本田直之さんの新刊『会社で不幸になる人、ならない人』でExcelに関する記述がありました。
『会社で不幸になる人、ならない人』
『会社で不幸になる人、ならない人』は、会社員の幸・不幸の分かれ目を「36個の勘違い」としてまとめた本です。
たとえば、
・バリバリ社員は徹夜して仕事する
・名刺がなければ仕事にならない
・スマートフォンなんて必要ない
などといった項目があります。
”エクセルは秘書にやってもらえばいい”は勘違い
この本の目次を読んでいるときに注目したのが、”エクセルは秘書にやってもらえばいい”という勘違いでした。
「お、Excel(エクセル)が話題になっている」と自分のことのようにうれしかったのです(^^)
ライフスタイル、考え方など、本田直之さんにはかなり影響を受けていますからね。トライアスロンやMacも本田直之さんがきっかけです(^^;)
”私が唯一「これだけはできたほうがいい」と思うPCのスキルがあります。それは「エクセル」を使いこなすこと。エクセルが使えないと、ビジネスパーソンとしての成長にブレーキがかかってしまいます”
とExcelが紹介されています。
”無理に数字に強くなろうとする必要はないのですが、少なくともエクセルを使って数字を分析する、という基礎能力は備えておくべきです。”
”今現在取り組んでいる仕事を数字で把握する、科学的に分析することは、ビジネスパーソンにとって絶対に必要なスキルです”
Excelは、自由度が高いソフトです。
自分なりに考えながら、数字を分析することもできます。
会計ソフトや経営分析ソフトでは、かんたんに数字が出てくる反面、数字に対する理解が進みません。
私自身、昔から新しい税制や会計知識を身につけるためにExcelを活用しています。
法律を読むだけなく実際に具体的な事例で考えると、より効果があるのです。
会社によっても、経営者によっても、知りたい数字、必要な数字は異なります。
自らが分析できるスキルを持っていた方が好ましいでしょう。
高度なスキルは必要ありません。
興味のある数字(種類別売上、担当者別売上など)を並べるだけでも効果がありますし、加工するために加減乗除(+、ー、×、÷)、簡単な関数などの知識があれば十分です。
さらには、「考えること」「分析すること」に集中するためにより効率のよい操作方法を身につけておくとなおいいでしょう。
もちろん、秘書をはじめ、他の人にやってもらうのも方法の1つです。
私もその役割を担っています。
会社には、すばらしいデータがある
会社には、分析する価値のあるすばらしいデータがあります。
販売データ、会計データなどいくらでもデータをとることができます。
本書にもこういった記述がありました。
”本当はより実用性の高いデータを出せるにもかかわらず、エクセルを使いこなせないためにありきたりのデータで満足し、自分の会社の問題点にも気づかない、という経営者が多く存在します”
通常、データはこのように合計された形で、経営者の目の前に出てきます。
いわゆる「試算表」と呼ばれるものです。
「試算表」からも読み取れることはありますが、やはり”ありきたりのデータ”でしかありません。
もともと「試算表」は、われわれや経理担当者といったプロが数字を合わせるために使う表ですからね(^^;)
昨日の午前中は、経理アウトプット講座の講師をつとめました。
経理担当者向け講座で、今回で7回目です。
次回は12月14日(金)にリニューアルして開催します。
■著書
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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