「FIREを目指さないんですか」「FIREしないんですか」と聞かれることもあります。
そのFIREについての考えを書いてみました。
※FIRE(あくまでイメージ) by SIGMA fp+105mmF2.8
FIRE=Financial Independence Retire Early
FIREとは、Financial Independence Retire Early。
・Financial Independence=経済的自立
・Retire Early=早期リタイア
からなる言葉です。
「お金に困らず、仕事をしなくていい状態」といえるでしょう。
そのために例として資産を1億円、それを年利4%で運用すべしという話があります。
雑誌で特集されたり、本がでていたり、セミナーがあったり。
私としては、特に意識していません。
正確に言うと、こういうことを意識しなくなりました。
それは、独立しているからです。
独立後にFIREを目指すかどうか
この「独立」がFIREでいう「経済的自立」に該当するかどうか。
必ずしもイコールではありません。
ある程度は(あくまである程度)仕事をしなくても食べていけますが、完全に仕事をやめていいほどではないです。
じゃ、その「経済的自立」を目指すかどうか。
そうなれるならいいのでしょうが、そのために何かを犠牲にしたり、無理に目指したりするのはちょっと違うと考えています。
一方、「早期リタイア」を目指すかどうか。
今は、リタイアしていませんし、リタイアするつもりもありません。
ただ、今の状況を「早期リタイア」を言えば、その範疇かなと思っています。
独立自体が早期リタイアみたいなものですので。
独立前や独立当初は、そういった早期リタイア、セミリタイアをなんとなく目指していた時期もあります。
集中的にがっつり稼いで、あとは悠々自適というのもいいなと。
しかしながら、それはかんたんではなく、かつ、望んでいないとわかったので、今のようなスタイルにしています。
リタイアせずに、ゆるゆると走り続けるスタイルです。
もし独立していない場合は、今の仕事が嫌で、将来が見えないのなら、FIREを考えたかもしれません。
嫌なことをやめられるのですから。
ただ、今、好きな仕事をしている状態だと、あえてそれを完全にやめるのもどうかなと。
だからこそ、多少自立しつつ、ゆるゆると走っています。
考えているのは、お金と時間とモチベーションのバランスです。
お金と時間とモチベーションのバランス
働かなくてもいいくらいのお金がある状態。
経験したことはありませんが、そのとき何をするか。
非常に難しいでしょう。
働かなくてもいい=モチベーションが維持できない可能性もあります。
そのあたりをうまく解決されてらっしゃる方もいらっしゃればそうでない方もいらっしゃいます。
これまで見てきた方(税理士業としても)の中では、お金があって働かなくていい状態でも貪欲に稼げる人が最強です。
私自身は、お金がありすぎるとモチベーションが落ちるだろうなと考えています。
実際、そういうことがあるので、売上を手放したり、大きな投資をしたりしてコントロールしているつもりです。
このブログも、お金にまったく困っていない状態で書けるかどうか。
ブログを書くことで仕事につながるという手応え・必要性があるからこそ出せるものもあるはずです。
その他の有料の仕事を無料で提供することが、双方にとって必ずしもいいことではありません。
お金を求めすぎて、時間がなくなっても、モチベーションが下がります。
お金は取り返しがつきますが(少なくとも可能性がある)、時間は取り返しがつきません。
時間があるけどお金がないという状態も、モチベーションが下がるでしょう。
何よりもお金がなければ食べていけません。
そのお金を得る過程が大事で、それが仕事・生き方を楽しむことだと考えています。
お金を得るのにある程度の手応え・難しさがほしいのです。
それが、新しいこと、難しいことをやり続けている理由でもあります。
だからこそ、ある意味、労働集約的な部分を残しているわけです。
「あえて」というと、かっこつけすぎですが。
手応え、難しさがなくなり、モチベーションが下がれば、仕事の質が落ち、結果的にお金・時間を減らすことになりますので。
(そのあたりを埋めるために、人を雇えばいいのでしょうけどね)
私なりのFIREは、お金と時間のバランスがとれること。
それは、ある程度のお金、ある程度の時間、そして強いモチベーションと楽しさがある状態です。
あくまである程度ですが。
・妻や娘が何かを望んだときにお金だけが理由で躊躇しない
・自分が好きなものが発売されたときにお金だけが理由で躊躇しない
・何かをやりたいとき、お役に立てるときに時間だけが理由でできないということがない
というところを目指しています。
そして、次のような過去のピンチを省みると、自分のモチベーションが下がらないくらいの蓄えは必要です。
・独立当初の資金難
・独立してしばらくたったころの軌道修正による仕事減
・3ヶ月の入院 88日間の入院。ひとりしごとで、いざというときに備えてやっておいてよかったこと
FIREにしろなんにしろ、自分が目指すべきものを見つけ、目指していけばいいんじゃないでしょうか。
こじつけではありますが、FIRE=炎として、自分のモチベーションが燃え上がるものを見つけて、それを燃やし続けましょう。
私にとってのFIREの1つは、このブログです。
■編集後記
昨日は、朝に個別コンサルティング。
全4回の最終回でした。
その他、Kindle本、セミナー準備を中心に。
リニューアルしたディズニープラスを契約。
4KUHD、5.1chと、映像も音もグレードアップしています。
が、当然のことながら、4KUHDのディスクまではないかなと。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
MacBookPro(16インチ・M1・2021)
キキ&ララ ラッピング車両
新ディズニープラス
■娘(4歳7ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
コードをほどくのが得意で、お願いしています。
お駄賃を渡しつつ。
なんかからまるんです……。
最近は、コードチューブを使ってだいぶからまなくなりましたが。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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