「センスがある」「センスがない」と仕事でもプライベートでも「センス」という言葉はよくききます。
この「センス」について、『センスは知識からはじまる』を読んで考えてみました。
センスは知識からはじまる
“センスは生まれついてのものではない”
この言葉が、『センスは知識からはじまる』の最初に書かれています。
著者は、クリエイティブディレクターの水野学さん。
前作『アイデアの接着剤』 にも感銘をうけ、当ブログの2010年に読んだ本ベスト10にも挙げました。
デザイナーというと、センスがすべてのような気もします。
実は、昔デザイナーを目指そうかと一瞬考えたのですが、「センスがあるかどうかわからない」からやめたことがあります(^^;)
しかし、水野さんは、「センスはうまれついてのものではない」といっているのです。
タイトル通り、
センスとは、知識の集積である
と書かれていました。
確かに知識を増やせば、物事をこなすことができ、それをセンスと呼ぶこともできるでしょう。
知っているか知らないかで、できることは大きく変わります。
私が得意なものとセンス
といっても、本当に、「センスが知識からはじまる」のか?と思ってしまいます。
そこで、私が多少なりとも得意なもので、「センス」を考えてみました。
税務、会計、PC、Excel、Mac、時間管理などがその得意なものです。
これらのものに対して、正直私にセンスがあるとは思いません。
知識を集積してきたこと、勉強してきたことが、得意にさせてくれたのだと思います。
特に税務会計なんて、センスがあるとは思えず、ここを見ればいい、こう考えればいいというパターンを身につけているだけです。
(そのパターンをブログや著書で解説しています)
知識を増やすコツ
本書では、センスに必要な知識を増やすコツとして、3つが紹介されています。
1 王道から解いていく
2 今、流行しているものを知る
3 「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
以前の私は、このうち、1をないがしろにしがちでした。
「こんなものいらないだろう」と基本を無視して、はやりやおもしろいものに飛びついていたのです。
ここ最近は、多少丸くなり、基本を大事にしています。
新しいことをはじめるときに、基本書を読んだり、レクチャーを受けたりするのはそのためです。
自分がやりたいけど、センスがないものについても、これでなんとか乗り切ってきました。
(スイム、ビジネスなど(^^;))
まとめ
センスは知識の集積によるとのことですが、集積ができなくてもできてしまうこともあるでしょう。
ただ、それはまれなことなので、やはり知識をコツコツ積み重ねていくことが大事でしょうね。
そして、そのコツコツ積み重ねられることは、イコール、好きなことであり、得意なことです。
「センス」があるといういわれる分野は、自分が好きな分野であることが多いのも、その集積ができるからかもしれません。
逆に言うと、積み重ねられないことは、自分の好きでもないので、センスがなくて当然といえます。
センスを磨くには、まず「好きになる」「抵抗をなくす」ことがからはじめるべきでしょう。
知識を集積できないこと=好きになれないことは、無理にセンスを磨かずほうっておくべきなのかもしれません。
最後に。
『センスは知識からはじめる』を読むことが、「センス」という知識を集積することになります。
興味があればぜひ。
昨日は朝、重要なイベントをこなし、午後から茅ヶ崎のイベントへ。
どちらからもいい刺激を受けました。
キーワードは、ネオ・ジオング、重ね煮、絵本セラピー(^_^)
【1日1新】
※詳細は→「1日1新」
茅ヶ崎 浜田屋キッチン
茅ヶ崎 Juice Cafe and Bar Tony’s
高坂勝さんのセミナー
豆ハンバーグ
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方