Excelで源泉所得税の納付書をつくるよりも、ネット(e-Tax)をつかったほうが楽

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「Excel 源泉所得税納付書」「エクセル 源泉納付書」「Excel納付書」という検索で、当ブログにお越しいただいているケースがあります。
Excel好きな私も、Excelでは納付書を作っていません。国税庁のネットサービスe-Taxを使った方が楽だからです。

 

源泉所得税の納付書

源泉所得税は、給料や報酬を支払ったときに納付するものです。
給料、賞与、税理士等の報酬を支払っている場合は次のような納付書を使います。
支払った日の翌月10日が期限です。

従業員が常時9人以下の場合は、特例で半年に1回納付します。
(事前の届け出が必要です)
その場合は次の納付書を使います。

 

これらの納付書は、
・税務署から送られてくる(届出書を出していれば年末調整の資料に同封されています)
・税務署に取りに行く(たいていの場合、税務署名が印字されているため、所轄の税務署の方が好ましいです。税務署によっては白紙の納付書があったり、近隣の税務署名が印字された納付書があります)
・税務署に書面で取り寄せる(「源泉所得税の納付書を○部送ってください」と簡単に書いた紙と返信用封筒・切手があれば大丈夫です。税務署によっては電話だけで取り寄せられるケースもありますが、たいていは返信用封筒が必要です)
・金融機関で入手する(納付書がおいてある金融機関もたまにあります。)
などといった方法で手に入れます。

正直、非常にめんどくさいです。
今の時代、決まった様式の紙がないと手続きできないというのもおかしいでしょう。
ネットでダウンロードできればいいのですが、現状はできません。

 

 

Excelで納付書をつくる

「Excelで納付書をつくれば、数字も入力できて楽!」と思うのも当然です。
Excelで同じようにつくれないことはありません。
本来の納付書は、3枚綴りですので、この場合も3枚単位で作る必要があります。

ただ、金融機関によっては、所定の用紙でないと受け付けないところも多いです。
現に他の税金の納付書は却下されたケースもあります。

Excelで納付書を作ったとしても、その納付書を持って金融機関に行き、納付しなければいけません。
金融機関に行く時間、待ち時間が毎月(又は半年に1回)かかるのは、非常に大きなロスでしょう。

 

 

ネットを使ったほうが楽

Excelで納付書を作るよりも、ネットサービスを利用して納付した方がかなり楽です。
金融機関に行かなくても、ネットバンクで納付できますし、ネットバンク契約がなくてもATMで納付できます。
(住民税の納付もある場合はいずれにしても金融機関に行かなければいけないのですが)

詳しくは以前の記事を参考にしていただければ。

税理士がe-Taxをしていなくても会社側だけの手続きで大丈夫です。

無料でできる「毎月の源泉所得税納付を楽にする方法」 » EX-IT

e-Taxソフト(WEB版)を使って源泉所得税をらくらく納付する方法 » EX-IT

源泉所得税のネット納付はソフト版とウェブブラウザ版のどちらが便利? » EX-IT

動画もあります

「所定の用紙」という考えはもう捨てるべきでしょう。
この納付書を印刷するにもコストがかかっています(利権も絡んでいるでしょうが)。ムダにカラー印刷されていますしね。
納付書をなくしてネット納付だけにするのは敷居が高いかもしれませんが、せめて納付書をダウンロードできるようにして、税務署からの紙の配布・送付を減らしていくべきです。





【編集後記】

昨日はロングランで自宅から城南島付近まで走ってきました。
途中雨にふられましたが、なんとか32km。
若干足が痛みますが、いい調子で走れています(^^)

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