仕事の成果を出すには、思っている以上に環境は大事です。
※仕事の環境 by Leica M10
環境を選ばず成果を出せるのがプロ……かも
仕事の環境を整えることが大事と思い、全力で環境を整えています。
私は、環境により成果が増減するからです。
どんな環境でも、環境を選ばずに成果を出せるのがプロかもしれません。
ただ、私はそうではなく、「環境さえ整えば成果を出せる」(そこそこですが)タイプです。
今は、「独立」という環境を選び、さらに微調整し続けています。
・どんな場所で仕事をするか
・どんな音がするか
・どんなにおいがするか
・何が見えるか
・どんなものを使うか
そして、
・誰と仕事をするか
・どんな仕事をするか
などにこだわっているのです。
この仕事の環境を選ぶために独立しました。
最初に勤めた公務員で、「環境が整わないと成果を出せない」と感じたからです。
仕事の環境を選ぶ理由
公務員のとき、最初はさいわい気に入った仕事でした。
ベストな環境ではないにしろ、仕事は、Excelやプログラミングを使って、データを扱うもので、どちらかというともくもくと仕事ができたからです。
(他部署と多少の交渉や調整は必要でしたが)
上司にも恵まれていました。
ただ、雇われていれば異動というものはあります。
この異動が怖かったのです。
「あの仕事はしんどいな」と他の部署を眺めていたり、「あの人と同じ部署になったら……」「上司が違う人になったらどうしよう」とか恐れていました。
仕事の環境が変わるのが怖かったのです。
実際、異動がきっかけや、人間関係が原因で、休職している方もいました。
仕事の環境について考えたきっかけは、当時よくみていたF1や海外サッカーの影響もあります。(海外サッカーは今も続いています)
F1のドライバーやサッカーの選手は、環境に結構左右されるのです。
監督が変わって調子を落としたり、チームメイトと合わずにパフォーマンスを落としたり。
その逆もあります。「一流の選手でも環境大事なんだな」と感じていました。
もちろん、私は、そういった一流の選手ではないので、そんな四の五の言わずに働かなきゃいけないのかもしません。
ただ一方で、「そんな一流の選手でも環境が大事なんだ」「そういうタイプもいる」という見方もできます。
(もちろん、どんな環境でも成果を出す選手もいますが)
そう考えていた矢先、異動がありました。
移動先は、仕事も人も合わないところ。
ここで人生を浪費するなら……と辞めることを決めました。
ただ、辞めて他に行っても一緒だろうと考え、独立を考えて税理士という資格を選んだのです。
その公務員だけではなく、アルバイト時代にも環境を選んでいましたし、その先もそうせざるを得ないだろうとは想像がつきました。
結果的にその選択は当たりで、その後の職場(税理士事務所→税理士事務所→IT企業→税理士事務所)でも、もんもんとする日々は続き、1つの職場が続きませんでした。
税理士資格をとるため(お金も必要、2年の職歴も必要)に我慢できたところもありましたが。
そもそも異動や転職がなくても、仕事をする環境はいいものではありませんでした。
今はないものを挙げてみるとこんな感じです。
・いろいろと話しかけられる(雑談もふくめて)
・長く残るのが正義
・帰ろうとすると「なんかあるの?」と聞かれる(なんもなくても帰るし)
・飲み会至上主義
・同じようにやることを求められる
・あ、今日は機嫌悪いんだという日があって、気を使う
・怒っている声が聞こえると落ち着かない
・なんにもやっていない人(それでいて給料が高い)が気になる
・電話がなる(自分の用事じゃないのにとらなきゃいけない)
・暑い、寒い(温度調整できない)
・タイピングの音が大きすぎる
・タイピングのテンポが遅すぎて気になる
・マウスカチカチがやけに大きい
・お茶をすする音がする
・香水がきつい方がいる
・仕事のやり方は選べるが、大枠は外せない
今思い返すとなかなか厳しいものでした。
普通かもしれませんけど、私にとっては。
そして流れ着いたのが独立です。
独立後は、仕事の環境を整えることができます。
仕事の環境を整える工夫
仕事の環境は、思った以上に大事ではないかと思っています。
知識やスキルを上げることも大事ですが、環境も大事です。
10の知識・スキルでも60%しか発揮できなかったら、6になります。
8の知識・スキルで、90%発揮できたら、7.2。
後者のほうが、成果は出ます。
もちろん、知識・スキルのアップは欠かせないもので、日々欠かさないのですが、その一方で、環境を整えることもやっておきたいものです。
環境に左右される(イラッとくる、気になる、悲しくなるなど)なら、なおさらでしょう。
そして、環境に左右されるなら、独立という道も必然です。
私は、そうでした。
「繊細さん」といわれる、外部の刺激を受けやすいタイプなら、特に。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
ただ、独立後も油断はできません。
既製の環境から逃れることはできますが、自分の環境を整えなければいけないからです。
環境とは、仕事をする場所だけではなく、
・人を雇わない
・電話が鳴らない
・静か
・仕事が多すぎない、時間に追われない、繁忙期がない
・無駄に人間関係を広げない
・土日、夜は休む
・望む方向性のお客様から依頼をいただく
・仕事を選ぶ
などといったことも含まれます。
こういった環境を整えることは不可能ではありません。
独立当初は、その環境を整えるのに苦労したこともありました。
どんな環境だと成果を出せるか、試行錯誤も欠かせません。
「雇われない雇わない生き方」も「繊細さん」が成果を出す道の1つです。
同様に感じる方は、独立後の環境を整えることに全力をつくしましょう。
■編集後記
昨日は、朝9時から『リモート経理完全マニュアル』の出版記念セミナーを開催しました。
その後は、家族で散歩。
夜は、スイム練習。
■「1日1新」
近くのベンチ
『リモート経理完全マニュアル』出版記念セミナー開催
■娘(3歳11ヶ月)日記
プリキュア図鑑をみていて、「このプリキュア、パパのにあるんじゃない?」と。
Amazonプライムビデオで探してほしいということです。
無事、ありました。
昨日は、プリキュアで終わるかと思いきや、やはり鬼太郎も。
2話観ました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
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