カメラのレンズには数字がついています。
その数字について解説してみました。
※SIGMA fp+Panasonic 20-60mm by Leica M10
カメラのレンズの数字
カメラのレンズには、こういった数字がついています。
この場合だと、90。
この場合だと、20-60。
いずれも焦点距離というものを意味し、
・50や90といった1つの数字だけの場合→その焦点距離のみ撮れる(ズームできない)
・20-60や24−70といった数字の場合→その範囲の焦点距離で撮れる(ズームできる)
ということです。
数字が小さいほど、広い範囲を撮れる(広角)という特徴があります。
ただし、そのカメラの種類(センサーサイズ)によって、この数字の見方が変わるので注意しましょう。
・フルサイズならそのまま
(上記のカメラはどちらもフルサイズなのでそのまま)
・APS-Cなら、その数字を1.5倍(キャノンは1.6倍)
→APS-Cで50mmなら1.5倍の75mm
→フルサイズの50mmとだいたい同等のものは、APS-Cで35mm
・マイクロフォーサーズなら、その数字を2倍
→マイクロフォーサーズで50mmなら2倍の100mm
→フルサイズの50mmと同等のものは、マイクロフォーサーズの25mm
という関係性があります。
これを踏まえて、それぞれの焦点距離を比較してみました。
24、28、35,50、90の比較
写真は、SIGMA fp+Panasonic 20mm-60mm F3.5-F5.6です。
20mmから60mmまで写すことができます。
メジャーな焦点距離、24、28、35、50で比べてみました。
24mmだとこのくらい。
広く周りも写すことができます。
28mm。
スマホの標準レンズと同じくらいです。
35mm。
スマホよりちょっと広くなります。
50mm。
標準と言われる焦点距離。
(35mmが標準とされる場合もあります)
90mm。
別のカメラ(Leica M10+アポズミクロン90mmF2)で撮ったので、写りがまた違いますが。
焦点距離=数字で、どれを選ぶか、考え方をまとめてみました。
どの数字を選ぶか
好きな焦点距離を見つける
どの数字を選ぶか、答えはありません。
好みです。
(私が考えるに)
何を撮るかにもよります。
娘を撮る場合、妻もいるときは遠くから撮れる90mm以上、2人で出かけるときは、近くから撮るので16-24mmが使いやすいです。
部屋の中でモノを撮る場合は、90mm以上が使いやすかったりします。
35,50mmは万能に使えます。
私は50mmが好きで、次が90mm。
望遠も好きです。
当初は、スマホが28mmなので、その写真との違いを使いたいと思っていました。
(28mmも1つ持っていますが)
ズームできないとなると不便と思うかもしれませんが、写真を撮るときには、自分の位置を変えることもできます。
ズームできないなら、自分が動けばいいわけです。
そしてズームできないレンズ=単焦点レンズは、一般的にズームレンズよりも写りがよく、小さいという特徴があります。
便利なズームを選ぶか、写りの単焦点を選ぶか。
ズームレンズには、12-24(16-35)、24-70、70-200と範囲をうまく網羅しているものも多いです。ズームレンズは、最初からついていることもあるので、未経験であればぜひ単焦点も試していただければ。
この50mmが好きというのは、実際に試してみて感じたことです。
実際に試してもいいのですが、ズームレンズで焦点距離を意識しながら撮ったり、撮った写真の焦点距離を見たりしながら、好きかどうかをさぐっていきましょう。
Googleフォトなら、右上のアイコンをクリックして情報を表示すれば、
mmという焦点距離を確認できます。
だいたい、カメラを2台持って歩き、
昨日は、
・20-60mm
・90mm
でした。
持っているレンズと焦点距離が違うものを選ぶ
前述に事例をご覧いただくとわかるように、35mmと50mm、28mmと35mmだと、似通っているので、50mmと90mm、24mmと50mmといったように、焦点距離の差を大きくとったほうが楽しめます。
すでに持っているものと焦点距離が違うものを選ぶのもいいでしょう。
ズームレンズがあれば、その範囲外を選ぶの手です。
24-70なら、90とか、16とかのレンズまたは、その焦点距離を含むというように。
スマホの焦点距離と変える
スマホの焦点距離は28mm前後。
それを違うものという基準もあります。
世に出ている写真は、スマホの28mmが多いので。
最近は、スマホは広角で撮ることもできるので、広角以外という考え方もできます。
スマホは望遠もできますが、望遠の範囲、画質は、ミラーレスが上かなと。
ボケをつくるかどうか
カメラならではのボケをつくるかどうか。
ボケやすいのは、数字の大きなレンズです。
35→50→90→200とボケやすくなります。
それで選ぶのも手でしょう。
また、F◯という数値もボケに関係あります。
F4、F3.5,F2.8、F2,F1.4とF値が小さくなると明るく、ボケやすくなります。
ただ、高くもなり、大きく重くなる傾向も。
この90mmF2は、結構大きく重いほうです。
90mm(焦点距離が大きい)かつ、F2(F値が小さい)と、ダブルでボケやすいのです。
その分高いですけど。
この20mm-60mmF3.5-5.6は、
・20mmだと、F3.5
・60mmだと、F5.6
で、焦点距離が大きくなると、暗くなります。
焦点距離が小さいと、ボケにくくなるので、24mmだとボケがほとんどなく(近くによればボケます)、F3.5なので、それほどボケないわけです。
50mmだと、F5.3(このレンズだと最大でこの明るさ)になり、多少はボケる感じです。
ボケもスマホでできますが、自然なボケとなると、やはりカメラ。
ボケを重視するなら、50mm以上、F2以下くらいで選んでみるといいでしょう。
ボケるかどうかは、センサーサイズにもよります。
マイクロフォーサーズだとボケにくく、APS-C、フルサイズだとボケやすくなるのです。
マイクロフォーサーズでも25mm(フルサイズ換算50mm)で、F1.7だとボケます。
ただ、ボケ具合は、マイクロフォーサーズのF1.7だと、フルサイズのF2.8かF3.5くらいのボケです。
これも換算して考えましょう。
マイクロフォーサーズの100mm(換算200mm)F4だとこれくらいボケます。
これは、12-100(フルサイズだと24-200)という超便利レンズを使った写真です。
(Panasonic G9 PRO+Olympus12-100 F4)
広角か望遠
「迷ったら極端」という原則があるとおり(私のですが)、広角と望遠をそろえてみるのもいいかと。
これは、広角。
Panasonic 8-18(フルサイズだと16-36mm)の8mm(フルサイズだと16mm)で。
これは、同じ場所で、Panasonic 200mmF2.8(フルサイズだと400mm)で。
距離をとるのが大変ですが、楽しいです。
(誰の剣がわかりますでしょうか)
レンズの数字を意識してみるとより楽しめます。
(仕事上の数字と同様に)
■編集後記
2019年の6月に発注したアイアンマン、ようやく届きました。
2020年10月発売予定が、遅れての到着です。
めちゃくちゃ大きく、納得の出来。
3歳の娘は、遠目に見ていましたが……。
大事に飾ります。
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無印のポテトチップス
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1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク85
■娘(3歳10ヶ月)日記
いつもと違うダイソーに行くと、粘土でラーメンをつくれるものが売っていて、飛びついていました。
「早く帰りたい」とも。
夕方は、キッズバイクの練習。
だいぶうまくなりました。
■著書
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