AIがチャットで質問に答えてくれるサービス(生成系AI)は、使いこなせない人もいるんじゃないかなと思っています。
私もそうです。
その理由を書いてみました。
※Bardの画面 by Sony α1+24-70mmF2.8Ⅱ
ChatGPT・Bing・Bardで効率化できるか
生成系AIといわれているChatGPT・Bing・Bard。
それぞれ、質問を入れると、答えを文章で生成して返してくれます。
たとえば、昨日の記事をそれぞれに聞いてみました。
あるかどうかわからない税務調査に向けて必要最低限準備しておくこと
ChatGPT。
いち早く登場した生成系AI。
無料で使えるGPT-3.5と有料のGPT-4があり、前者は速度重視、後者は精度重視です。
Bing。
そのChatGPTを同じしくみではあるのですが、最新情報まで対応しています。
(ChatGPTは2021年9月現在)
MicrosoftのブラウザEdgeで使える生成系AI。
Edgeでしか使えない時点で今ひとつではあります。
GoogleのBard。
試験運用中ですが、すでに無料で使えます。
スピードも速く、これだけでいいのでは?というレベルです。
こういったものを使いこなせるかどうか、効率化できるかどうか。
効率化はできないかなと思っています。
私自身もそうです。
使いこなすって感じではないかと。
ChatGPT・Bing・Bardを使いこなせない人
ChatGPT・Bing・Bardを使いこなせない人は、ITがどうのこうのということとは別に、ひとりで仕事をしている人ではないかと。
・人を雇っていない
・外注もしていない
という理由が、
・自分でその仕事をしたい
というポジティブな理由であるなら、AIは使いこなせないでしょう。
AIに任せるということですから。
出てきたものをそのまま使う、お客様に提供することができるならAIは便利でしょう。
人に任せるかのように。
先ほど挙げたそれぞれの回答をそのままブログに使うことはできません。
ありきたりな当たり障りのない、そしてネットによくある文章だからです。
ネットによくある文章から抽出してまとめているのがAIですから、当然のことではあります。
ブログを書くのが楽にはなるでしょうが、その楽をしてまでブログを書く意味がありません。
ミスマッチも起きるでしょう。
当たり障りないというのはそういうことです。
お客様からの質問を、ChatGPT・Bing・Bardに任せるということもできるかもしれませんが、私はそうしません。
私なりの回答の工夫がありますから。
人に任せないのも、同じ理由で、メールにCCに入れてもらう、回答の前にチェックしても解決しないものです。
AIの回答と同じ回答をしていたら、どのみちこの先食べていけません。
生成系AIには写真やイラストもあります。
これもネット上にはAIがつくったような写真、イラストが山程あるわけです。
それらを同じような写真を撮り、イラストを書いていたら、AIに任せられるでしょうが、そうでないなら任せられません。
このブログの記事の写真を誰かに頼んだり、買ったり、フリー画像を使っていない理由と同様です。
いくら楽であっても。
判を押したような、金太郎飴のような仕事なら、生成系AIを使いこなせるでしょう。
そうでないなら使いこなせない、むしろ生成系AIでは解決できない仕事をしたいものです。
特にひとりなら。
AIの回答に、私はイラッときます。
店頭やネットで、問い合わせたとき、質問したときの、決まりきった回答、感情がない回答そのものだからです。
それは人が回答しているものではあるのですが。
瞬時に出てくるとさらに……。
これも使いこなせない理由の1つです。
相談にももちろん使いません。
自分で決めるのが好きですから。
ただ、ChatGPT・Bing・Bardに、使い道はあります。
ChatGPT・Bing・Bardの使い道
プログラミング高速学習
ChatGPT・Bing・Bardは、プログラミングの学習には使えます。
別解が少ない、既存の組み合わせだからです。
実際、私が提供する講座でも活用しています。
Kindleも。
ChatGPTプログラミング入門
特にゼロからスタートする場合には最適です。
私がプログラミングするときも使うこともあります。
ただし、まったくのデタラメが出てくることには気をつけなければいけません。
検索、基本書との併用がおすすめです。
もしデタラメであっても、試してみればわかることなので、問題ないといえばありませんが。
どっちみち任せ切りはできないということです。
ChatGPT・Bing・Bardは、Excel学習にも使えます。
近々セミナー告知予定です。
(大阪でも講演予定です)
AIと自分の比較
ChatGPT・Bing・Bardの使い道として、AIとの比較があります。
AI=既存との比較です。
たとえば、自分が受けた質問を入れてみる、書こうと思っていることを入れてみるということをやってみましょう。
そこに出てくる答えが、ピッタリ一致しているということは……ダメということです。
この記事のタイトルを入れてみると、こう出てきました。
まあ、こう出てくるよねーと。
質問を工夫するということもある程度できますので、質問力は高めておいたほうがいいでしょう。
その鍛錬にも使えます。
これは検索時代でも同様でした。
新しい体験
独立している方(特にひとり)で、ChatGPT・Bing・Bardを今の時点で使っていないという方もいらっしゃるかもしれません。
僭越ながら申し上げると、もしそうならまずいかと。
ChatGPT・Bing・Bardは、間違いなく新しいもの。
こういったものを使う体験・感度は独立後に欠かせません。
使いこなせないとしても。
体験は、大きな武器となります。
すでにはじまっているとおり、ChatGPT・Bing・Bardを【使いこなし】、大量にありきたりな、当たりさわりのない情報が増えていくわけです。
その中で、食べていくには、どういう違いを出せばいいか。
そのために、ChatGPT・Bing・Bardなどを使っておくことが欠かせません。
ぜひ使ってみましょう。
すでに使っている方は、その次でしょうね。
「ChatGPT・Bing・Bardに質問して、たいしたことないや」で終わらず、「たいしたこと」を自らが生み出す、提供していきたいものです。
■編集後記
昨日は、早朝からスポッチャへ。
8時までに入れば、3人で3000円安くなるので。
カート、ボールプール、ゲーム、お絵かき、ビリヤード、カラオケ、ダーツ、卓球などを3時間楽しみました。
ランチは回転寿司へ。
合間にブログ、朝にYouTubeを。
夕方は3人ともぐっすりでした。
■1日1新→Kindle『1日1新』
スポッチャの卓球
娘、本格的にカラオケデビュー
Pixel 7a
■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
7時前に起き、7時半からスポッチャ。
なんとか起きれました。
「起きてなかったらかついでいって〜」と寝る前に言ってましたけど。
電動カートが楽しく、運転もうまくなっていました。
カラオケでは、UTAの新時代やAdo、鬼滅などを熱唱。
夕方は公園へ。
うんてい、かけっこの練習をしました。
かけっこはパパの秘策を。
夜はマリオ、カービィ。
合間にワーク、ピアノ。
井ノ上家は「よく学び、よく遊び」ですので。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
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新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
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【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方