先日、受験した世界遺産検定2級、無事合格しました。
今後受ける方のために、概要とその攻略方法をまとめてみます。
世界遺産検定とは
世界遺産検定とは、世界遺産に関する知識に関する検定です。
世界遺産に関する歴史、地理、政治を学ぶことができ、興味深く、旅行やニュースを知るのがますます楽しくなります。
(進学、就職、仕事で評価されるケースも増えているということです。)
以前、3級に合格し、今回2級に合格しました。
世界遺産検定には、4級から3級、2級、1級、そしてマイスターがあります。
それぞれの違いは次のとおりです。
出題範囲は、3級だと日本のすべての世界遺産+日本以外の世界遺産100、2級だと日本のすべての世界遺産+日本以外の世界遺産300が範囲となり、1級以上は、すべての世界遺産(2015年8月現在、1,031件)が範囲です。
出題は、マイスター以外ならマークシートで4択、問題数も級によって増えていきます。
井ノ上流試験テクニック
試験といえば、コツコツと継続して勉強するのが基本なのですが、それでも有効なテクニックはあると思っています。
簿記3級、簿記1級に落ち、就職浪人後に受けた公務員試験も、第1志望は落ちてしまいました。その後、挑戦した税理士試験にはなんとか合格できたわけですが、そのときにやった勉強法を今でも使っています。
これまで、パンシェルジュ検定3級、BATIC(国際会計検定)Subject1、世界遺産検定3級、ITパスポートなどをとってきました。
決して超難解な検定ではありませんが、税理士受験時のノウハウは通用しています。
それはこんなものです。
1 過去問を分析し、繰り返し解く
試験・検定にもよりますが、過去に出題された問題を解くのは最重要です。
どんな問題がでて、どんな傾向にあるのかを自分なりに分析します。
その試験がどういうものかを知らないと、合格は遠のくからです。
そして、その過去問を解き、忘れた頃に繰り返し解きます。
試験によっては、問題集を解くことも必要です。
テキストを熟読することではなく、私は問題演習を繰り返します。
試験は実戦だからです。
2 間違いを記録する
その繰り返し解くなかで、間違いがあったら必ず記録します。
いわゆる間違いノートを作り、見直すのです。
税理士試験は、人生をかけた試験でしたが、当初実力不足か、まったく歯が立ちませんでした。
簿記が苦手だったことで、計算の力が全く伸びなかったのです。
そこで、センスがないとわりきり、「一度間違えた問題を同じバターンで二度と間違えない」ことだけを目指しました。
こう考えると、問題を解いて間違えれば間違えるほど、合格確率が上がります。
それを実現するのが間違いノートです。
記録していないと人は忘れます。
問題をまた別のパターンで間違えれば、ほくそえんでました。
それだけ、自分が間違えるパターンを把握できたからです。
自分の間違い、ミスをかえりみず、ひたすら問題を解いても意味はありません。
(税理士試験の税法暗記でも同様です)
3 自分なりにまとめる
繰り返し問題を解き、間違いを記録しつつ、「ここはまとめておいた方がいいな」というときにはじめて自分なりに資料を作ります。
一覧表、リスト、図表などです。
自分の弱点分野を整理するという意味もあります。
世界遺産検定2級攻略
今回の世界遺産検定2級も、上記の方法で攻略しました。
1 過去問を分析し、繰り返し解く
世界遺産検定は、過去問分析が有効なものです。
過去問を見ると、同じ問題が出たり、頻繁に出るものがあります。
学習をスタートして、まず、この過去問を買いました。
2級なら、2014年3月、7月、9月、12月の問題がのっています。
テキストの前にこの過去問です。
ただ、過去問をすぐに解くわけではありません。
最初に解いても、間違いだらけでしょうし、ここは解くのが目的ではないからです。
答えをみながら、○をつけ(マークシート4択の正解)、どんな問題が出ているのかを見ていきます。
ざっくり傾向をみるイメージです。
繰り返し解くには、コピーしてもいいのですが、最近はiPadという便利なものがあります。
使っているのは、iPadアプリ「UPAD3」です。
過去問集をばらし、スキャンしておけば、データをコピーして繰り返し問題を使えます。
2回目に過去問を読むときに使うのはテキストです。
たとえば、日本の世界遺産、厳島神社に関しては、
・3月の試験に、能舞台、客神社など
・7月の試験に、両部鳥居
・12月の試験に弥山
が出ています。
これをテキストに書き込んで、テキストを読みながら過去問の傾向を確認しました。
出題頻度の高い世界遺産、最近は出ていない世界遺産などがわかります。
3回目にようやく過去問を解きます。
2 間違いを記録する
その過去問を解いたときに、間違えた箇所は、テキストを確認しつつ、Excelに入力していきます。
このリストは、当日試験開始前まで繰り返しみていました。
3 自分なりにまとめる
世界遺産検定の出題ポイントは、基礎(世界遺産の成り立ち、世界遺産条約など)が20%、日本の世界遺産が25%でることです。
合計で45%。合格基準は60%なので、この2つをきっちりやっておけば合格が近づきます。
これらの項目を入念にやるため、自分なりに表にしてまとめました。
日本の世界遺産はこんな感じです。
登録基準、構成資産は覚えにくいのですが、必ず覚えましょう。
その他、テキストにない最新の論点も出ます。
世界遺産の候補となっているもの、世界遺産の審査中のもの、事件があったもの(世界遺産が壊れた、災害にあったなど)は、ネットの情報をチェックしました。
世界遺産検定のFacebookページにも随時情報がのっているのでおすすめです。
https://www.facebook.com/sekakentaro?fref=ts
特に次回の9月試験では、先日決まったばかりの世界遺産が高い確率で出るでしょう。
その他次のような勉強方法が有効です。
・世界最古、世界最大、日本で最初の、などをおさえる
・テキストの赤字(重要キーワード)を覚える
・世界遺産300の名称と国を覚える(これだけでもだいぶ違います)
そして、自分が行ったことがある世界遺産は詳しくなるので、実際に行ってみるのが最大の攻略法といえます。
試験や検定は、受かればいいものでもないので攻略法というのは本来必要ないかもしれません。
ただ、すべてを暗記するのは大変ですし、結果的に勉強が楽しくなくなります。
勉強も仕事も楽しんでいる人には勝てません。
しかし、成果が求められる以上、楽しく勉強しつつも、攻略の工夫は必要だと思っています。
(成果がでないとつまらなくなるでしょうし)
問題を解くのもゲーム感覚でやれば(間違いを記録)、楽しいです。
今回の記事を参考に、楽しみながら合格していただければ。
来年7月に1級を受けてみようかと思っています。
(今年12月はマラソンと重なったため・・)
昨日、ショップでトライアスロンバイクのパーツをちょっとグレードアップ。
ポジションの調整もしてもらいました。
こういうのは楽しい反面、店長にのせられていろいろ買ってしまうのが難点です。
【昨日の1日1新】
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世界遺産検定2級合格
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