ちょっと早いのですが、『50代からの選択』という本を読み、いろいろ考えることがありました。
50代
今回、読んだのは、大前研一さんの『50代からの選択ービジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか』という本です。
大前さんの本は、根こそぎ読んでいますし、最近また読み直しています。
ただ、この本は『50代』というタイトルでしたので、読んでいませんでした。
私は39歳なので、今の段階でもちょっと早いのですが、今年40歳になることもあり、次の10年を考える上で読んでみたくなったのです。
50代でやるべきこと
本書によると、
”30代は仕事における旬の季節、50代は残りの人生について考え、行動を起こす旬の季節”
ということです。
「残りの人生について考え、行動を起こす」というのは、40代でも早すぎると言うことはないと思っています。
その「行動を起こす」ためには、リセットが必要だとのことです。
50代になると、過去の知識や経験が染みついてしまいます。
一度リセットして、残りの人生について考える必要があるのことでした。
”リセットというのは、僕の中では前に進むために欠かせないプロセスで、変なものをいつまでも追っかけるより、ずっと建設的なことなのである。”
これは会社員だけではなく、経営者やフリーランスにも必要だと思うのです。
ビジネスが軌道に乗り、会社が大きくなると、それまでの延長線上を進んでしまいがちでしょう。
一度、どこかでリセットすべきというのは50代に限らず常に言えることではないでしょうか。
仕事を変えるというわけではなく、プライベートにやることを変える、住む場所を変える、考え方を変えるなど様々な方法があります。
仕事以外のことも重要
大前さんは、50歳でマッキンゼーを退職し、さらに活動の場を広げています。
その激務をこなしながら、世界中を飛び回り、休日はオフロードバイクやジェットスキー、スノーモービル、クラリネットなどを楽しまれているそうです。
人生をどう楽しむかを考えると、やはり仕事以外のことも重要になるのでしょう。
”最後の瞬間のために重要と思えるもの、これをやっておかないと老後の楽しみが減るよな、というものは「能動的行動」のプラスカテゴリーに入れて精を出す。あんまり重要ではないよな、と思えるものは、頼まれたらやる、しょうがないからやるという「受動的行動」のマイナスカテゴリーに入れている。”
”やりたいと思っていることがあるなら、やりたいと思っている今が旬である。先送りする理由など何もない。定年後に、それをやって楽しいかどうかわからない”
私がトライアスロンをはじめたきっかけは本田直之さんです。
もっとさかのぼると、その前に、大前さんの別の本で「休日も楽しんでいる」のを知ったことがきっかけといえばきっかけでした。
スポーツや旅行は、年齢とともに楽しみ方が違ってきますので、なおさら先送りする理由はありません。
「時間がない」というのは理由にならないでしょう。
”「そんなこと言われても、仕事が忙しくて時間がとれない」というのは、言い訳にすぎない。忙しい、忙しいと言っているサラリーマンでも、ダラダラとテレビを見ていたり、ごろ寝をしていたりで、案外ムダな時間を使っている。こういう時間をリストラすれば、必ず好きなことをやる時間は捻出できるはずだ”
20代・30代前半だとぴんとこないかもしれませんが、30代後半であれば、得るものが多い本かと思います。
昨日はアポをいれず、自社の月次決算や月初の業務に集中。
夜は軽く泳いで、軽く走って、体のメンテに行ってきました。
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