「会ってください!」といわれることもあるのですが、会わないようにしています。
お客様のためでもありますし、自分が「会ってください!」といわない主義だからです。
「会ってください!」と言わずに、会いたい人に会えるよう努力しています。
※金沢 兼六園近くのカフェTORIにて。iPhone 6s
お客様のために「会ってください!」を断る
「会ってください!」
「お茶でもどうですか」
「ランチしましょう」
面識のない方、面識のうすい方からといわれても、断るかスルーすることにしています。
それは、有料、つまりお金をいただいているお客様のためです。
「会ってください!」といわれて、「はい、よろこんで」「いいですよ〜」と私が会っていたら、言ったもん勝ち、払ったもん負けになってしまいます。
「会ってください!」といえば済むわけですから。
だからこそ、むやみに人に会わないようにしています。
これは、その人がどういうビジネスをしているかにもよるものです。
私は会うことが価値提供の1つと考え、価格を設定しています。
人と会って価値を提供することにプライドがあり、その価値を損なわないようにしているのです。
「お金払うなら会いたくない!」「無料なら会ってもいいよ」と思われるなら、それでかまいません。
じゃあ、井ノ上に会うにはお金を払わなきゃいけないのか・・というと決してそうではなく、それはビジネスに限っての話です。
「会ってください!」と頼むならなら、やっておいた方がいいこと
「会ってください」という方は、本当に会いたいのかな?と思うことも多いです。
アプローチが間違っています。
・こちらの名前を間違っている→(「ノ」が抜けとるがな、「之」になってるがな・・そんなに複雑な名前じゃないのに・・)
・○○さんに紹介されたからという理由が書いてある→(言われたから会うんかい・・)
・○○さんに「人に会うことで成長する」と言われたから→(言われたから会うんかい)
・コピペメール→(これ他の人にそのまま送っても通用するよね)
・自分のプロフィールがずらずら書いてある→(興味もないし、魅力を感じない・・)
・自分の宣伝、ブログへのリンク→(うーん、興味をそそらないし、ブログ記事も魅力を感じない・・)
・100人に会おうと思っています!→(おれ、100分の1か・・)
・100人に会えという課題をもらっていて→(・・。。。)
「会ってください!」という方に限って、なぜ会いたいかということが書いてありませんし、伝わってきません。
こちらは、それなりに情報を出しているので、さくっと調べればわかるはずです。
自分のプロフィールよりも、相手のプロフィールを見るべきでしょう。
お客様だと、私のことを知ってくださっていますし、興味を持ってくださっています。
ブログをくまなく読んでいてくださっていたり、本を読んでいてくださっていたり。
先日も、松坂からお越しいただいた方が、「今、2012年なんですよ」とおっしゃっていて、聞くと、スタートした2007年から私のブログをちょっとずつ読んでくださっていることのことでした。
他にも、「おすすめのもの買いましたよ」「本読みましたよ」「おすすめしていたこれ、やってみました、続けています!」など、いくらでもやりようはあります。
うわべの言葉ではなく、本心で語りかければ会ってもらえるチャンスは高まるでしょう。
また、自分が何者かは明かす必要はありますが、自分をアピールしてもしかたありません。
そこを気に入ってもらえるなら、「会ってください!」と言わずとも人には会えているはずです。
人に会うチャンスは自分で作り出す
もし、「会ってください!」と言うなら、それなりに考えなければいけませんが、私は、「会ってください!」と言わずに、会いたい人に会う方法を考えています。
・本やブログをくまなく読む。無料の範囲で最大限調べる→その過程で、「会いたい」という気持ちが薄れることもあるが、それはそれでOK
・その人のすすめているものを実践してみる、買ってみる
・その人のセミナーに参加してみる、モノを買ってみる、サービスを申し込んでみる
・その人が参加しているものに参加する、同じことをやる
などと、あの手この手で、会う方法を考えているのです。
何か理由をつけて、自然に会えないかと考えています。
その中で仲良くなればいい話で、友達になればそれとなく聞けるはずです。
プライベートの友人、トライアスロンチーム、ランチームの仲間からはかけがえのないものを学んでいます。
もしトライアスロンやランをやってなくて会おうと思ったらかなりの工夫、努力が必要です。
同じセミナーに参加してなんとなく話した人が、すばらしい人でその交流が続いているというケースもあります。
あの手この手を考え、もちろん前提として、その人のことをくまなく調べておく、興味を持っておくことは欠かせません。
あくまで、「会う」のが最後なのです。
ひとまず会っておいて、時間を奪っておいて、よかったら興味を持つというのは順番が違います。
そして、さらに考えているのは、「仕事で人に会う」こと。
「会えてよかった!」
「わ、めちゃくちゃ面白い人!」
「お金をいただく側なのに、こんなにいい話聞かせてもらっていいのだろうか・・」
と思うような方から仕事を依頼していただくことを目指しています。
自分が100%提供するから仕事になるのではありません。特定の一部分でもその方に提供できれば仕事になります。
私のお客様は、私よりも人間的に優れていて、仕事力もある方ばかりですが、たまたま一部分にしか過ぎない、税金、経理、会計、ブログ、IT、などの分野で提供できるものがあるにしか過ぎないのです。
だからこそ学べるのは不思議ではなく、「会いたい!」と思わないお客様とはいい仕事ができません。
今は、かなりの精度で「会いたいと思える方から仕事を依頼していただいており、そうなるようにブログやメルマガ、書籍を書き、自分を発信しているつもりです。
前提として、その方が私のことを知ってくださっているので、ブレがほとんどありません。
つまり、気が合うということです。
2015年にセミナー、コンサル、出版、税務顧問などで新たに出会った方は、150人ほど。
私の場合、セミナーは少人数限定にしている点も「会う」を重視しているからです。
先日も、「会ってみたいな〜」という方からお申し込みいただいたり、「この方はすごい!」から仕事の依頼をいただいたりしております。
やる気あふれる若者と接することができるのも仕事を通じてです。
人を雇って、組織化して仕事を任せておけば、私自身は暇でお金も入ってくるので、「いいっすよ〜」「どこでもいけますよ〜」といえるのですが、ひとりで身を削って日々を過ごしているので、その余裕はありませんし、人間もそこまで大きくないんです・・・。
自分自身がそうなので、会いたい人にも気軽に会いたいと言えず、この3つをやっています。
1 会いたい人に興味を持つ、ひたすら調べる
2 会いたい人と自然に会う方法をあれやこれやと考える
3 会えてよかった!という人から、仕事で会いに来てもらえる努力をする
人と会うチャンスを作るには、この3つをやってみましょう。
3の「会いに来てもらえる」というのも、2の「自然に会う方法」の1つです。
【関連記事】無料で100人よりも有料で1人。自分を成長させるのは有料の仕事。 | EX-IT
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といいつつ、幸いにも「会ってください!」という話は、めったにこないんですけどね。。
むしろ有料でも、私が断るんじゃないかを思われていることもあります・・・。
所用で大分→宮崎へ。大分→宮崎は電車で3時間くらいです。
今日は宮崎の実家にいます。
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