「貴重品だけお持ちください」というような仕事はしたくありませんし、しませんし、おすすめしません。
サービスと責任のいいバランスを見出しましょう。
※貴重品を運ぶ(プールで濡れてパパのTシャツ) by Nikon Z9+70-180mmF2.8
「貴重品だけお持ちください」へのモヤモヤ
いや、おかしいよな
と思うことは結構あります。
その1つは、「貴重品だけ(お手元に)お持ちください」。
「貴重品は預けないでください」ということです。
いやいや、貴重じゃないもの持っていないし……と。
何かあったら責任を持てないからなのでしょうが、モヤモヤします。
先日は、こういったことがありました。
「荷物、預かれますよ」
「ただ、貴重品はお持ちください」
「置いておくだけで誰も見ないので」
と。
そのスタンスなら、荷物を預かることを申し出なくてもいいのになと思います。
貴重品じゃないから見なくていい、なくなってもいいということはないでしょうし、なくしてもいいものを持ち歩いていないでしょう。
そのときは、大きめのリュックに、
・Mac
・iPad
・レンズ3本
・その他ケーブル、フィルター、モバイルバッテリー
など、買った金額でいえば総額50万円以上持ち歩いていました。
リュックに何も入っていないとしても、リュック自体がなくなったら困ります。
(5万円ほど)
サービスと責任のあり方は、サービスを提供する側として考えておきたいものです。
サービスと責任
すべてのサービスで責任を背負わなければいけないわけではありません。
限度はあります。
ただ、責任をまったく持たないなら、そのサービスを提供すべきではないでしょう。
よくみかける節税(脱税に近い)コンサルタントも……。
前述のように、誰も見ないけどそれでいいなら預かるよというのは、そもそも「預かる」というサービスではありません。
さすがに私は一言申し上げました。
まあ、こういうことするとうるさいおじさんになるのでしたくありませんが、自分もサービスを提供する側として、疑問が怒りになることもあります。
普通に「お預かりします」でいいのでは?と。
それを人がいるところや鍵がかかるところ、カウンターなどで預かれば済む話です。
そうしているところもあります。
責任を持たなすぎもよくなく、責任を持ちすぎもよくないものです。
一見、責任を持つようでそうではないことも含めて好ましくありません。
絶対、確実、誰でもかんたんに、というのはありませんから。
貴重品の例だと、「お預かりします」とだけ言って放置するような。
(「誰も見ません」というのはある意味正直でいいといえばいいのですが。プロとしてどうかはともかく。)
「何かあったらどうしよう」と、サービスを軽くすることもしたくないものです。
新しいサービスも提供できず、差し障りのないものしか扱えないと、違いもつくれません。
ひとりだから責任を持てるということもあります。
自分がするのですから。
誰かに任せると、差し障りのないサービスにせざるを得ません。
貴重品の例でいうと、自分が預かるなら責任は持てるはずです。
データの管理やお預かりする資料も。
その意味では外注なんて怖くてできません。
また、お客様が少ないから責任を持てるということもあります。
お客様、仕事量が多いと目が届かなくなりますから。
貴重品の例でいうと、預かる荷物が少なければ対処できます。
独立後は自分でサービスを提供し、責任を負うもの。
そのさじ加減を調整していきましょう。
気をつけるべきは、「みんな」「前から」です。
「上から」「みんな」「前から」からの脱却
「貴重品だけお持ちください」は、上(上司、社長など)から言われていることでしょう。
責任を取らなきゃいけませんから。
独立後は、この「上から」がなくなります。
その他にサービスを縛るのは、「みんな」「前から」。
みんな=同業がやっていれば安心、前からやっていることなら安心ということに甘んじてしまうと、新しいことはできず、違いをつくることはできません。
「貴重品だけお持ちください」もみんなが言っていることですし、前からやっていることです。
独立後は、その「みんな」「前から」に疑問を持つことからはじめましょう。
貴重品の例以外にも、これっておかしくない?ということは山ほどあります。
その疑問に感じることが、独自性をうみます。
「みんな」「前から」を捨てましょう。
■編集後記
昨日は、引き続き南紀白浜。
早朝仕事をし、朝から海→ホテルのプール→ランチ→買い物して、午後の便で帰ってきました。
海とプール、それぞれの楽しみがあります。
ランチは、生かげろうを。
帰宅後、18時から自宅近くのカフェで出版の打ち合わせ。
カバーデザイン、新刊についてでした。
■1日1新→Kindle『1日1新』
福菱 Kagerou Cafe
ホテル シーモア インフィニティプール
■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
朝から南紀白浜の海へ。
波がちょっと多めだったので砂山づくりがメインでした。
その後、シャワー、チェックアウトしてプールへ。
「海とプール、一緒じゃん」と言われましたが、行ったら行ったで楽しんいました。
泳ぎやすいですし。
ランチでは生かげろうと、たまごサンド。
たまごサンドもおいしく、ふわふわでした。
市場で松阪牛肉まんを買い、機内で。
おいしかったようでもぐもぐ食べていました。
■著書
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