子供のころに、夢中になったもの、ある意味「オタク」といわれるようなものは、将来的に食べていくタネになることが多いです。
むしろ伸ばしていくべきでしょう。
「オタクになったらどうしよう・・・」
3歳下と9歳下の妹がいて、それぞれ2人の男の子いて、私から見ると甥っ子が計4人います。
妹と話していると、「○○(甥っ子)は、〜が好きで。。。将来オタクになったらどうしよう・・」と。
妙に数字が好きだったり、妙に細かいことが好きだったり、レゴを黙々と作るのが好きだったりするそうです。
私が返したのは、「オタクなところがあった方が、将来食っていけるぜ」と。
実際、のめりこめるものがあり、オタクと呼ばれるくらいのものの方が、強みやビジネスにつながることが多いです。
「好きなことを仕事にするには、小さい頃のことを思い出しましょう」
本やセミナーで、
「好きなことを仕事にするには、小さい頃のことを思い出しましょう」
ということをよく見かけたり、聞いたりします。
もはや定番の問いですが、確かに効果があることです。
小さい頃に好きだったこと、自然とやっていたことは、今やると妙にしっくりくることがあります。
両親や兄弟に聞いてみるのがオススメです。
私の場合は、
・ひとりでじっとおもちゃ箱の中で、遊んでいた
・数字を数えるのが好きで、時計の次はカレンダーでよく遊んでいた
・おもちゃをひっくり返して裏側を見たり、分解して見たりしていた
と、あまりかわいくない子供だったようですが(汗)、今につながっています。
何かをじっくり考えたり、しくみを研究したりするのは今でも好きです。
小学校の頃から料理を作ったり、プラモデル(ガンプラ)を作ったり、ファミコンをTVにつなげたりもしていました。
(今では簡単ですが、ファミコンは当時つなぐのが大変でした。)
体を動かすのが好きなタイプではなかったのですが、今トライアスロンやマラソンをやっているのは、そのしくみやじっくりやるという性質が合っているからかもしれません。
好きなことを仕事にしたい方は、小さい頃のことを思い起こしてみましょう。
オタクな面を仕事に変えるには
甥っ子たちに会うと、活き活きしていますし、「今日何しよっかな〜」「何をやりたいんだろう??」と思っているところは感じられません。
子供のうちは、みなそうだったはずです。
成長し、いろんな経験、特に社会にでてからは、好きなこと、オタクな部分が封印されてしまうのではないでしょうか。
もちろん、食べていくためには仕事をする必要があり、それが好きかどうかは二の次です。
だからといってあきらめなければいけないものでもありません。
仮に、能力が同じなら、その仕事を好きな方が勝つはずです。
ただ、子供のころと違って、「好き」だけでは食べていけません。
次の3つが必要だと思っています。
1 仕事を「好き」なように軌道修正する
「好きなことを仕事に」といっても、そのときの職業、会社、立場によってそうもいかない現実も多いです。
私もそうでした。
「好き」というのは、より根本的なもので、
・じっくり研究するのが好き
・効率化するのが好き
・ちょっとずつ成長するのが好き
・継続するのが好き
・人に教えるのが好き
といったものだと考えています。
根本的なものであるならば、どんな職業、会社、立場でも実践できるはずです。
「好きなことを仕事にする」というよりも、「その仕事を好きにする」というべきかもしれません。
私も税理士という仕事が、丸ごと好きというわけではなく、嫌いな部分は排除し好きな方向にアレンジしています。
起業して人を雇って・・というのも好きではなく得意でもないので、徹底的に避け、どんどん仕事を拡大していくとのも好きではなく得意でもないので避けているのです。
セミナーやコンサル、執筆も、全部が全部好きではなく、好きな分野、好きなタイプのものしかやっていません。
起業前の8年半の会社員生活でも、同じように、好きな方向への軌道修正はやっていました。
好きを仕事にできてきたかな〜と思えるようになったのは、独立して3年半ほどたったくらいです。
途中、受験専念の期間が1年3ヶ月ほどありましたので、合計して13年ちょっとかかっています。
就職浪人期間も入れたら、15年です。。
それなりに時間がかかりますが、好きなことを仕事にするならあきらめずに軌道修正することが大事でしょう。
(普通なら、もっと時間をかけずにできると思います)
2 「オタク」な部分をアウトプットする
Wikipediaにはこうあります。
おたく(オタク、ヲタク)とは、1970年代[1]に日本で誕生した呼称であり、サブカルチャーのファンをさす。独特の行動様式、文化を持つとされる。元来はアニメ・SF・パソコンなどの、なかでも嗜好性の強い趣味や玩具、サブカルチャーのファンの一部のあいだで使われていた術語であったが、バブル景気期に一般的に知られはじめた。その頃は「お宅族」、「オタッキー」、「オタッカー」と呼ばれた。明確な定義があるわけではなく、現在はより広い領域のファンを包括しており、その実態は一様ではない。
この「独特の行動様式、文化」は、仕事をする上で、生きていく上で、この上ない強みになります。
「変わっている」というのは、最高の褒め言葉です。
ただし、内面に閉じ込めて自分が楽しむだけだと仕事になりません。
その「オタク」な部分を解放する必要があります。
他者に向けてのアウトプットが仕事です。
・書く
・話す
・教える
・伝える
などで、形にすることで、仕事になる可能性が生まれます。
友人、知人の話を聞いていて、「もったいない」と思うことは多いです。
今や、個人がネットでメディアを持てる時代ですので、どんどん発信していきましょう。
このブログがなければ、好きなこと、Excel、IT、Mac、マクロ、そしてブログ自体が仕事になることはありませんでした。
3 「オタク」、遊びを忘れない
いい仕事をするには、いい遊びが大事です。
仕事から逃れる言い訳ではありません。
私のバイブル、大前研一さんの『遊ぶ奴ほどよくデキる』にも、
オフが充実していることは、オン、つまり仕事をエネルギッシュにしていくためにもとても大切なことだ。
と書いてありました。
※以前、記事も書いています。
【関連記事】『遊ぶ奴ほどよくデキる』オフを楽しむための時間とお金の作り方 | EX-IT
リンク
さらに、かの老子の言葉です。
「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と身体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、つねに仕事であり遊びでもあるのだ」
「その道で卓越している」というのが、オタクともいえます。
成長、鍛錬という意味では、仕事と遊びの区別はないです。
Excelが仕事か遊びか?ブログが仕事か遊びか?人と話すのが仕事か遊びか?というと明確な区別はできません。
オタク心、遊び心を封印してしまうと、成長も鈍るのではないでしょうか。
スポーツ、旅行、ゲーム、アニメ、漫画など、好きなものがあれば、積極的にやっていきましょう。
おとといクリアしたのは『ドラゴンクエストヒーローズ』。
往年のドラクエファンにはおすすめです。
音楽、モンスター、キャラクターに心躍ります。
三国無双、戦国無双の流れですが、キャラ設定、巨大キャラ(ギガンテス、ドラゴン)、キャラ切り替え(4人を瞬時に入れ替えられる)、魔法、スキルシステムで違いを作っている点が評価高いです。
クリアしたので、今日明日に売りに行こうかと。
作っていないままのこれも作らないと。。
私が身につけるもの、使うもので、赤を選んでいる理由はこれです。
勧善懲悪でない点(連邦、ジオンどちらの言い分もある)、宇宙に出て人は革新する(人は変われる)、モビルスーツは人次第(機械、ITがいくら発達して人の操作スキルは大事)など、人生観、仕事観に多大なる影響を受けています。
月額1,000円で見放題の動画配信サービスも欠かせません。
昨日は仕事の後、甥っ子宅へバイクで往復40km。
4人の甥っ子(9歳、5歳、3歳、1歳)へプレゼント(誕生日、入学、誕生日、出産?)をリュックに入れて、背負っていきました。
4人分はさすがに大変です。。
(普通に電車で行けばいいのでしょうが。)
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
甥っ子宅までバイクで
甥っ子の作ったカレー
Bloodborne
■著書
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