「将来について、どう考えていますか?」
「これからの日本はどうなると思いますか?」
と聞かれることもあります。
私が将来に向けて考えていること・やっていることをまとめてみました。
将来の予測はできない
将来がどうなるか、日本経済はどうなるかは誰にもわかりません。
予期せぬ自体も起きますし、もはや予測がつかない要素の方が多くなっているからです。
ましてや、「これをやっておけば安心」というものもなく、正解もありません。
むしろ、「これが正解」というのは、怪しいでしょう。
情報に流されないようにする
他人がいう、「これからは○○」には警戒しています。
「これからは△△です」
「○○の業界は、これからは厳しくなる」
「これからは○○をやっておけば大丈夫」
といったように、だいたいがあおるものが多いからです。
経済がどうなる、ハイパーインフレが起こる、預金封鎖がおこるとネガティブな情報も、逆に、「景気がうわむき」「好況」といったポジティブな情報も同様に注意しなければいけません。
いくら景気がよくても、自分がその恩恵を受けていないことも多いです。
特に、TVや新聞の情報は、なんらかの意図があるものも多く、入れすぎないようにしています。
将来が不安
↓
情報を入れすぎる
↓
余計に不安
となってしまうことも多いのではないでしょうか。
情報を入れない
↓
不安になる
↓
我慢して情報を入れない
↓
不安がなくなる
↓
自分の軸ができる
といった流れも目指してみましょう。
将来に向けて考えていること・やっていること
それでも将来にむけて、自分なりに考えて、行動しなければいけません。
次の3つことを考え、やっています。
1 お金をコントロールする
老後、働けなくなったときを考えると、そのときのお金は必要です。
選択肢としては、そのときに備えて「お金を貯める」方法と、そのときにも「お金を得る」方法があります。
前者の「お金を貯める」は、貯蓄や保険・年金を活用する方法です。
・収入を増やす
・支出を減らす
・積極的に貯蓄する
のいずれかが必要となります。
むしろ、この3つをバランスよく考えるべきでしょう。
貯蓄だけをやっていても限界がありますし、収入が増えても支出を増やしては意味がありません。
保険はともかく、年金制度は不確かとはいえやっておくべきでしょう。
私の場合は、厚生年金、個人型確定拠出年金、小規模企業共済掛金を利用しています。
【関連記事】ねんきんネットで将来の年金額を確認する方法&年金を増やす方法。一生働くフリーランスだからこそ現実を見ておこう | EX-IT
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将来に向けて、お金をコントロールすることは必須です。
そのためにはやはり、お金の記録、管理が欠かせません。
お金に向き合わないと、不安はなくならないものです。
だからこそ私は、日々経理をし、家計簿をつけています。
管理していてもお金は増えませんが、お金の使い方のトレーニングにはつながります。
ドンと稼げないからこそ、使い方をうまくするしかありません。
そして「稼ぎすぎない」ことも大事です。
お金はあるにこしたことはありませんが、そのためにプライベート、時間、家族を擬製しては意味がありません。
「稼ぎすぎない」ため、「欲をおさえる」ためにもコントロールが必須です。
2 食べていく力・スキルを身につける
将来にわたって、どういうもので食べていくか、常に考えておかなければいけません。
会社員であろうと、フリーランスであろうと、経営者であろうと同じです。
会社がなくなっても、大口の取引先がなくなっても、法律が変わっても、ITが発達しても、価格破壊がおこっても食べていけるようにする必要があります。
(それが、『フリーランスのための一生仕事に困らない本』で書いた「収入の分散、複数の柱の考え」でもあります)
食べていくというと、収入を増やすというイメージですが、そうでもありません。
お金を得るというよりも、自分のできること、スキルを増やすというイメージです。
今は、対価としてお金を受け取ることが多いのですが、将来はスキルを交換し合うこともありえるでしょう。
お金はなくなっても、スキルはなくなりませんし、お金の価値が変わっても、スキルの価値は変わりません。
ただ、「今」は、対価としてお金を得ることを考える必要があります。
「今」を食べていかなければ、「将来」もないからです。
自分の力で食べるだけではなく、サポートしてくれる人、応援してくれる人を見つけるという方法もあります。
3 「自分」を大事にして、楽しむ
将来に向けて、「自分」の体、心のケアは欠かせません。
健康でなければ、将来もないからです。
健康面については、
・食事に気をつける
・睡眠をしっかりとる
・運動をする(しすぎな面もありますが)
を気をつけています。
心については、自分を大事にすることが必須です。
自分を大事にしてこそ、人にも貢献できると思っています。
もちろん、自分!自分!ではいけませんが、全般的に、もう少し自分を大事にした方がいいのではと思うことが多いです。
自分の軸こそが、将来の不安を取り払ってくれます。
自分を大事にするため・軸を明確にするために、自分がやりたいこと、自分がやりたくないことのどちらかを明確にしましょう。
どちらがあっているかは、人によります。
【関連記事】「目標型」の目標と「展開型」の「やらないことリスト」 | EX-IT
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私は、やりたくないことを意識するタイプです。
やりたくない、やらないことリストを毎朝見て、自分を守っています。
(目標も一応たててますが、年に1回程度見る程度です)
将来やりたいこと、将来どうなりたいかは明確ではなく、上記の1と2以外は、今日を大事に生きるしか考えていません。
どこを目指しているんですか?ときかれても、目指す先はありませんし、目標も夢もないといえばないです。
やりたいことはそのときによって変わります。
それでも、それなりに生きていけるので、自分探しややりたいこと探しはしていません。
昔は、目標や夢にとらわれていて苦しい時期もありますが、今はそうではなくなりました。
エネルギッシュに目標へ推進できるタイプの方もいるかと思いますが、私のように、そうではないタイプも多いのではないでしょうか。
楽しいことをやる、新しいことをやるのを小さな楽しみにしていれば、将来の不安というより将来が楽しくなります。
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1の「お金」、2の「食べていく力をつける」、3の「自分を大事に楽しむ」の3つが交わることを考え、やっていくことを続けています。
このブログもその1つです。
「自分を大事にして楽しむ」だけをやっていても限界があり、人に頼りすぎてしまいます。
1の「お金」と2の「食べていく力」は、他者に貢献しないと得られないため、自分よがりにならないためにも、仕事にこだわり、自分とのバランスを取るのは必須です。
お問い合わせいただき、昨日は、新しい形の仕事の打ち合わせ。
興味深い内容ですし、ぜひ取り組みたいと思っています。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
新しい形の仕事の打ち合わせ
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