「売上がない」と「お金がない」の違い

独立後、「売上がない」と不安になるものですが、「お金がない」とは違うことを認識しておきましょう。

※お金を預ける銀行(盛岡ラン中) by  Sony α7SⅢ+20-70mm F4

売上がないと不安

独立後、売上がない、または少ないと不安になるでしょう。
私もそうでした。
昔は。

安定した給料がなくなる独立後。
売上=給料と考えると、売上がないということは給料がないということ。
ゆゆしき事態です。

売上がないと、自分が世の中から忘れられた、誰にも必要とされていない……とますます落ち込んでしまいます。
(私もそうでした)
ときには、独立前に戻りたい、どっか雇ってくれないだろうかと思うことも。
(私はそう思いませんでした。それほど独立前が嫌だったので)

ただ、「売上がない」が本当に大変なことかどうかは今一度考えてみましょう。

売上がなくてもお金があれば

仮に売上がなくても、お金を持っていれば食べてはいけます。
100万円の貯金があれば、売上が0でもなんとなるわけです。
もちろん、ずっとは続かないので不安がゼロということではありませんが。

独立当初はなおさら不安が広がるでしょう。
ただ、独立してしばらくたち、「食べていける」状態になったら、お金は多少あるものです。
そんなとき、売上がちょっと減る、ときにはなくなっても、必要以上に焦ることはありません。

そこで焦って、
・利益が薄い(手数料がかかる、宣伝費がかかる)仕事を受ける
・安く仕事を受けてしまう
・自分の軸に反した仕事を受けてしまう
などといったことをしてしまうと、お金以上に失うものがあります。

もちろん、売上が1年ないという状況だと、しんどいでしょうが、月の売上がちょっと減るというくらいだと、焦らないようにしましょう。
「売上がない」と「お金がない」は違うのです。

「売上がない」を怖がらず

「売上がない」ということがあっても(売上が減ることも含めて)、お金があれば、どんとかまえておきましょう。
(もともとお金がある場合も含みます)
別に売上を増やさなくてもいいのです。
上場企業じゃないのですから。

ただ、周りのプレッシャーや、自分の思い込みから、売上を増やしがちです。
お金はもうあるのに。
通常、売上を増やすと仕事が増え、時間がなくなります。
特にひとりだと。

いいじゃないですか、売上が少なくても、仕事が少なくても。
お金があって、時間もあって楽しめれば。

経済成長というものに巻き込まれる必要はありません。
もう独立しているのですから。

そして、売上がなくてもあわてないように、手元のお金は増やしておきましょう。
焦ったら負けです。
望む生き方に向けて、たんたんと歩んでいきましょう。

じゃあ、どうやってお金を増やすか。
・利益率が高い仕事を選ぶ
・時間がかからない、またはそれほどかからない仕事をする
・無駄な固定費を使わない
といったことがおすすめです。

「売上が10万円で利益が1万円の仕事」と「売上が5万円で、利益が4.5万円の仕事」だと、後者のほうを選びましょう。
そういった仕事はあります。
売上至上主義だと、前者を選びがちです。

独立後は、売上コンテストではありません。
ましてや仕事量コンテストではないのです。

時間がかからない、いわば仕事の時間利益率も考えましょう。
たとえば、動画販売は時間利益率が高い仕事です。
Kindle出版、YouTube、ブログ売上も。

固定費とは、売上が0でもかかる経費。
もちろん必要ならかけてもいいものです。
そうでなければ、常識にとらわれず、なくしていきましょう。
オフィス、外注費、人件費といったものです。
サブスクリプションにも気をつけましょう。

勉強代(セミナー、コンサルティングなど)も、下手に固定費になることもあります。
気をつけたいものです。

「売上がない」「売上が少ない」というのはゲームオーバーの条件ではありません。
「お金がない」とゲームオーバー。
その違いを分けて考えて、焦らないようにしましょう。

 



■編集後記
昨日は、引き続き大阪。
早朝はラン、会食。
会食もグラングリーン大阪も楽しみました。
その後、新幹線で名古屋へ。
名古屋到着後、弁当を食べつつ、税理士業入門・営業入門セミナーを開催。
その後、懇親会まで楽しみました。

1日1新Kindle『1日1新』
グラングリーン大阪
koko head cafe
名古屋 高島屋 蔦茂

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
朝大阪でLINE電話、昼セミナー会場からLINE電話を。
仕事場を見せておこうかなと。
工作に夢中だったようですが。