繁忙期をつくらないように努力しています。
繁忙期になったら自分のミスと考えているほどです。
それぐらいで考えておいたほうが、望まない繁忙期はなくせます。
※金曜日18:42の夜景。まだまだオフィスの電気はついている。そのおかげの夜景ではあるのですが。
by Leica M10
繁忙期はしかたないのか
繁忙期。
仕事が忙しくなる時期。
仕事の依頼をいただけるのはうれしいことであり、それに応えたい気持ちもあるでしょう。
ある意味、繁忙期はしかたがないとも考えられます。
やっている仕事によっては、毎年、毎月といった繁忙期があるものです。
ときには、毎日が繁忙期というようなことも。
ただ、繁忙期は大きな犠牲を強いるのも事実であり、本当にしかたがないのでしょうか。
・許容量を超える仕事で受け、仕事の質が落ちてしまう(心身への悪影響も)
・時間に追われ、あわててミスをする可能性もある
・仕事だけで1日が終わり、プライベートはない
といったこともありえます。
繁忙期は、一方で「書き入れ時」ともいえそこで稼ぐという考えもあるでしょう。
その意味で、望む繁忙期なら問題ありません。
望まない繁忙期であれば、繁忙期があることは、自分のミスとも考えられます。
望まない繁忙期は、ミス
私は繁忙期を望んでいません。
理由は、前述したような仕事の質低下、心身への悪影響、ミスの可能性、そしてプライベートがなくなることです。
繁忙期で、目の前の「こなす仕事」だけになってしまい、勉強や営業ができず、歩みを止めてしまうことも繁忙期を望まない理由です。
アウトプットもなくなってしまいます。
他の仕事が忙しいからという理由で、このブログを書かないということも、絶対にやりたくないことです 。
仕事に追われ家族との時間をつくれず、自分の趣味もできず、気が付くと数年経っているようなことは望んでいません。
だからこそ私にとって
・繁忙期をなくせない
・繁忙期が来てしまう
ということはミスなのです。
独立前は、仕事の入り口、どんな仕事をどれだけ受けるかをコントロールできません。
望まない繁忙期ができてしまうわけです。
しかしながら独立後は仕事の入り口をコントロールできます。
独立前に比べると繁忙期もコントロールしやすいでしょう。
繁忙期を望まないのであれば徹底してなくしていきたいものです。
私がやっている仕事の1つの税理士業では繁忙期がありえます。
お客様の決算が重なったり、個人の確定申告の量が多かったりすると、すぐに繁忙期になるもので、業界では12月から3月が繁忙期といわれている時期です。
今はその繁忙期が伸びて12月から6月になったり、10月から6月になったり。そのうちお尻と頭がくっついて、年がら年中繁忙期ともなるような感じもあります。
繁忙期をなくすために日々工夫しましょう。
繁忙期というミスをなくす工夫
繁忙期をなくすには次のようなことをやってみましょう。
納期をコントロールする
納期、締め切りをコントロールし、早めにできることは早めに、遅めにできることがあるのであれば遅めにするということをすれば仕事をする時期を分散できます。
遅らせるということはなかなか難しいので、早めるということが現実的にできるでしょう。
前述した個人の確定申告は、3月15日という納期はずらせませんが、1月4日(1日からでもできますが)から3月15日の2ヶ月半に分散できます。
納期がコントロールできない仕事は減らしていく、またはなくすということも大事です。
・今日依頼が来て明日!
・今日中にやってくれ
・金曜日の夜に連絡が来て月曜朝一で
というような仕事の依頼をされるなら、決断すべきときもあります。
また、「今すぐ対応」を求められる電話があるのも、繁忙期の原因となってしまうものです。
仕事量を減らす
納期がコントロールできない仕事だけではなく、仕事全体で量を減らしていきましょう。
繁忙期ということは自分がこなせる仕事量以上の仕事を受けてしまっているわけです。
許容量以上の仕事量を解決するには、人を雇ったり外注したりという方法もありますが、その方法をとらないのであれば、仕事量を減らすしかありません。
ただ非常に難しいのが新規の受付を断るということで仕事量を減らさないほうがいいということです。
仕事の流れは止めないほうがいいというのが私の考え方で、「今忙しいから」という理由で新規の仕事を断るというのは、それこそミスでしょう。
理想は仕事量を減らしつつ新しい仕事が来たら検討はできる状態です。
そのためには、値段を見直す必要もあります。
時間がかかり、繁忙期の原因となり、売上が少ない仕事は、減らす候補の筆頭です。
繁忙期に頼らないビジネスモデルをつくる
繁忙期は「書き入れ時」でもありますので、もしその繁忙期がなくなってしまうと全体の売上が大きく減る可能性があります。
繁忙期をなくすということは、それ以外の時期の売上を増やして全体のバランスをとるということです。
もちろん繁忙期を意図的につくり、そこで一気に稼いで、後はゆっくりするというスタイルもよいでしょう。
この辺は好みにもよります。
私はちょっとずつ仕事をし、ちょっとずつ遊ぶというのが好みですので、繁忙期を望まないわけです。
2007年に独立し、少しずつ工夫し2008年、2009年、2010年と税理士業の繁忙期をなくした結果、全体の売上は減りましたが、それ以外の時期の売上を増やしてきました。
つまり時期に依存しない売上というものをつくってきたわけです。
・繁忙期があったときの売上
より
・繁忙期がないときの売上
のほうが多くなりましたし、もちろん時間を増えていますし、ストレスもありません。
もし繁忙期を望まないのであれば、徹底してなくすようにしましょう。
その過程では一時的に売上が減るでしょうが、前に進むにはしかたがないことです。
■編集後記
年が明け、午前中に家族で散歩。
それなりに空いていた店でランチをして帰りました。
午後は、個別コンサルティング。
1月1日にできるのもオンラインの魅力です。
(遠方の方でしたし)
元旦に個別コンサルティング実施
billsのフレンチトースト
■娘(3歳9ヶ月)日記
昨日は、おとし玉を。
お金(コイン、紙幣)をほとんど見たことがないので、教えつつ。
(キャッシュレスなので)
おもちゃが少し買えると聞いて、喜んでいました。
ダイソーなら、5つ買えるかなと思いつつ、消費税があるので4つですね……。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方