責任感・効率性・融通性のある仕事をしようーパタゴニアの経営論『社員をサーフィンに行かせよう』ー

  • URLをコピーしました!

パタゴニアの創業者が書いた『社員をサーフィンに行かせよう』を読みました。
新しい働き方のヒントが満載です。
IMG 4554

 

パタゴニア

パタゴニアはご存じの方も多いように、アウトドアやスポーツのウェア、グッズを製造・販売する会社です。
アウトドアウェア/スポーツウェアのパタゴニア

 

 

 

 

環境に配慮した商品を取り扱うことで有名で、「私たちの地球を守る」という使命のもとに活動しています。
2,001年には、売上高の1%以上を環境保全団体に寄付する企業同盟(「1% For The Planet(地球のための1パーセント)」)を共同設立しました。
そんなパタゴニアの創業者が、「社員をサーフィンに行かせよう」という独自の経営論を語ったのが、本書です。

 

 

社員をサーフィンに行かせる理由

「社員をサーフィンに行かせよう」という考え方に至った理由・目的については、本書の序文にて解説されています。
一部を引用すると次のようなことが書いてありました。

責任感

”もしサーフィンに行くことで仕事が遅れたら、夜や週末に仕事をして、遅れを取り戻せばいい。そんな判断を社員一人一人が責任を持って仕事をしてほしいと思っている。”

効率性

”自分が好きなことを思いっきりやれば、仕事もはかどる。
午後にいい波が来るとわかれば、サーフィンに出かけることを考える。すると、その前の数時間は仕事をテキパキやるはずだ。”

融通

”サーフィンでは「来週の土曜日の午後四時から」などど、前もって予定を組むことはできない。
もしあなたが真剣なサーファーやスキーヤーだったら、いい波が来たら、あるいはいい雪になったら、すぐに出かけられるように、常日頃から生活や仕事のスタイルをフレキシブルにしておかなければならない”

 

 

個人の仕事に置き換えてみる

なぜ、サーフィン?とサーフィンをやったことがない私は不思議に思いましたが、納得できました。
サーフィンは、波や天候に左右されます。
土日にサーフィンに行こうと思っていても、波や天候のコンディションによっては、サーフィンができない状態もありえるわけです。

波や天候に合わせてサーフィンをやるためには、仕事中でも平日にでもサーフィンに行かなければいけません。
もちろん仕事を放棄したり、納期に遅れたりしては意味がありませんので、これを実現するには、仕事のスケジュールをコントロールし、日々の効率を高めることが前提でしょう。

 

こういった働き方、組織は理想的ですね。

組織となれば、お互いの信頼、特に上司から部下への信頼が欠かせません。
正直、すぐにできるものではなく、難しい問題もあるでしょう。

 

ただ、個人レベルの仕事に置き換えて考えることはすぐにできます。

「社員をサーフィンに行かせよう」の考え方は、私のタスク管理、仕事の進め方と共通する部分も多いです。

「いつでもサーフィンにいける」状態というのは、仕事の管理、タスク管理としては理想的です。
ぎりぎりの仕事をしていたり、目の前の仕事に忙殺されていたりしていたは不可能でしょう。
アレンジすると次のように考えられます。

 

○責任感

自分の仕事に責任を持ち、自由度があるタスク管理にする。
目の前の仕事、将来にむけての仕事をバランスよくこなす

○効率性

仕事を楽しむことが一番の効率アップの秘訣。さらには、楽しみな予定を入れ、時間を圧縮して仕事に取り組む。
土日だけではなく、できれば平日にも。

○融通性

ぎりぎりの仕事をせず、スケジュール・タスク、自分のできることをコントロールし、フレキシブル(柔軟)に仕事をする。
場所や時間にとらわれない選択ができるようにしておく。
急な仕事ややりたい仕事が入ってきても、トラブルが起きても対処できるようにしておく。

 

 

私がやっているトライアスロンのトレーニングも、スイム以外のランとバイクは天候に左右されますので似たような感覚はあります。

今日は天気がいいですしね(^^)





【編集後記】

昨日の会食の相手は15歳下の方。
2年ぶりの再会でした。
ブログを毎日書いていたり、トライアスロンに興味を持っていたり、共通点も多いです。
学ぶことも多く貴重な時間を過ごさせていただきました。
Hくん、トライアスロン、是非(^^)

 

  • URLをコピーしました!