電話の効率化の歴史とその限界

電話も、この半世紀、進化してきた歴史があります。
ただ、その限界を超えていません。
だから使っていないのです。

※ひさしぶりに見たタウンページ by Sony α1+100mmF2.8

電話の進化

私は1972年生まれ。
2024年には52歳。
半世紀を生きてきました。

生まれたころには電話があり、物心ついた頃には電話があった時代です。
3つの下の妹が電話で遊んでいたら、警察が飛んできた(110番を回した)のもいい思い出です。
当時は、黒電話でした。

冒頭の写真のように、タウンページやハローページを見て電話番号を調べたり、分厚い電話帳を見たりしないと電話番号がわからない時代。
今から考えると、相当の手間です。
電話番号を聞く104番なんてありました。
今もあるのかと調べてみると、2026年3月31日にタウンページとともに廃止されるそうで。
てか、まだ続けるんかい!と思いますが。

その後、子機ができ、電話番号を電話に保存できるようになり、相手の電話番号がわかったり、留守番電話が出てきたり。
公衆電話から自宅にかけると留守電を聞くこともできました。

ポケベルもありましたが、私は使ったことがなく。
かなり飛んで、1996年頃、PHSを真っ先に買ったりしました。
当時就職浪人中で、簿記の学校に通っており、こういうのは昔から速かったです。
(PHS登場は、1995年とのこと)

PHS、携帯電話で、どこでも電話をかけることができたり、メールをしたり。
メールも、PHSのときは、カタカナで20字制限でした。

そして、スマホ。
もはや電話の域を超えました。

さらにAIで音声認識をし、テキストに変換することも。
私も使っています。
(役所関係は電話ですから)

ソフトバンクは、電話の予約(せざるを得ず)をすると、その時間、自動的に電話がかかってきて、番号をプッシュすると手続が終わるなんてものがありました。
人は関わっていません。

ただ、こっちの手間はありますけどね。
ネット上でいいやんと。

このように進化してきた電話。
やはり効率化上限界はあります。

電話による効率化の限界

電話の限界は、相手の状況がわからないこと。
AIが進化して相手が電話ととれる状況ならかかり、そうでないなら、その状況になったらわかるということができるかどうか。
難しいでしょうね。

たとえば、今私は新宿御苑のコワーキングスペースにいます。
ブログを書いているところです。
iPhone 16 Proは手元にあります。
AIだと、これをどう判断するか。
電話をかけていいと判断するでしょう。

その判断は、間違っています。
ここで電話を取りたくないですから。
コワーキングスペースのルールで、電話はテラスでとあります。
無駄に広いスペースが。

今、写真を撮りました。

外ですぜ、暑いのに。
まあ、電話しないからいいのですが。

お一人、電話がかかってくるたびに外に出て大変そうです。
ここは、建物のつくりが甘く、誰かが歩くと、ミシミシいいます。
電話がかかってくるたびに……。
このコワーキングスペース、2回目はないかなー。

電話は、声を出すからこういうことになるのです。
メールやチャットなら席に座ったまま、エアコンが効いたところでできますから。
(かといって席でZoomはなしですね。Zoomの相手も落ち着きませんし)

もし電話が進化して、声を出さずに脳内で唱えたものが相手に声で届くなら、どこでも電話はできるでしょう。
しかしながら、そんなものいるでしょうか。

メールでいいやんと思うのです。
相手の状況にかかわらず送ることができますし。
なんといっても声を出さなくていい、迷惑にならないのです。

もちろん、会話したほうがいい場合もあります。
それならZoomか、会えばいいかなと。
LINE電話もありますし。

「電話」は顔が見えないというデメリットがありますから。
見えないほうがいいとこもあるでしょうが、それならメールやチャットでいいでしょう。

人類の叡智を、これ以上電話の進化に使わなくていいのではないでしょうか。
その一方で、限界がある電話から離れるようにしたいものです。
私は完全に離れています。
だから効率がいいのです。

電話から離れるには

電話をなくすのは、電話しか使わない方と離れるしかありません。
私は、電話で仕事の依頼を受けていないので、そこで一線を引いています。
仕事は失っていますが、しかたありません。
電話から離れるために。

私自身も電話は使いません。
話したいなら、前述のように、Zoomの予定を入れるか、会う機会を設けます。

電話でしか予約ができないところは、原則として予約しません。
人間ドックで電話予約のみのところがありましたが、今後はやめます。

これくらいの覚悟がないと、電話から離れられません。
コロナという大きな刺激があっても、仕事のやり方は変わらず、一時的に変わっても戻っています。

スマホで電話をしている人を、毎日見かける日本。
効率がいい、生産性が高いわけではありません。

例外としては、電話で指示する立場の方は、効率がいいかもしれません。
その電話をほぼ確実にとってもらえるなら。
ただ、受けるほうは……。
思いつくたびに電話があったら、大変です。

履歴を残したくないから電話という事情もあるんでしょうけどね。
今や電話も録音してテキストにできますし、意味がないような。

電話があったら効率化できないわけではありません。
「お互い」がよければ電話を使ってもいいかと。

ただ、電話がないと効率化できる可能性は高まります。
私は、
・電話をかけて出ていただくのを待つ
・電話で保留になる(無駄に大きい音楽が流れることも)
・電話をかける、受けるために場所を選ぶ
・マナーモードにしていても振動で気になる
・着信がたくさんあるときのモヤモヤ
・復唱されるときの時間の無駄
・聞き直す手間
・通話がとぎれるストレス
などといったことが一切ないので効率的です。

ただ、電話をなくすため、こういったことは欠かせません。
・Zoomの時間、会う時間をつくる
・メール、チャットでのテキストコミュニケーションスキル
・「電話したほうが速い」を圧倒的に否定できるくらいのタイピングスピード
・メール、チャットへの対応スピード(これらが遅いから電話になる)
・電話がかかってきても出ない覚悟
・電話→メール・チャットに変えていただく勇気
・電話問い合わせがなくても、仕事の依頼をいただけるだけの信頼性、営業の精度。
→電話番号がないと信頼できないという考えもまだあります
・電話だけの方とは関係性を断つ覚悟

電話をなくすことと、こういったことがセットで、効率化につながります。

 



■編集後記
昨日は、セミナー準備や税理士、撮影した写真の整理・納品など。
午後からスタバ→プールへ。
プールは、50mずつフォームを確認しつつ。
9月末は村上トライアスロンです。

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■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
意外と?煮物が最近好きで、昨日の夕食でも喜んで食べていました。
葉物は苦手ですが、れんこんやにんじんは好きです。
夜は、一緒にソードアート・オンラインの劇場版を。