拡散して絞る。独立後のおすすめ戦略。

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絞るべきかどうか?という質問をよくいただきます。
私の答えは、「絞る前に拡散、拡散してから絞るべし」というものです。

※拡散するマインドマップ by Sony α7S 70-200mmF4

「絞る」べきか?

「絞る」というのは、自分が商品を提供するお客様・分野を絞るという意味です。
絞ったほうが、無益な競争をしなくてすみ、強みを発揮できるという考え方もできるでしょう。
たしかにそうだと思います。

ただ、誰に絞るか、何に絞るか、どう絞るかは、難しいものです。
自分が何をしたいかがわかればいいのでしょうが、それもかんたんではありません。

最初から絞ったほうが効率的なのは事実ですが、絞った先にあるものが、実は自分に合わないということもあります。
結果的に効率的とはいえないわけです。

今、私はある意味絞っていますが、最初からそれができたわけではありません。
それなりの試行錯誤、実践があった先に見つけたものです。

絞る前に、その試行錯誤=拡散が欠かせません。

思考・行動は、まず拡散

セミナーを企画し、実施するまでに、私はありったけのものを拡散します。
自分の中にあるものを、ひたすら言語化するわけです。

それが、冒頭の写真のマインドマップ。
9/19に開催した税理士実務セミナー【資金繰り・融資】でお伝えする内容を拡散したものです。
(あえて、詳細が見えない位置から写真を撮りました)

実は、このマインドマップの前にも拡散しています。
思いついたことを、スマホやGoogle Nest Hub(AIスピーカー)などにひたすらメモしているのです。

ここでは全体の構成や、それを実際に話すかどうかは考えません。
考えてしまうと、拡散しきれないからです。
ひとまず思いついたらメモ=拡散します。

その後、マインドマップにその拡散を反映し(この段階では、まだ絞らず)、さらに絞り、それをスライドにするという流れです。

 

セミナーをつくる流れでいうと、1ヶ月前(30日)に告知したら、
・拡散しつつ、メモする過程が、27日
・マインドマップにその拡散を反映するのが、1日
・マインドマップ上で絞る 1日
・スライドにする 1日
とという感じです。

ひたすら拡散するのが、大部分を占めるわけです。

それだけ拡散が大事ということ。
これは、あらゆることに言えます。

 

拡散なくして絞れない

拡散しきってから、絞るほうが、精度は高まります。
拡散せずに絞ってしまうと、違和感もあるでしょうし、自分の方向性でないこともあるのです。

本を書くときも、拡散してから絞っていますし、このブログもある意味日々拡散しており、それを絞って1日1記事書いています。

そして独立後にどういった仕事をしていくか。
これも拡散してきましたし、今も拡散しています。
このブログもその拡散方法の1つです。

インプットは拡散ではありません。
アウトプットこそが拡散なのです。
そのアウトプットにより、自分自身が気づくこともありますし、反応をいただくこともあります。
そういった手応えがあってから絞っても遅くはないかなと。

アウトプットには行動、体験も含まれるもの。
ひたすら行動し、体験した後こそ見えるものもあります。

可能性をとことん広げ、そこから絞っているわけです。
拡散しておくと、いい意味であきらめがつき、迷いがなくなります。

最初から絞っていると、あっちのほうがいいかな、この道でいいかなというモヤモヤもあるでしょう。
もちろん、最初から絞ることができれば、それにこしたことはありませんが。

絞る前に拡散してみましょう。
その中に、自分の心に響くものがあるはずです。
絞るのはそれからでも遅くありません。

 



■編集後記
昨日は、セミナー準備を。

毎月20日(今月は土日祝の関係で18日)は、カメラ雑誌の発売日。
楽しみにしている日です。
去年、2冊休刊になり、残念な状況ではありますが、今も3冊読んでいます。
Kindleで読めるのもうれしいです。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
Sony 12−24mmF4

■娘(4歳6ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
風呂はだいたいパパです。
「今日はさっとあがるよ」というと、「ママはさっとあがる?」と。
ゆっくり入るほうを選びたかったようです。
「ママもさっとあがるよ」といわれて、「えええーーー」と。
しかたなく、パパ→ママと交代して、ゆっくり入ってもらいました。
風呂で遊びたかったようで。

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