売上を増やそうと思ったら、休みなく24時間365日(2020年は366日)営業するのがよいのでしょうが、ひとりではなかなかできません。
しかしながら、ひとりでも24時間366日営業する方法はあります。
※銀座にて by Leica M10(Summilux 50mmF1.4)
店を閉じることも大事
店を開けていればお客様に来ていただき、売上が立つ可能性があります。
独立後、食べていくためには売上を増やす必要があり、そう考えるとできるだけ店を開けておこうとするのも1つの考えでしょう。
しかしながら、お客様のご要望に応じていつでも対応するということをやっていて、ずっと仕事になってしまいます。
鍛錬をする時間も遊ぶ時間も寝る時間もありません。
勇気を持って店を閉じることも大事です。
たとえば17時に閉じるとか、18時に閉じるとか。
ときには、スープが切れたので店を閉じることもあれば、店主都合で店を閉じることもありますし、研修旅行(とう名目)で店を閉じることもあるはずです。
それができるのが独立後のメリットであり、デメリットが多い独立であるからこそメリットはとっていきたいところでしょう。
一方で、店を閉じている状態でもうまく営業しているなあという店も見かけます。
店を閉じていても「営業」する方法
たとえばショーウインドウ。
営業時間外でもショーウィンドウがあれば、商品を見ることができますし、次に行ってみようと思っていただけるはずです。
チラシが置いてあったりするとそれを持って行くこともできますし、看板で知ることもできますし、今なら店の名前さえ出ていればネットで検索することもできます。
ただ、こういったものは次の売上につながるかもしれませんが、そのときの売上にはなりません。
営業時間外でも売上が立つしくみがあれば、店を閉じることもやりやすくなります。
もちろん人を雇って店を任せていれば自分がいなくても売上が立ちますが、ひとりならそれはできず、何かしらしくみを考えなければいけません。
そして今は誰もがそのしくみをつくり、使える時代です。
しかもお金をほとんどかけずに。
24時間366日売上がたつしくみ
私の場合、24時間366日売上が立つしくみを使っています。
今朝も起きてメールを見ると、売上、つまり、ご依頼をいただき、売上が2件立っていました。
ネット上に仕事の依頼フォームとカード決済(または振込)という方法を使っているので、私が寝ていたとしても、店を閉じていたとしても売上が立つわけです。
なおかつ店頭のチラシや看板に該当するものは、ネット上にばらまいています。
このブログもそうです。
何かしらご検討いただくような材料は置いており、私の代わりに商品説明もしてくれています。
こういったしくみを可能にするのはやはりネットです。
私に実際の店舗はありません。
自宅ですので。
誰かがとおりかかったとしても、それは営業にはならず、いわばずっとCLOSEDになっているわけですが、ネット上はそうではなくいつでもOPENしています。
ネットを使わないということは、実際の店舗でいえば店を閉じたらその店舗自体も布で完全に覆い隠すか、解体してしまうか、ドラゴンボールに出てくるように小さくしてカプセルに収納してしまう、といったようなことをしていることになり、非常にもったいないことです。
何もそこまで閉店しなくてもよいのではないかなと。
ネット上に店を持ちましょう。
そのためには次のようなことが必要です。
・ホームページ、ブログを持つ(店舗のように)
・仕事の依頼の判断材料を準備する(ショーウインドーのように)
・ 仕事の依頼ができるようなフォームを準備する。
・即決済できるようなしくみをつくる(自動返信メールでカード決済または振込の情報を送る)。
フォームや自動返信メールにはこういった方法があり、
WordPress問い合わせフォームの最適解Contact Form 7のカスタマイズ。日付選択・ラジオボタン・必須ラベル・入力例・送信ボタン・データベース・メッセージ・自動返信メール。 | EX-IT
新Googleフォームで問い合わせフォームを作る方法&自動返信メール設定 | EX-IT
メルマガ配信、セミナー運営に便利! Webサービス「オートビズ」 | EX-IT
決済には Amazon Pay を使っています。
WordPressでネットショップ。WooCommerce+AmazonPayの設定方法。 | EX-IT
Amazon Pay は若干敷居が高いので、 PayPal やスクエア、Stripeなどでもいいでしょう。
ただ Amazon Pay は、Amazon アカウントで決済できるので、これまでお振込みでご利用いただいた方にもカード決済をご利用いただけています。
敷居を乗り越えて導入する価値はあるでしょう。
店舗のイメージとしては、みかんを置いて1つ100円と書いて、お金を入れていただくというイメージです。
「おいしいみかんあります」だけではなく、実際にみかんが置いてあってその場で買えることを大事にしましょう。
ネットショッピングやキャッシュレスが広まっている以上、即買えるというスピード感はネット上の店に欠かせません。
店がオープンしてから連絡を待つ、店がオープンしたらしてから買いに行かなければいけないというのでは、機を逃す可能性もあります。
(たとえそうであっても、それを待っていただけるくらいのものでないといけないのでしょうが)
24時間366日営業でも、「いつでも問い合わせを受け付けます」というのであれば少し弱いかなと。
問い合わせは返信しなければいけませんし、少なくとも自分が対応しなければいけないものですので、真の意味で「24時間366日問い合わせできる」ことにはならないでしょう。
受付だけです。
24時間366日買うことができるかが大事で、「営業」とは、問い合わせ対応や商品説明だけではなく、何かをご購入いただき、ご入金いただくまでと考えたほうがいいかなと。
そしてそういったしくみがあるからこそ、店主都合で店を閉めることができます。
店を閉めてもご依頼があったりメールがあったりしたら、いつでもどこでもわかるようにしていますが。
24時間366日働くとなると店を閉じることができず、ずっと開けておかなければいけません。
コンビニのように。
そうではなく24時間366日売上が立つしくみ、そして店を閉じることができるという安心感を目指しましょう。
■編集後記
最近暖かく、油断していましたが、昨日おとといは寒くて……。
自転車で出かけようとしましたが、やめました。
仕事は毛布&電気湯たんぽでやっています。
電気湯たんぽ、水を入れずにすみ、充電すればいいので楽です。
■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
モビリティパス
娘とガンプラつくりだす
■昨日の娘日記
昨日からガンプラ(1/144 HG シャア専用ザク ORIGIN版)をつくりだし、娘も興味津々。
ちょっとずつ手伝ってもらっています。
(レゴよりも手伝ってもらう範囲が少ないのですが。パーツも壊れそうで……)
形になっていくのが楽しいようです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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