私はメルマガやセミナーを通じて、税理士独立をすすめています。
その理由をまとめてみました。
メルマガ『税理士進化論』で情報提供する理由
2011年4月10日から毎日(土日祝除く)、メルマガ『税理士進化論』を配信しています。
税理士として独立予定の方、独立している方限定のメルマガです。
日々の仕事で得たきづき
税理士としての考え
気をつけなければいけないこと
ブログには書きにくいこと
独立するための背中押し
などをテーマに、約3年間、今朝で893号を発行しています。
読者の方は、829名です。
登録はこちらからお願いします。
税理士、税理士独立予定者の方のみが対象ですので、ご了承ください。
毎日8:30に配信していますので、登録後のタイミングで配信されます。
もともとはブログで書いていた、税理士・税理士独立予定者、受験生向けのコンテンツを切り離したのがこのメルマガです。
いろいろ伝えたいこともあるのですが、ブログはブログで書きたいこともありますので、切り離しました。
メルマガを配信するとともに、自分にとっても背筋が伸びる思いがあります。
私の行動や思考を提供することで、「あいつにもできるんなら、独立できそう」「独立って楽しそう」「こういう選択肢もあるのか」と思っていただければ御の字です。
目前味噌ですが、このメルマガの影響で独立された方も多く、今のところ、「あんたにそそのかされて独立したけど大変じゃないか!」というクレームもありません(笑)
逆に、「あんな税理士いやだ」「自分ならこうやる」と反面教師にしていただけても本望です。
世の中に痕跡を残したいと常に考えていますので、このブログとともに今後も配信し続けます。
Facebookグループ「税理士進化論2014年独立組」を運営する理由
今年になって、さらにFacebookグループ「税理士進化論2014年独立組」を運営しています。
こちらは情報提供と言うよりも、今年独立した方、今年独立予定の方の交流の場です。
メルマガ『税理士進化論』の読者の方に呼びかけました。
今年独立した方、する方、23名に登録していただいています。
同じ年に独立した方同士で交流をもち、情報交換や刺激を得る機会にしていただければと思い、企画しました。
私も同じ年に独立した友人がいます。今でも交流が続いていて貴重な友人です。
その交流の場でもあり、独立の決意を固める場でもあり、独立時の不安を少しでもやわらげる場でもあります。
ライバルを育てる理由
「独立した税理士を育てると、自分が困るんじゃないか?なんでそんなことを?」
と思われるかもしれません。
ライバルに塩を送るわけですからね。
かっこつけるわけではありませんが、心配することも困ることも全くありません。
むしろ、どんどん増やしていくつもりです。
私がこうやっている理由には、次の5つがあります。
1 ネタは減るものじゃないし、どんどん生み出すもの
ネタをどんどん提供しても減るものではありません。
まねされて食えなくなるようなら、それまでの人間だったということでしょうし、歩みをとめているということにもなるでしょう。
ネタを提供
↓
ネタを作る(新しいことを体験、知識・スキルを身につける・磨く)
↓
ネタを提供
というサイクルで、税理士業界も自分も成長していけばいいと思っています。
イケている税理士が増えれば、世の中もよくなるはずです。
(私が考えるイケている税理士は、まだ一般的ではありませんし、正解とも限りませんが)
また、顧問契約を10万社とろうとしてません。
10社です。
これなら、独立した税理士が増えても、影響はないでしょう。
パイを取り合う、パイを抱え込むのではなく、パイを大きくする道を選んでいます。
2 税理士の高齢化
税理士は約7万人。そのうち半分は60歳以上です。
税務署のOBも多く、ちょっと変わった世界と言えるでしょう。
この状態を払拭し、レベルを上げるには、若い税理士が必要です。
そのために独立をサポートしています。
3 独立後の経験値は、桁違い
独立前に知識や経験をいくら積んでも限界があります。
自分の責任でやらないからです。
どこかで、「上がいうならいいや」「わからなかったら聞けばいいや」って甘さが出ます。
(少なくとも独立前の私はそうでした)
独立することで、責任、プレッシャーは格段に上がり、その経験値も桁違いになり、成長できるのです。
自分で自分の経費の判断をするだけでも、そのアドバイスは違ってきます。
一担当者には、負けるつもりはありません。
4 税理士が組織化する弊害を払拭する
税理士が組織化、法人化する税理士法人には、否定的です。
もちろん、国際税務、複雑な税務に対応することは世の中にとって必要ですが、すべての税理士に求められているわけではありません。
組織化しても、そのサービスが格段によくなるわけでもなく、前述した担当者による意識の差もあります。トップは実務を離れ、権限だけ持ち、担当者は実務に詳しいが権限や責任がありません。
通常のビジネスと違い、知識やスキルを提供する税理士では、これがサービスへの弊害となります。
規模を拡大し、格安で中途半端なサービスを提供する意義もあるのでしょうが、私はやりたくありません。
いまやITや情報も十分ありますので、フリーランスやひとり社長は、自分で会計、税務をやることも不可能ではないからです。
その思いをこめて、この本を書きました。
独立した税理士が増えれば、組織化の弊害もなくなり、知識や情報を手放すことによって、よりよい世の中になるはずです。
5 独立のハードルが下がっている
ITは、税理士自身にとって向かい風ではなく、追い風です。
ネットによる情報格差の排除を、いい意味にとらえ、ITの良さを活かすべきでしょう。
ITにより、独立のハードルは確実に下がっています。
年数千円で、HP、ブログが持てますし、世界に情報発信できます。(言葉の問題はありますが)
税理士、税理士独立希望者800名超へ毎日メルマガを送っているのも、考えようによっては、800人を雇う税理士事務所を持っているようなものです。
設備投資もいらないですし、ペーパーレス、e-Tax、高性能なノートPCなどどこでも仕事できる環境を作れます。
人を雇わなくても、コストをかけなくてもいい時代といえ、私が独立した7年前と比べても、かなり楽です。
まとめ
なによりも、「独立決めました!」という声を聞くのがうれしいですね。
自分がサボらないようにする、進化をやめないように見張ってもらうつもりです。
若い税理士が増えてくれれば、心置きなく引退できます(^^)
沖縄出張中。
空の青さが気持ちよく、すっかり真夏です。
【1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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