2021年4月から2022年3月まで、1年間、毎月Kindle本を出してきました。
その結果わかったことをまとめてみます。
※2022年3月の新刊 by Leica M10+50mmF1.4
Kindle出版は締切が大事
Kindle出版は、そうそうかんたんにはできません。
・何を書くか
・どのくらい書くか
・チェック、編集、表紙づくり、販売
などといったことに時間がかかります。
一部を外注する手もありますが、外注ならではの手間もあり、らくらくというわけでもありません。
(がっつり払えば別でしょうが)
自分で、すべてをやろうとすると、それなりの時間とスキルが必要です。
そこで、大事だったのが締切。
「毎月出す」というのは、シンプルです。
月末が締切なので。
実は、2020年にも毎月出そうと思っていました。
ただ、1、2、3月で挫折……。
その悔しい思いもあり、再スタートしたのが、2021年4月。
以降12冊、毎月1冊を出すことができました。
これも、毎月末を、絶対的な締切にしたからです。
自分との約束、締切は、守らなくてもいいもの。
ただ、守ることできれば、大きな成果・自信につながります。
「ぜひ、毎月出しましょう」と言いたいところですが、負荷が高いので、ご自身のペースでいいかと。
ただ、毎月だとわかりやすいですし、1年で12冊出せると思うと、わくわくしないでしょうか。
(しないかもしれませんが)
12冊出すなら、力を抜くことでもできます。
自分が書きたいことを書くこともできますし、1冊、2冊くらいまったく売れなくてもいいわけです。
その力を抜くことにより、
・本当に自分が書きたいこと、伝えたいことがわかる
・楽しめることが見つかる、つくれる
そして、
・意外なヒットになることがある
ということにつながります。
このブログを毎日書いている理由も同様です。
この1年、こういった本を出してきました。
4月 独立は楽ではないけど楽しめる
5月 税理士試験攻略本
6月 娘日記
7月 営業が苦手だけど独立しちゃった人のための営業入門
8月 ひとりしごとの時間術
9月 ひとりしごとのお金の使い方
10月 ブログのための写真入門
11月 独立後の趣味のつくり方
12月 娘日記Ⅱ
1月 プロカメラマンのための税金入門
2月 独立前に知っておきたい独立後のデメリット
3月 Odaiba-お台場
力を抜いて好きに書いた本も多いです。
(まあ、そもそもすべての本がそうといえばそうですが)
Kindle出版は、
・出版社の企画を通す
・編集者さんから声をかけていただく
ということがなくてもできるもの。
思い切って書いてみましょう。
締切をつくって。
通常の出版をやらないとダメ
ただ、一方でKindle出版と通常の出版の違いを改めて感じました。
通常の出版のほうが、
・売上の柱として成立しやすい(まとまった金額)
・企画、編集を通じて、客観的な評価・フィードバックをいただける
・出版社(編集者さん)との、より強力な締切効果
といったことがあります。
特にフィードバックは、非常に大きいもので、私が17冊の本を出版してきて、多くのことを学ばせていただき得てきました。
これは、Kindle出版では得られないことです。
理想を言えば、通常の出版を経験してからKindle出版をしたほうがいいでしょう。
ただ、通常の出版は、自分だけで決めることはできません。
Kindle出版は自分だけで決め、出すことができます。
通常の出版を待つだけではなく、Kindle出版を続けていきましょう。
自分の知識・スキルを1冊にまとめることによる効果は、Kindle出版であっても同じです。
マラソン(42.195km)に例えると、
・フルマラソンは、出版
・10km走れるようになるのが、Kindle
・5km走れるようになるのが、ブログ
という感じでしょうね。
Kindleが21km(ハーフマラソン)という感じでもありません。
Kindle出版に関しては動画を販売しております。
(4/1〜4/3 セール中です)
動画 Kindle出版セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ
動画のノウハウは、今でも使えますが、最新版をお求めの方は、セミナー要望または個別コンサルティングをご利用いただければ。
これまで、Kindle出版の直接的なサポートもお手伝いさせていただきました。
セミナー開催要望フォーム
個別コンサルティング
スキルはピンチで磨かれる
この1年、月末がピンチでした。
このKindle本で。
そんな中で、様々なスキルを身につけました。
・Kindle本出版(リフロー)
・Kindle本出版(固定レイアウト)
・パワポからKindle
・WordからKindle
・自分のコンテンツの洗い出し
・Kindle本のマーケティング
・未知の領域の開拓(スキル的にもメンタル的にも)
・自分のポジションの再確認
・Visual Studio Codeの使い方
・Adobe Premiere Proでの音声テキスト化のコツ
・パワポマクロ
・メルマガデータベースの活用
・Kindle化を視野に入れたセミナーのつくり方
・3万字前後のコンテンツのまとめ方
・セミナーと本、「話す」と「書く」の違いの出し方
・表紙づくり
・過去のコンテンツのまとめ方
・写真入りKindleの作成
ある程度のピンチ=負荷があってこそ、強くなれます。
それを改めて感じたこの1年でした。
Kindle出版は、売上がそれほどあるものでもありません。
(私は)
他の仕事をしたほうが効率的です。
ただ、得られるスキル、他の仕事への波及効果は確実にあります。
なによりも、本を出すのは楽しいものです。
ちょっとした売上とその楽しみがKindleの魅力。
ぜひ挑戦してみていただければ。
(くれぐれも通常の出版を目指しつつ)
■編集後記
昨日は、Zoomでのコンサルティング、打ち合わせを午前中に。
午後は、Kindle本の出版、名刺デザイン・作成など。
通常の名刺は使わないのですが、カメラマン名刺はあったほうがいい場面があるので。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
ラクウルで名刺発注
とある新企画打ち合わせ
オハナ
■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
昨日でお別れの先生(異動)がいて、帰りに挨拶を。
1歳からお世話になっている先生。
パパが泣きそうでした。
帰宅後は、ごはん、お風呂、ピアノとちゃんとこなして、カービィ。
2人で大きいゴリラを倒しました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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