「独立するときに自信はありましたか?」「やっていける確信はありましたか?」と聞かれることが多いです。
独立と自信について書いてみます。
独立時はやるしかなかった
約8年前の独立時は、自信がある・自信がないということを考える余裕はありませんでした。
急に独立することになったからです。
年内に独立できれば・・と思っていたら、7/9の朝に、「(独立を考えているなら)今月やめていいよ」と当時のボスにいわれました。
(突然すぎましたが、今考えるといいきっかけでしたので、感謝しています)
自信があったか、なかったかというと、半分はあって、半分はなかったといえます。
腕に自信がなければ独立すべきじゃない
自信があった半分とは、知識やスキル。
いわゆる腕です。
商品を売るサービスなら、商品のよさになるでしょう。
これに自信がなければ、独立すべきではないです。
もちろん、「独立時の」知識やスキルという意味です。
その後、知識やスキルは磨き続けるわけですから、そのときが頂点ではありません。
今考えると、当時の知識やスキルは心許なく、今は持っていて、当時持っていないものもあります。
それでも、少なくとも独立時には、「これで食べていく」という武器・腕に自信がなければいけません。
なぜなら、独立後は、直接お金をいただくからです。
会社員のときも当然、腕は必要ですが、「会社」というフィルターもかかります。
ひとりでビジネスをすることを想定すれば、独立後は、その腕で食べていかなければいけません。
独立時、食べていく自信がないのは当然
ただ、腕だけでは、知識・スキルだけでは食べていけません。
そこに、自信があっても、食べていけないのです。
「仕事さえくれば、誰にも負けないものを提供できる」
「まかせてくれれば、(他と)違いがあることがわかるのに」
と、独立時に思っていましたが、それは間違いでした。
独立して食べていくには、「仕事をとる」「仕事を得る」ことが欠かせないからです。
それは、腕に自信があっても解決しません。
多くの場合、独立前は、仕事がすでにあってそれをこなせばよかったので、腕に自信があればやっていけました。
独立後はそうもいきません。
いわゆる「自信がない」というのは、仕事をとっていく自信、つまり食べていく自信です。
この自信は、独立後でないと身につきません。
(独立前に仕事をとっていれば別ですが)
自信とは、自らの行動を信じることだと思っています。
やってみないと(行動しないと)自信にはなりえませんし、もしやったことがないことに自信を持つとしたらそれは過信です。
独立時、腕に自信があるのは、自分がやってきたからであり、食べていくことに自信がないのは、自分がやったことがないことだからではないでしょうか。
自信がないのは当然なのです。
腕に自信があって、独立したいなら、独立すべきでしょう。
その後はつらく苦しい日々が続きますが、腕を磨くこと・仕事をとる力をつけることの双方のバランスをとるべきです。
これは、独立後8年たった今も続けています。
継続も自信の糧になり、このブログもその1つです。
100%自信なんざ、今もありません。
むしろ自信を持たない工夫、自分に甘んじない工夫が必要です。
独立前に100%の自信がなくても問題ありません。
どっちみち、もがいて成長し続けないと食べていけないのですから。
昨日は走ろうと思いつつ、雨がやまず断念。
今日は走れそうです。
今週末は、実家宮崎でのシーガイアトライアスロン。
台風が気になりますが、楽しみです。
【昨日の1日1新】
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