Apple Vision Proを経費にするには【減価償却】

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Apple Vision Proを経費にする場合、どう経理にするか。
まとめてみました。

※Apple Vision Pro by Sony α1+70-200mmF2.8Ⅱ

モノを買ってもすぐ経費にできない

独立後、なんでもかんでも経費にできるわけではありません。
「仕事に使うかどうか」がその条件の1つです。

ただし、仕事で使うモノ(道具、機器など)を買っても、すぐには経費にできない場合があります。
青色申告かつ法人なら資本金1億円未満その他の要件を満たしている場合、30万円以上のものは、すぐには経費にできません。

基本的に、モノ=資産は、「長く使う」という前提があり、そうであれば、買ったときにすぐ経費にするのはおかしいという考え方です。
その使う期間に応じて経費にします。
これが減価償却と言われるものです。

減価償却をするとして、何年で経費にするのか。
それが明確に決まっているモノもあります。

何年で減価償却するか

何年で減価償却をするかは、法律である程度決まっています。
これは1年しか使えないから1年、2年ぐらいだから2年というわけにはいきません。

こういった表で、年数(耐用年数)が決まっているのです。

パソコンは、4年、カメラは5年というように。
(前述のとおり、30万円未満なら1年で一括して経費にできます)
タイプライター……電子計算機……。

ただ、この表にないものは別途判断が必要です。
スマホ、タブレットもありません。
30万円未満なら問題にならないのですが、もしそれ以上なら、何年で減価償却をするかを決める必要があります。
円安、原材料の高騰などから、30万円を超えるものも増えているでしょう。

Apple Vision Pro(599,800円)のを経費にするときにはどう考えるべきか。
まとめてみました。

Apple Vision Proを経費にするには

Apple Vision Proは最新のものですので、さきほどの表にはありません。
スマホ、タブレットもないのですから。

じゃあ、何に該当するか。
カメラでも映写機でもありません。
その機能はありますが。
かといってその他に含めるのも……。

Apple Vision Proで何ができるのかで、考えましょう。

・メールができる
・Excel、Word、パワポが使える
・Zoomができる
・Keynote(プレゼンソフト)が使える
・メモできる
・スケジュール、タスク管理できる
・文章を書ける
・Macのディスプレイになる
といったことができます。

同様のことができるものとして、思い浮かぶのはパソコン。
Apple Vision Proを減価償却する場合も、パソコンに準じて4年としておきましょう。

電子計算機という部類に入れるのが、なんか嫌ですが……。

599,800円を4年で減価償却する場合、法人であれば定率法という方法で計算します。

1年目 299,900円、2年目 149,950円、3年目 74,975円……という計算をします。
(フリーランスの場合、通常定額法という方法で、均等に減価償却します)

ただし、この減価償却費は、
・使ったときから
・月割
という注意点があるので気をつけましょう。

箱に入れたままだと厳密には、経費になりません。
月割なので、6月決算で、6月にApple Vision Proを買っても、1ヶ月分の24,991円しかこの決算では経費にならないのです。

トータルでは経費にできる金額は一緒ですけどね。

そして大前提として、経費にする要件である
・理由
・証拠(レシート等)
は準備しておきましょう。

理由は、いざ税務調査があったときには、Apple Vision Proがどういうもので、どう仕事に使っているかという言語化が必要です。
税務署のすべての方が、Apple Vision Proをご存知とは限りません。
どう使っているかを見せることも難しいものです。
Apple Vision Proをかぶっている人だけに見える世界ですので。
(貸すのもちょっと……)
映像を見せるだけなら共有はできますけどね。

証拠よりも理由が大事だったりします。

パソコン、スマホその他のモノも同様の考え方です。



■編集後記
昨日は、引き続き宮崎。
家族で海水浴場へ。
冷たかったのですが、なんとか泳げました。
YouTubeも現地で収録。
実家に戻ってランチして、母の買い物に行き、
夜の飛行機で帰ってきました。

月初だったので自社の6月の数字をまとめたり、週刊メルマガを書いたり。

1日1新Kindle『1日1新』

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
海開きしていた海水浴場へ。
貸切状態で、娘は浮き輪で水に入ったり、砂山をつくったり、波と遊んだり。
戻ってから、ランチして、ばぁばとパパと買い物。
ばぁばへはハイビスカスをプレゼントしました。
そして、夜の便で帰宅。
ぐっすり寝ていました。

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