昨日、「退屈な仕事にどう集中するか?」という質問を受けました。
その場で回答したものを膨らませて書いてみます。
退屈な仕事は重要だったりする
退屈な仕事は、実は重要だったりします。
お金をいただく源泉となっていることも多いです。
人が退屈でやりたくないと思っていることをやってこそ、ビジネスになることが多いですからね。
クリエイティビティを発揮する仕事、自由にやる仕事、好きな仕事はお金にならないことも多いでしょう。
(それでも挑戦する価値はありますが)
最もよい解決方法「やらない」
退屈を解決するのに、最もよい方法は、「やらない」ことです。
その仕事を受けない、その仕事を人に任せる、という方法で自分はやらなければいいのです。
とはいえ、前述したように重要な仕事であることも多いので、その選択は慎重にならなければいけません。
退屈を退治する方法
私の仕事でいっても、退屈な仕事はあります。
税務署や役所がらみの仕事、申告書を作る仕事などです。
データをひたすら打ち続ける仕事も退屈に感じます。
「申告書作らなかったたら仕事にならないでしょ!」と思われるのはごもっともで、ちゃんとやっています(^_^;)
改めて考えると、いくつか工夫していることはあります。
1 分散させる
丸1日、退屈な仕事をしていると参ってしまいます。
そこで、退屈な仕事は短い時間しかやらず、数日間にわけてやるようにしています。
合間合間に楽しい仕事を入れるのです。
もちろん、納期・締切がありますので、スケジューリングは綿密にやらなければいけません。
ぎりぎりの仕事をやっていると、丸1日退屈な作業をやらなければいけなくなりますので、逆にスケジューリングをしっかりやるという感じですね。
データ入力を今日やって、明日チェックするということをよくやっています。
一晩おくと、視点を変えてチェックできるので効果も高いです。
2 楽しくする
退屈でないように、仕事のやり方を工夫します。
Excelでしくみを作る理由は、「仕事を楽しくするため」でもあるのです。
色を変えたり、自分好みに入力フォームを作ったりしますし、マクロで自動化して退屈な仕事を減らす又はなくすこともできます。
税務申告書もExcelで簡単に入力できるようにしてあり、チェックや試算はそこでやっています。
お客様との打ち合わせ時にもExcelファイルを使います。
最終的に税務申告書ソフト(デザインも機能もいまいちいけてないのです)をしぶしぶ使っているのです(^_^;)
単に会計ソフトに入力するのではなく、データをそのまま取り込めないか、プリントアウトしてボールペンでチェックするのではなく、iPadでチェックできないかなど、いろいろ試しています。
仕事の場所を変えるのもいいでしょう。
Macをメインで使っているのも、「楽しくするため」ですね。
画面もフォントもきれいなので、同じ退屈な作業でも、少し救われます。
新しいソフト、新しいツールを使うことでも退屈をなくすことができます。
3 減らす
退屈な仕事がどんなに重要でも、やはり「減らす」「増やさない」という視点は必要でしょう。
それがどんなに収入源になろうともです。
労働集約的、人海戦術の方向性に行くならば別でしょうけどね。
前述した税務申告書の例でいうと、それほど多くのお客様の申告書を作ってませんし(契約させていただいてませんし)、上記1、2の工夫をしているので「退屈して嫌だ〜」というわけでもないのです。
昨日は午前中セミナー参加でインプット、午後〜夜は書籍執筆でアウトプットという1日でした。
天気がよかったので走りたいくらいでしたけどね(^_^;)
朝、ちょっとだけ走りました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方