フリーで仕事をするなら、「大変」「手間がかかる」「あまり得意でない」「できればやりたくない」メニューは減らしていきましょう。
※池袋『たまにはTSUKIでも眺めましょ』にて。iPhone 6s
メニューが多すぎる店に名店なし
飲食店でメニューがあまりに多すぎる店は、どの料理もそこそこであることが多いです。
焼肉もあって、ラーメンもあって、かき氷もだして、お酒もだして、カツ丼もあって、うなぎもあって、モーニング、ランチもあって・・・となると、とてもそれぞれに力を注げません。
大規模チェーン店ならともかく、小規模で1人や2人でやっているならなおさらでしょう。
メニューを増やせば増やすほど、つらくなります。
お客様のニーズにこたえて、次から次へとメニューを増やすのも考えものです。
メニューをなくすと楽になる
「このメニューを減らせば楽になるなぁ」というものがあれば、思い切ってなくすことを考えましょう。
飲食店でたとえるなら、ラーメンをやめれば、麺の仕入れもしなくてすみますし、スープの準備もしなくてよくなり、生ビールをやめれば、その機械はいらなくなります。
自分の仕事の中で、減らせるものはあるはずです。
・その仕事をやるために、特殊なソフトや機械が必要
・その仕事にかなりの時間がかかる
・その仕事にかなりストレスを感じる
・その仕事をやることで信念を曲げることになる
・その仕事をやっても利益はさほど上がらない
自分の仕事で、「やるべきもの」「普通はやる」ものでも、なくせる可能性があります。
私の場合でいうと、税理士が当然やっている個人の確定申告をやっていません。
この仕事は、1月から3月(特に3月)に業務が集中するからです。
個人の確定申告のやり方を教える仕事(コンサルティング)はやっていますが、こちらでレシートを入力して確定申告書を作り、提出する仕事はもうやっていません。
数年前に手放しました。
(法人顧問のお客様に関する確定申告を除く)
これにより、いったん収入は下がりましたが、業務の集中がなくなり、他の仕事が自由にできるようになりました。
結果的に収入は増えています。
さらには、特別なソフトを買わなくてもよくなったのです。
冬でも遊びに行きたいし、マラソンもあるし、トライアスロンのトレーニングもあるし、繁忙期があってもいいことはありません。
その他、当然あるべきメニューでこっそり消しているものは多いです。
「書く」「話す」をメニューに入れよう
メニューを減らしていき、空いた時間には、新たなメニューを入れましょう。
メニューを数が問題なのではなく、どんなメニューをそろえるかが大事で、入れておきたいメニューは、「書く」「話す」です。
自分の仕事で得た知識やスキルを書いたり、話したりして伝えることができれば、それは柱になりえます。
「書く」→記事執筆、出版、ブログ、メルマガ
「話す」→セミナー、コンサルティング、相談
こういったメニューなら増やすべきです。
(ただし「書く」「話す」の中でも、やらないメニューを決めておきましょう。)
冒頭の写真のお店、『たまにはTSUKIでも眺めましょ』の店主、髙坂勝さんも「書く」「話す」というメニューがあります。
土日月が休みであり、肉料理はなし、お酒も厳選されているお店です。
営業日を減らす、メニューを減らすこともネタになり得ます。
どのメニューを減らしたらネタになるか、どのメニューを増やしたらネタになるかを考えて、メニューを整理してみましょう。
最近、自宅の掃除を1日1カ所やるようにしています。
昨日はベッド周り、今日はクローゼットです。
ちょっとずつ片付いていっています。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
ラーメン 田丸
パン屋『空と麦と』カンパーニュ
【1日1節】
時間術の本を1日1節書く。12月22日完了予定。
11/84
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方