昨年、40歳になったのを機に、万が一ファイルを作っています。
万が一のことがあったら
40歳となりましたが、おかげさまで特に体調に問題はないです。
むしろ海を泳いで、バイクをこいで、走るといった過酷なスポーツもできる体に恵まれています。
ただ、そうはいっても、いつ、なにがわかるかわかりません。
ガンガン運動して元気な人でも万が一の事態は起こりえます。
税理士という仕事柄、「万が一」の事態に遭遇することも多く、なおさら、その万が一に備えてなんらかの準備をしておくべきだと思っています。
・口座がどこにあるか
・借入はあるか
・毎月どこに支払っているか、
・契約しているもの(オフィス、スマホからアプリまで)
・死んだとき、どこに連絡すればいいか
など、整理しておきましょう。
万が一のことがあったら、PCも開けなくなります。
パスワードの管理も大事です。
(実際に、そういう場面がありました)
これらの情報をまとめて「万が一ファイル」というものを作っています。
万が一ファイルの作成、保管、アップデート
万が一ファイルの作成
Wordファイルに次のようなことをまとめてあります。
Wordを使うのは後述する運用のためです。
- 預金口座がどこにあるか(個人、法人別)
- 保険はどこに入っているか及びその金額
- 所有不動産の情報
- オフィスの契約に関する情報
- 借入金
- クレジットカード会社の情報
- 死亡を伝えてほしい連絡先(お客様リスト)
- 毎月、支払をしているところ(au、NTT、Dropbox、ジムなど)
MacやiPhoneのパスワードも当初入れていたのですが、考えた末、入れないようにしました。
まあ、いろんな情報がありますしね。
(特に悪巧みはしてません・・・)
頑丈にセキュリティかけてますので、Appleストアに持ってって初期化して、甥っ子が使ってくれればいいと思っています。
トライアスロンバイクも、将来使って欲しいです(笑)
さらに、ブログ記事を1つ準備しています。
ブログ、Twitter、Facebookなど、今の時代は個人がメディアを持っています。
万が一のことがあったら、更新が止まってアカウントだけ残ってしまうわけです。
これから、こういった事例は増えていくでしょう。
ブログ(WordPress)のユーザー名とパスワードをファイルに入れ、記事のアップの方法、記事を書いてあります。
いまのところ、ブログは毎日更新しているので、予告なしにもし更新がとまったら、何かあったと思ってください(^.^)
そのうち、この準備した記事がアップされます。
辞世の句のようなものです。
「万が一ファイル」の保管
ファイルはパスワードをかけてDropboxに入れ、その共有リンクを、母に送ってあります。
パスワードは母しか知りません。
(忘れたらアウトですが)
母親より先に死ぬのは親不孝者ですが、万が一のときってそうなる可能性も高いです。
さらに、機密保持の意味からは、中身をみないであろう母に渡しておいた方がいいでしょう。
「万が一ファイル」のアップデート
ファイルはDropboxに入っていますので、私がアップデートした内容も反映されます。
そのリンクを渡してあるからです。
月1回、ファイルを見直すタスクをいれています。
「万が一ファイル」を作る5つの効果
「万が一ファイル」を作っておくと、次の5つの効果があります。
1 万が一のときの混乱を防げる
万が一のことがあると、口座はどこに?どこに連絡すれば?と様々な混乱を巻き起こします。
それらを未然に防げるのです。
「相続対策」というほどでもありませんが、こういった細々とした混乱をなくせるのは大きなメリットでしょう。
どうやって管理するかは個々の状況によりますが、複数の人が見れるようにしておくといいかもしれません。
パスワードはまた別の複数人に渡しておくのもいいでしょうね。
3文字ずつ渡しておき、つなぎあわせるとパスワードになるとか、映画的でいいかもです。
2 自分の情報を整理できる
このファイルを作るにはまず自分の情報を整理する必要があります。
財産がどのくらい、どこにあるか、何にお金を払っているかをしっかり把握している人は少ないでしょう。
不動産や株などを持っているとなおさらです。
3 人生は有限であると強く実感
人生は有限、人生は一度きりと思いつつも、ついついのほほんと過ごしがちです。
(私もそうです)
遺言とまではいきませんが、「万が一ファイル」のメッセージを書いてみるのをおすすめします。
人生は有限であることを強く実感できるのです。
(正直、書いているときはうるっときます)
ぐだぐだ言い訳をつけない、行動しない、しがらみにとらわれる、変なプライドを持つ、やりたくないことをやる、といったことを私が多少なりとも排除できてるのは、このファイルのおかげでもあります。
もし、今回の記事がいいと思ったら、即ファイルを作りましょう(笑)
4 今死んだら後悔することがわかる
メッセージを書いているときやファイルをアップデートするときに、「今死んだら、これ後悔するな」ということが明確になりました。
1つ、大きな後悔をすることがあったので、すでにそれをやるべく少しずつ動いています。
定年したら(フリーランスは定年がありませんが)・・・50歳になったら・・・60歳になったら・・・と考えていても、そこまでたどりつけないかもしれないのです。
後悔するようなことがあったら、今やっておくべきということに気づけます。
5 感謝が明確になる
万が一ファイルにメッセージを書くと、いろんな方の顏が浮かぶわけです。
「感謝を伝えたい」と思う方々が増え、そういうつながりを作っていくと、メッセージの対象も変わってきます。
いやいや付き合っていたら、万が一のときにメッセージを伝えようと思いませんからね。
生きているうちに、いいつきあいをする、そして感謝を忘れないということを改めて気づかせてくれます。
毎月のアップデートの時に、個別メッセージも準備していこうかと考えています。
ーーーまとめーーー
相続や遺言というと、年をとってからというイメージがありますが、いつ何時なにがあるかわかりません。
私は40歳という年齢で思いつき、やってみましたが、もっと早くても大丈夫です。
万が一に備えるとともに、今を大事に生きる効果もありますので、万が一ファイル、おすすめします!
昨日は仕事の後、上野の銭湯へ。
友人でもあり、セミナーにも来てくださった方が経営しています。
荷物を預けてランニングして、戻ってきてからお風呂に入るという「ランニング銭湯」プランを利用しました。
(450円)
スカイツリー往復だと5kmくらいだったので、隅田川、浅草付近をぐるりと10km。
ランの後の銭湯は格別です(^.^)
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