独立後には、勝ち負けの概念が必要だと考えています。
勝つためには、負けることの積み重ねが大事であり、「負け」を積極的に体験していきたいものです。
※都営交通写真展にて Leica M10
勝つためには「負け」が必要
勝ち負け、勝負というと、他人を蹴落としたり打ち負かしたり、自分が独占したりというイメージもあるのですが、決してそうではなく、私が考えているのは、そうではありません。
独立後にご依頼をいただくには、ある意味勝つ必要があります。
似たようなサービス、人がいる中、選んでいただくわけですから、何か勝っているものがなければ選ばれないでしょう。
その「勝つ」ためには「負け」が必要だと思っています。
連戦連勝で常勝無敗ということができればいいのですが、そうそうかんたんにはいきません。
負けを積み重ねていき、自分が強くなりつつ、勝てるようになるというのが現実的でしょう。
いにしえのヒーローたちも、負けを積み重ねて強くなってきました。
孫悟空はピッコロ大魔王に破れ サイヤ人にも実質負けていますし、その前は桃白白にも負けていました。
桜木花道も負けを経験しています。
大空翼は結構勝ち続けている感じですけど、小学校時代に1度負けました。
アムロ・レイは負けをそれほど経験してないので、あまり感情移入しないのかもしれません。
シャア・アズナブルのほうが負けを積み重ねています。
だからこそ共感できるのかもしれません。
勝つためには「負け」が必要と感じ、積極的に負けを経験しに行くようにしています。
積極的に「負け」を経験していく
たとえば昨日は、都営大江戸線の六本木駅構内で開催されていた写真展に行ってきました。
駅構内やとびらに写真が展示されているアイデアも優れものです。
写真を多少をかじっているものとして、写真展に行ったりセミナーに行ったりすると、負けを感じるわけです。
・こんな視点、自分じゃ思いつかない
・この瞬間でシャッターを切るとは
・この色はすごいな
と、大きな負けを感じます。
昨日も愕然としました。
こういった負けが、積み重ねになると思っています。
おもしろい本に出会って負けを感じることもあり、そういった本を探すために日々いろんな本を読んでいるわけです。
最近もありました。
その本のコンセプトはありそうでなかったもので、自分が書いてもおかしくはなかったのですが、書けなかった時点で負けです。
文章を読んで凄いなあと思うこともあります。
こういったことは本に限らずブログでも同じことがあるものです。
日々、1000記事くらいをパーッとタイトルだけ目を通しており、その中の10から20ぐらいを読むわけですが、「うわ、やられた」とか「ちっ!(すごいな)」と負けを日々経験しています。
ネットの情報は二度見ない。FeedlyのAuto-Mark As Read On Scroll | EX-IT
私がやっている、毎日新しいことをやる「1日1新」ならぬ、1日1敗という感じです。
おもしろい人と 会って話していたり、セミナーに参加したり、コンサルティングを受けたりすると、「この人にはまだまだ勝てんな」と思うこともあります。
撮るにしろ、書くにしろ、話すことにしろ、アウトプットがあれば勝ち負けを意識できるものです。
それぞれが仕事をしているシーンを見ることなんて普通はできません。
だからこそアウトプットをすすめているわけです。
もちろん、自分がアウトプットしていなければ勝ち負けは判断できません。
そして、独立後は、自分の基準で勝ち負けを考えることができます。
たとえば、きれいな一等地のオフィスで、人をたくさん雇っていて……という方と比べて勝ち負けは考えません。
私のフィールドではありませんし競技が違うからであり、そこで勝ち負けを考えてもしかたがないことです。
そして、同じフィールドにいる以上、どんな強敵とも戦わざるを得ません。
比較されるわけですから。
(違うフィールドにいくということも含めて、戦いです)
自分が設定した中で負けを経験しにいってみましょう。
どうやったら勝てるか
「負け」を経験したときに、どんな相手であれ、「どうやったら勝てるか」というのは考えなければいけないと思っています。
その人をまねてみるとか、別の角度から勉強してみるとか、違った方向から攻めてみましょう。
「どうやったら勝てるか」を考えずに、「負けてもしょうがない」とか、あの人だからとか、何年もやっているからとかと、あきらめていると勝つことはできませんし、負けることの意味も薄れてしまいます。
独立後は実力主義であり、年齢も性別も住んでいる場所も、そして、それまでの経験も関係なく、勝ち負けが決まるものです。
ある意味シビアであり、ある意味平等ではないかなと 。
その中で1ポイントでも「勝ち」をとることができれば、選んでいただける可能性はあります。
すべての面で勝つということを考えずに、1ポイントだけ取るということを考えておきましょう。
独立後で怖いのは、油断・おごり・飽き。
なんとなく食べていけてなんとなく生きていくことはできますが、その状態がずっと続くわけでもなく、激しい変化はあるものですので、それに備えて力をつけておかなければいけません。
負けを経験せずにずっと勝っていると思っていると、人は歩みを止めてしまいますので、たとえ過去に強かったとしても弱くなってしまうのは時間の問題です。
勝ち負けを気にせずに地道にコツコツがんばればいいという考え方もあるかもしれませんが、私は勝ち負けを気にしないと成果から遠のくと考えています。
漠然と考えているより、狙ったほうが勝つ可能性は上がるはずです。
せめてゴールに向かってシュートを打つようにしたいもので、逆方向にシュートを打ってもゴールとなりません。何かしら狙っていくっていうのは、やっぱり大事ではないかなと。
「負け」というとネガティブなイメージではありますが、「勝ち」につなげるために必要なものと考えると、ポジティブなものになります。
勝つことを意識しつつ、「負け」を積み重ねていきましょう。
■編集後記
昨日はリハビリ。今月から月2回です。
筋肉が痛むことはありますが、よくはなっています。
その後、個別コンサルティング。
freee&Macでの確定申告でした。
夜はセミナーへ。
■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
とあるセミナー
都営交通写真展
■昨日の娘日記
保育園で、全体の話を聞いてなくて、「おはなし」されたそうです。
(怒るではなく、「おはなし」)
「先生とか上司の話はそこそこ聞いてればいいけどね」と娘に話しました。
(私が妻からちょっと「おはなし」されましたが。)
■著書
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