確定申告のための医療費の集計を効率的にやる方法をご紹介します。
医療費の集計をする理由
医療費、つまり病院代は、税金の計算上、控除されます。
ただし、原則として年間10万円以上かかっている場合です。
この基準があるために、集計をしなければいけません。
医療費の領収書(とっておかないと控除を受けられません)を集計する作業が必要となります。
たくさんの領収書を電卓をたたいて集計するのは大変です。
電卓が得意であれば別ですが、通常だと電卓のたたき間違いもあるでしょう。
私も電卓が苦手なので使いません。
(持ち歩いてもいません。。)
確認のため、もう一度集計すると、1回目と違う合計額になり、もう1回たたくとまた違う合計額になる・・・という不毛な繰り返しを続けてしまいがちです。
電卓ではなく、Excelで集計しましょう。
集計も楽ですし、計算過程もわかります。
Excelを使った医療費の集計
Excelを使った方法だと、次の2つがあります。
1 国税庁サイトの集計フォームを使う
国税庁のサイトで、医療費の集計フォームが無料でダウンロードできます。
こういったフォーマットです。
これを使うと、国税庁サイトの確定申告の計算にそのまま取り込め、集計し、申告に使えます。
入力項目がやや多いのですが、入力必須項目の[支払い年月日の年],[支払った医療費、交通費]です。
以前は、支払年月日の月と日も入力しなければいけなくなりましたが、年だけでよくなっています。
通常、医療費の集計をするときは、年月日を入れません。年だけ十分です。
(その年に支払ったののが対象)
その他、医療を受けた人、治療内容、病院名、病院の住所などを入れることができます。
2 Excelに入力し、ピボットテーブルで集計
Excelに入力していき、集計はピボットテーブルでやると便利です。
上記2つの方法は、こちらの記事を参考にしていただければ。
医療費控除を効率化するツールーExcelのピボットテーブル・国税庁サイトの医療費集計フォームー | EX-IT
その都度記録すると楽
私自身は、日々、医療費を記録しています。
家計簿として、プライベートのお金の管理もしているので、使った都度に、「医療費」と入れているのです。
(Excelに入力して集計しています。家計簿ソフト、会計ソフトでもかまいません)
今年は、92,418円。。私だけでは医療費の控除は受けられません。
その都度やっていると楽です。
領収書も保管しておいて、10万円に届かなかったら捨てればすみます。
「税金が戻ってくるから」というだけではなく、医療費の金額は把握しておくべきです。
この金額が少なければ少ないほど健康だと考えることもできます。
(今年の私の場合は、歯の治療で結構かかりました。。反省です。。)
その都度記録する(できれば家計全般)方法も試してみてはいかがでしょうか?
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