源泉所得税のネット納付はe-Taxのソフト版とWEB版のどちらが便利?

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源泉所得税をネットで納付する方法は2つあります。
1つはソフトを使うもの、もう1つはウェブ上で行うものです。
これらを改めて比較してみました。
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e-Taxダウンロード版とWEB版の共通点

源泉所得税の納付は、毎月10日に行います。
従業員10人未満の場合、給料、賞与、税理士等の報酬に関する源泉所得税を、年2回(1月20日、7月10日)に納付することもできます。
(申請が必要です)

今月の10日はその納付日です。

通常、源泉所得税は納付書に手書きで金額を書いて、金融機関や郵便局で支払います。
手書きの手間もかかりますし、金融機関で待たされる時間ももったいないです。
税理士事務所側としても多大な手間がかかります。

その源泉所得税をネットで納付できるシステムがあります。
これを使うと、納税者側も税理士事務所側も便利です。

流れとしては、
・データを入力

・送信

ネットバンクで納付又はATMで納付、引き落とし
となります。

ネット納付には次の2つの方法があります。

 

1 無料ソフトをダウンロードして、そのソフトを使う方法

無料でできる「毎月の源泉所得税納付を楽にする方法」 » EX-IT | EX-IT

 

 

 

 

 

2 ウェブブラウザを使う方法

【決定版】e-Taxソフト(WEB版)を使って源泉所得税をらくらく納付する方法 » EX-IT | EX-IT

 

 

ソフトを使う方法(以下【ソフト】)、ウェブブラウザを使う方法(以下【ウェブ】)の2つの使い勝手を比較してみました。

 

 

相違点

1 Macで使えるかどうか

【ソフト】× 【ウェブ】○

【ソフト】は、Windows用です。Macでは使えません。
Macのみを使っている方は、【ウェブ】を使うしかありません。
私は、MacにWindowsをPararellsでのせていますので、そちらで使っています。

 

2 利用時間外に入力できるか

【ソフト】△ 【ウェブ】×

【ウェブ】は、ウェブサービスなのに、利用時間が決められています(^_^;)
原則として平日の8:30から21:00です。
この時間以外ではデータ入力もできません。

【ソフト】は、データ入力自体はいつでもできます。
ただし、データの送信は上記利用時間内にしかできません。
データ入力→送信という業務は連続してやった方が効率がいいので、実質的に利用時間内に使った方がいいでしょう。
大量に入力する際に、あらかじめデータを入力しておくという使い方はできます。

ネットにつながってなくても、入力できるのです。

 

3 コード入力の手間がないか

【ソフト】○ 【ウェブ】×

【ソフト】は、設定ファイルを選択することで、データ入力を開始できます。
このファイルにコードや暗証番号も入っているのです。
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【ウェブ】は毎回、ログインしなければいけません。
16文字のコードと暗証番号が必要です。
なかなか16文字のコードを暗記するのは難しく、コードをブラウザに保存することもできないため、別のメモを参照することになります。
この手間が大きいです。

 

4 インストール、更新の手間があるか

【ソフト】× 【ウェブ】○

 

【ソフト】は、ダウンロード、インストールの手間がかかります。

更新データがある場合、更新もしなければいけません。

【ウェブ】は、インストール、更新の手間がありません。

(初回に情報を登録する必要があります。)

 

 

 

 

e-Taxどちらを使うか?

1社のみ利用するならば、【ウェブ】でもかまわないでしょう。
税理士事務所の場合、複数のお客様の手続きを行うこともあるので、コード入力の手間がない【ソフト】の方が便利です。
私もこちらを使っています。
Macのみならば、【ウェブ】を使わなければいけませんけどね。

しかし、いろんな事情があるのでしょうが利用時間の制限はなくして欲しいものです・・・・・・。

 





【編集後記】
昨日は月初めの営業日だったので、自社の月次決算&請求書発行をやりました。
Excelで作った会計システム、請求書発行システムも改善を重ねていい感じになってきています。
毎月、ちょっとずつ変更を加えていくのが楽しみです(^^)

 

 

 

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