私はこの件が終わったら退会します)
こういうことがあると、やっぱり怖いとなるかもしれませんが、決してそうではなく、確率からしたら低いものでしょう。
公衆のWi-Fiでカード番号を入力しない、カード番号を登録するサービスは選ぶ(2段階認証があるところ)ということは必要です。
使いすぎる
キャッシュレス還元があると、使いすぎる可能性もあります。
無駄なモノを買っては、それまでの還元額なんて吹き飛ぶものです。
重々気をつけましょう。
(自分にも言い聞かせています)
お金の感覚がなくなる
キャッシュレスで目に見えないと、お金の感覚がなくなるという危惧もあるかもしれません。
そのために記録が必要なのです。
カードの引き落としを待っていたら感覚が狂います。
今日使ったものが、来月や再来月引き落としですので。
私はカードで買ったときもその日として翌朝に記録しています。
こうしておけば、お金の感覚がなくなることはありません。
キャッシュレス決済、メリット・デメリットありますが、うまくつきあっていきましょう。
■編集後記
クリスマスツリーの飾りつけをはじめました。
今年から娘も参加。
100均でパーツを買って楽しんでいます。
サンタさん用の長靴も準備しました。
まだ1か月ありますけど。
台場 空海
■娘(2歳)日記
3人でいるときは、ママと手をつなぎたがることが多いです。
左手が空いているときに、「こっちの手でつなごうよ」と言うと、「あいてなーい」と、バックを持ったり、右手を持ったり、紙を持ったり。
かと思えば、こっちに来たりもします。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
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AI時代のひとり税理士
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フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方