Apple Watch Sportラン!ランニング用としてはオススメできない5つの理由

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Apple Watch Series 2でもランニングを試してみました。(2016/09/17追記)

 

Apple Watch Sportを買って、11kmほど、ランニングに使ってみました。

Apple Watch Sport00001

 

Apple Watch Sportのテクノロジーに感激!

Apple Watchのしくみ

Apple Watchには、通常のApple Watch、高級モデルのApple Watch Edition(なんと一番高いのは218万円+税・・)、そして、スポーツモデルのApple Watch Sportがあり、それぞれ、時計本体の大きさが38mm、42mmがあります。
大きな違いは大きさで、中身は同じです。
バンドや本体の材質で値段に違いがあります。

腕が太めなこともありますが、試着してみた結果、画面が大きい方が操作しやすく見やすいと判断したため、42mmを選びました。
30gでかなり軽いです。
(6,000円+税、高いのですが)

私が買ったのは、Apple Watch Sportの42mm(48,800円+税)で、バンドの色はブルー。
※ブルーとグリーンしか在庫がなく、ブルーを選びましたが、バンドはあとからでも変えることができます。
(5,800円+税)
昨日、はじめて使ったところの写真はこんな感じで、翌日(記事執筆時は今日)の予定が出ています。
Apple Watch Sport00003

Apple Watchは、iPhoneとセットで使うものです。
Apple Watch自体には、通信機能はなく、BluetoothでiPhoneとつなげて使います。
アプリのダウンロードもiPhoneです。

ランニングにも使えるApple Watch Sport

Apple Watch Sportは、ランニングにも使えるような設計で、
・軽く、強度の高い本体
・傷と衝撃に強いガラスディスプレイ。
・やわらかくて腕にフィットするバンド
というのが特徴です。

Apple Watch自体の特徴として、次のような機能があります。
・心拍センサーが時計の裏に付いている
IMG 2110

・ある程度の防水機能がある
「○m防水」という明確な表現はありませんが、汗やある程度の水には耐えるとのことです。
(15分間浸水させても大丈夫という情報もあります)
ただ、水泳、トライアスロンのスイムには使えません。

・腕を上げると、表示される
普段は、Apple Watch Sportには、何も表示されていません。
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腕を上げると、そのときに使っているアプリ又は時計が表示されます。
IMG 2120

おもわず、「おお!」と感動するのですが、電池の持ちをよくするための苦肉の策なのかもしれません。。

操作はタップ(軽くタッチ)と強くタップ(ぎゅっと押す)、スワイプ(左右に画面を切り替える)、Digital Crown
(ねじのようなもの)を回す・押す・ぎゅっと押す、Digital Crown下のボタンを長押し、1回押す、2回押すなど、Appleらしいシンプルな操作です。

Digital Crownを回すと、ズームイン、ズームアウトができ、長押しでSiri(音声で操作)ができます。
基本的に、Apple Watchでは入力ができません。
メールアプリ、メッセージアプリ、LINEアプリ、Twitterアプリがありますが、文字入力はできないのです。
・メールは見るだけ
・メッセージは定型文を選ぶ、音声入力
・LINEは特定のスタンプを返信
・Twitterは音声入力又はリツィート
しかできません。

充電は専用のケーブルで
Apple Watch Sport00006

マグネットでくっつけるように置いてやります。
Apple Watch Sport00007

普段、時計をしてませんので、時計自体には興味がないのですが、新しいテクノロジーの体験とランニングウォッチとして使えるかどうかの検証のため買いました。
今回の記事では、主に後者についてのレポートです。

昨日の夜、Apple Watch Sportを買い、設定しつつ、今日、11kmほど走りながら試してみました。

ランニングに使えるApple Watchアプリ

Apple Watchの標準アプリ

Apple Watch Sportには、ランニングに使えるアプリもあります。
まず、標準のApple Watchアプリである「ワークアウト」がランニングに使えます。

ランニング、ウォーキング、サイクリングなどのメニューを選び、
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目標消費カロリー、目標時間、目標距離などを設定(どれか1つ又は設定なし)して走ると、
Apple Watch Sport00011

経過時間、
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距離、

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心拍数などを計測、表示できるアプリです。
IMG 2116

心拍数の表示は興味深く楽しめます。

1kmごとに音で知らせてくれますが、ラップタイムはその瞬間に見ない限り分かりません。

基本はiPhoneアプリを入れる

その他のアプリは随時購入(無料のものもあります)していきます。

基本は、iPhoneアプリを入れて、そのApple Watch版があれば、Apple Watchにインストールされるしくみです。
iPhoneのApple Watchアプリで、[おすすめ]をタップすると、Apple Watch対応のアプリを探せます。
又は、通常のAppStoreで「Apple Watchアプリあり」と書いてあるものを探しましょう。
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Apple Watchアプリで、各アプリの設定ができる場合があります。
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[AppをApple Watchで表示]をオフにすれば、Apple Watchからもアンインストール(削除)されるしくみです。
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Apple Watch ランニングアプリ

今日の時点で、次のようなランニングアプリが、Apple Watchに対応しています。
が、それほど多機能ではなく、どれもにたりよったりです。
Apple Watchで立ち上げ、スタートさせると、iPhoneアプリの方も同じように起動します。
逆に、iPhoneアプリでスタートさせないと、Apple Watchで使えないものもあり、Apple Watchは、iPhoneのアプリを映し出しているだけのような感じです。

基本的には、iPhoneも一緒に持ち歩かないとランニングアプリは使えません。

Apple Watch上で履歴も見ることができ、平均スピードも出ます。
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iPhoneではこのアプリを使っています。
地図も見やすく、1kmごろのラップタイムも分かるからです。
ただ、Apple Watchは普通でした・・・。
バグなのか、一度使うと画面がフリーズしてしまいます。
(そのうちアップデートで、なおるでしょうが)

 

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定番アプリ。ランキングや履歴もApple Watchで確認でき、現在地のマップも表示できます。

シンプルに、走行時間、距離、カロリーを表示します。

iPhoneアプリは多機能なのですが、Apple Watchアプリは、距離、時間、平均ペースのみです。

距離、時間、カロリーの他、ペース、平均ペース、1分間の心拍を表示してくれます。

※他にもありましたが、動かないものも多かったので省略しています。

地図アプリもある

知らない道を走るときに必須の地図アプリ。
Apple Watchでも使えます。
標準アプリの地図を開き、
Apple Watch Sport00008

地図上で目的地をタップするか、画面長押しで、[検索]をタップして音声入力又は[連絡先]をタップすれば、
Apple Watch Sport00009

目的地までの経路を示してくれます。
(又はSiriで「学芸大学まで」と話します)

今朝は自宅から学芸大学駅まで走って行きましたが、十分使えました。
Apple Watch Sport00010

途中でこんな表記も出ます。
Apple Watch Sport00014

GPS(iPhone)なしでも使えるけど、誤差がある

Apple Watchには、GPSがなく、単体では、距離の計測や記録ができません。
iPhoneがない(iPhoneとの接続を切っている)と、こう表示されます。
Apple Watch Sport00015

ただ、標準アプリのワークアウトなら、加速度センサーで、距離計測や記録ができるのです。
iPodnanoも同じしくみでした。
ただ、当時も、結構な誤差があったので、今回も試してみました。
愛用しているランニングウォッチGarmin920XTJとの比較です。

Apple Watch Sportが1.07kmの表示のときに、Garminは0.86kmでした。
1kmでこれくらいの誤差があります。
Apple Watch Sport00012

GPSをオン、つまりiPhoneとリンクさせて走ってみると、Apple Watch Sportは1.04km、Garminは1.06kmで誤差がほぼありませんでした。
Apple Watch Sport00013

状況にもよるでしょうが、これだけの誤差があるのでは、GPSなしの使用は賢明ではありません。
(Appleのサイトによると、iPhoneとリンクさせて使っていれば、徐々にGPSなしでの精度がよくなるそうです)

Apple Watch Sport単体で、音楽を聞くには・・

ランニング中に音楽を聴くこともできます。
Apple Watchには、2GBまでの曲を入れることができるのです。

ただ、普通にミュージックアプリで再生をすると、iPhone側で音楽が再生されてしまいます。
Apple Watch Sportの中に曲を入れるには、
あらかじめ、入れたい曲のプレイリストを作っておき、iPhoneの[Apple Watchアプリ]で、[マイウォッチ]→[同期済みプレイリスト]でプレイリストを同期させます。
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ただ、この同期は、充電中にしかできません。
しかもかなり遅いです・・・。

同期した後は、Apple Watch Sportでミュージックアプリを立ち上げ、プレイリストを長押しして、[ソース]から
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[Apple Watch]をタップすると、Apple Watch Sport単体で再生できます。
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ただし、Apple Watch Sportにはイヤホンジャック(イヤホンを入れるところ)はありません。
Bluetooth対応のイヤホン又はレシーバーが必要です。

Bluetoothレシーバーなら、今使っているイヤホンが使えます。

結局、iPhoneが必要

大きなiPhone 6 Plusをお持ちの方(私もそうです)は、

「iPhone 6 Plusを置いて、Apple Watch Sportだけでランできればいいな〜」

と思っているかもしれませんが、GPS、音楽の理由からも、結局iPhoneが必要です。
マラソン大会に出るときもやはり、iPhoneを持って行かざるを得ないでしょう。
iPhoneはポーチに入れっぱなしにしておいて、タイムのチェックを手元のApple Watch Sportでできるという利点はあります。

ランニングウォッチを買うのをオススメ

「ランニングウォッチか、Apple Watch Sportをランニングに使うか・・」
と考えてらっしゃるなら、間違いなくランニングウォッチがオススメです。

その理由は5つあります。

1 GPSがない iPhoneとセットで使う必要がある

GPSがないのは大きなデメリットです。
次世代のApple Watch Sportには付くかもしれませんが、上位モデルとの共通化のため、いたしかたないのかもしれません。
結局はiPhoneとセットで使う必要があり、iPhoneの電源管理も必要となります。
Bluetoothの通信のため、iPhoneの電池も減りが早い感じです。

2 ラップタイムの表示、通知機能が弱い

標準アプリのワークアウトでもその他のアプリでも、現状、1kmごとのラップも表示できますが、任意に設定(3km、5kmなど)は今のところできず、バイブレーションで知らせてくれることもありません。

練習時にも、レース時にも1kmのラップタイムは重要視しています。
今、自分が1km何分のペースなのか?を感覚でつかむことが大事です。
iPhoneアプリにも私が知る限りその機能がなく、ずっとGarminを愛用している理由でもあります。

心拍計が標準装備なのはうれしいのですが、一定の心拍数になったら知らせてくれるモードが今のところないのが残念です。

3 電池の持ちが悪い

「1日持たない」といわれる電池の持ちも問題です。
今日は充電しつつ使っていましたが、明日は充電なしでどのくらい使えるか検証してみます。

4 落としたときが怖い

頑丈なガラスとはいわれていますが、アスファルトに落としたときに大丈夫か?不安です。
プラスティック製のランニングウォッチの方が気が楽でしょう。

5 高い

なんといっても高いです。
Apple Watch Sportの38mmは、42,800円+税の46,224円、42mmは、48,800円+税の52,704円。
ランニングウォッチの方がもっと安く買えます。

私が使っているのは、Garmin920XTJ。

【関連記事】Garmin920XTJ。防水・22時間駆動・より軽いトライアスロン用の時計。 | EX-IT
リンク

やや高め(Amazonで約44,000円)なのですが、防水で海でも泳げて、22時間駆動、61gで、画面に何を表示するかも好きに変えることができ、履歴もサイトで見やすいです。
トライアスロンのアイアンマン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)にも使えます。
マラソン用にランニングウォッチを考えている方は、ここまで必要ありませんが、「将来、トライアスロンに出るかも・・」と思っていらっしゃるなら、これを買っておくのも手です。
(長時間のウルトラマラソンを目指している方にもおすすめです)

同じくGarminの220Jも、ラップタイムをバイブレーションで通知してくれます。
これより安いモデルだと現状通知機能がありません。

もちろん他のメーカーもありますので、Apple Watch Sportをランニングに使いたいという方は、一考の余地があります。

おまけ

ランニングウォッチとしてみるとApple Watch Sportは微妙なのは確かです。
ただ、今後アプリやOSのアップデートでよくなる可能性もあります。

Apple Watch Sportは、ウェアラブルデバイスとしては、大きな魅力があるものです。
こういった今までにないものを体験するのは、人生において重要な意味があります。
(負け惜しみではなく・・・)

Apple Watch Sportでなら、電話をしてみたい気もしますが、格安SIM(データ通信タイプ)なので、できません。。
対応のアプリが出てくるのを待ちます。
また使ってみて、記事にする予定です。

 

2016/09/08追記:新型AppleWatch Series 2は、GPSが内蔵されています。
ただ、電池の寿命は18時間です。

2016/09/09追記:今使っているWithings Goの記事を書きました。
AppleWatchだと充電が大変ですが、Withings Goは8ヶ月使えます。
ランニング記録だけならWithings Goでもいいかと。
【関連記事】Withings 活動量計 Go | 軽くて充電不要!昼寝、睡眠、ウォーキング、ランニングを記録
リンク

2016/09/17追記:
【関連記事】GPS搭載!Apple Watch Series 2はランニングウォッチとして使えるか?
リンク





【編集後記】
昨日は、午後からWordPressブログ入門セミナーを開催。
アクセスアップ、ネタの作り方などについてお伝えしました。
懇親会終了後、Apple Watchがヨドバシカメラアキバにあるとの情報をネットで見て、すぐに秋葉原へ。
好みの色ではありませんでしたが、なんとか買えました。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

Apple Watch
エレコム Bluetoothレシーバー
コンプライ イヤーチップ

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