写真を撮るのに、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)という選択肢はどうか。
ご質問いただくことも多いので、記事にしてみます。
※昔買ったコンデジ(カシオ) by Nikon Zf+50mmF2.8
コンデジのメリット
コンデジとはコンパクトデジタルカメラ。
レンズを交換できるミラーレス一眼と違い、レンズを交換できません。
そのかわり、
・小さい
・軽い
・安い
という特徴があります。
カメラを買ってみたいという方からの相談で、コンデジについてのものもありました。
私はコンデジだったら、スマホかカメラかなと思っています。
その私もコンデジを使っていました。
今は、使っていません。
コンデジを使わなくなった理由から書いてみます。
コンデジを使わなくなった理由
コンデジはちょいちょい買っていましたが、再び買ってみたのが2019年6月。
リコーのGRⅢを買いました。
当時、Sonyのミラーレス一眼α7を持っていましたが、コンデジの小ささ・軽さ・安さにひかれたのです。
なぜコンデジを買ったかというと、当時、交通事故で骨折し、3ヶ月の入院をしていて、車椅子か松葉杖。
88日間の入院。ひとりしごとで、いざというときに備えてやっておいてよかったこと
退院しても普通に歩くのは難しい状態でした。
そんな中、大きくて重いカメラは持てません。
でもカメラは欲しいなーと。
カメラを今ほどやっていなかった理由は、トライアスロンという趣味があったからです。
お金も時間も使い、カメラを持ちながら歩くのはしんどいので、スマホで写真を撮ることを選び、カメラからは離れていました。
ただ、交通事故にあい、3年は走れないということになり、そのお金と時間をどう使うかと考えたとき、選んだのがカメラだったのです。
その一環で、コンデジを買いました。
(3年後トライアスロンを復活し、カメラ熱もあり、結局、両立しています。なんだ、できるじゃんと……)
当時2歳の娘が持っているのがそのコンデジです。
入院時の一時外出で行ったサンシャイン水族館。
外で歩く練習のために、理学療法士さんと行った代々木公園。
コンデジなら、松葉杖、車椅子でもなんとか使えます。
そのコンデジを気に入ってはいましたが、カメラをやるならもっと思いっきりやりたい!と考え始めました。
九死に一生を得た交通事故にあったこともその後押しとなっています。
カメラで憧れていたのはLeica。
ただ、値段からして、さすがにないなと……思っていたら、Leicaにもコンデジがありました。
これなら!と買ったのが、Leica Q。
そのときGRⅢ、α7は下取りに出しました。
何かを買うときに妻に相談をしないのですが、このときは、「Leica買おうと思うんだけど」と一言。
それくらいの重みがありました。
その相談をしたカフェ(銀座のエクセルシオール)にて、GRⅢで撮ってもらった写真。
まさにマップカメラで注文しているところです。
Leica Qは、さらにすばらしく、愛用していました。
が、Leicaのミラーレスも欲しい……となり、47歳の誕生日(2019年12月18日)にマップカメラへ。
その場で、3年ローンを組んで買いました。
Leica Qは下取りに出して。
妻には帰ってから見せました……。
というわけで、コンデジを使わなくなったのです。
その後は、SIGMA→パナソニックと天邪鬼で攻めていき、やっぱりと、Sony、Canon、富士フィルム、Nikonと試して、今はSony、Nikon、Leicaを使っています。
「沼じゃん!」と思われるかもしれませんが、「沼」はある意味いいことかと。
熱中できることを見つけることができた人生に悔いはありません。
バカじゃないのと思われようと。
新メルマガ(12月創刊)は、そういった話を多めにする予定です。
「仕事に関係ないんですけど」を大事に
こういった経由を経て、コンデジならスマホかミラーレス一眼じゃないかなと思っています。
コンデジかスマホかミラーレス一眼か
コンデジを使っていたときに、「もっと大きいカメラでもいいのでは?」と感じました。
なぜなら、コンデジは、小さいとはいえ、スマホのように薄くないからです。
ポケットにはなんとか入らないことはないのですが、厳しく。
どっちみちポケットに入らないのなら、もっと大きくてもいいのでは?
ストラップをするならなおさらと考えたのです。
その後、使いつついろいろ調べていると、コンデジは、その小ささと軽さと安さの代償があります。
センサーサイズです。
カメラのセンサーサイズは、一般的に、大きいものから
・フルサイズ
・APS-C
・マイクロフォーサーズ
・1インチ
・1/1.3など
といったものがあります。
コンデジで、フルサイズのものもあり、それが前述したLeicaQ。
当時、中古で42万円ほどしました。
現状もその後継機が出ています。
その次のセンサーサイズのAPS-Cのコンデジは、前述したリコーのGRⅢや富士フィルムのX100Ⅵがあり、これらも16万円、29万円。
安くはありません。
1インチのコンデジもありますが、多くはそれより小さいサイズ。
iPhoneだと、1/1.3というセンサーサイズです。
もちろん、センサーサイズがすべてではありませんが、カメラの大きな要素の1つ。
センサーサイズが大きいと、明るく、きれいで、
コンデジを選ぶ上で、特に安さを求めるなら、そのセンサーサイズはあきらめなければいけません。
スマホの進化も考えると、センサーサイズがそれほど変わらず薄くて小さくスマホがいいのではないでしょうか。
安いわけではありませんが、スマホを買えば、それ以上の支出はありません。
コンデジよりも、ミラーレス一眼が優れているのは、
・センサーサイズ
・持ちやすさ
・レンズ交換ができる
・ファインダー
・メーカーが力を入れている
というところです。
持ちやすさも大きなメリットで、小さいと意外と持ちにくいもの。
ミラーレス一眼のほうがグリップもあり、持ちやすい場合も多いです。
(大きいコンデジもありますが)
レンズ交換ができるというメリットもあります。
・遠くを撮る
・広い範囲を撮る
・ボケをつくる
・暗いところで撮る
・近くのものを撮る
など、用途に合わせて選ぶことができるのです。
コンデジだと、
・ズームできないけど写りがいい
・ズームできるけど、写りは多少犠牲に
というパターンになります。
そしてファインダー。
窓から被写体を見て、集中して撮ることができます。
日が照っているところでも見やすいのもポイントです。
コンデジでもファインダーがあるものがありますが、ミラーレス一眼のほうが、いいファインダーが使えます。
最後に、メーカーが力を入れているのは、ミラーレス一眼。
コンデジは2024年に発売されたものもありますが、やはりそれほど力が入っていません。
スマホもあるからでしょう。
とはいえ、ミラーレス一眼は安くありません。
今だと、フルサイズなら本体とレンズを1つ買ったら、30〜50万円になります。
それでも、スマホと違うカメラを使いたくなったら、コンデジにいかず、ミラーレス一眼のフルサイズでいいかと。
(軽さ、小ささの観点からAPS-C、マイクロフォーサーズもアリですが)
・Sony α7Ⅳ、α7cⅡ
・Canon RP、R6
・Nikon Z5、Z6Ⅱ、Z7
あたりでしょうね。
■編集後記
昨日は朝から実家宮崎へ。
到着後、書類を整理しつつ、母と法務局へ。
無事手続きが終わりました。
法務局は、事前にオンライン相談ができるのが便利でした。
税務署もやればいいのにと思いますけどね。
夕方はランして、買い物して夕食。
あじの刺身や鶏のたたきを。
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朝は一緒に出て、パパはコンビニでメルカリの発送を。
その後空港へ。
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