税理士を選ぶ3つのポイント。好き嫌い・話・値段。

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税理士の選び方について、質問をよく受けます。
私が考えるポイントは3つです。
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※東急プラザ銀座にて iPhone SE

税理士の選ぶ3つのポイント

飲食店を選ぶときに気をつけるのは、次の3つのポイントがあるかと思います。

・サービスがいいか
・おいしいか
・値段はどうか(コストパフォーマンスがいいか)

飲食店は、モノ(食事)とサービスで評価されます。
「おいしければ、サービスなんてどうでもいい」という場合もあるでしょうし、「おいしければいくら高くてもいい」という場合もあるかもしれません。
人によりその判断基準は異なるはずです。

そしてなによりも、人によって違うのは、その感じ方。
・ある人がサービスがよく感じても、別の人はそう感じない、
・ある人がおいしく感じても別の人はそうではない
・ある人が高く感じても別の人はそう感じない(安さも同様)
というケースもあります。

絶対的な評価はなく、自分で感じたままを選び、納得がいく選び方をすればいいはずです。

税理士の選び方にも同じことがいえます。
税理士も、モノ(資料、決算書、確定申告書等)とサービスで評価されるものです。

飲食店と同じように、次の3つで選べばいいのではないでしょうか。

1 好きかどうか

サービスがいいかどうかが、1つの基準です。
サービスの評価基準は、結局のところ、好きか嫌いかではないかと思っています。

嫌いな人からいくらサービスをされてもうれしくありません。
この人とは合うなぁという人からサービスされるとうれしいはずです。

好きではない税理士と契約してもお互い続きません。

好き嫌いは、こちらに対しても大事です。
こちらを好きでいてくれれば、サービスしてもらえます。

税理士が、自分のビジネスと自分に興味を持っているか、好きでいてくれるかを考えましょう。

正確に言うと、「税理士」ではなく、「自分の会社を担当してくれる人」好きかどうかが大事です。
面談の時の税理士が担当してくれるとは限りません。

2 話がわかるか

飲食店の「おいしい」とは異なり、税理士が提供するもののおいしさはわかりにくいです。

話が通じるかどうか?が1つの判断基準になります。
節税、お金、経理などの話を聞いて、その話がわかるかどうかで判断するしかありません。

私がプロに仕事をお願いするときに、「この人すごいんだろうけど、うーん」と思うのは、話がわからないときです。
話がわからない、こちらのいうことが通じない、つまり話せるかどうかは大事でしょう。

話の方向性が合うかどうかも重要です。

たとえば、がんがんお金を使いたいのに、それをダメだといわれるなら、納得のいくように話してもらうべきでしょうし、いくら節税になるといっても自分に違和感があれば意味がありません。

3 値段はどうか

好きか嫌いか、話があうかどうかも大事ですが、利用する際の値段も大事です。
値段は必ず見ましょう。

そんなの当然と思われるかもしれませんが、税理士は値段が明かされていない場合も多いです。
または、値段の根拠がない、その都度決めているという場合もあります。
同じようなところで同じようなサービスでも値段が違う場合もあるかもしれません。

これくらいなら大丈夫!と思って会ってみると、実は高くなるというケースもありかもしれませんので気をつけましょう。

税理士からの視点

上記の3つのポイントは、税理士でもある私が仕事を選ぶポイントでもあります。

1 好きか嫌いか

少なくとも私は嫌いな方にいいサービスはできません。
初対面で「ん?」と思ったらその後に続ける自信はないです。

もちろん、私を嫌いな方にもいいサービスはできません。
(そういう方は選ばないでしょうが)

片思いでもダメで、相思相愛でなければいけないのです。
そういった方に来ていただける工夫をしています。
むしろ、正しく嫌われる工夫がお互いにために必要なのです。

2 話がわかるかどうか

話の方向性が合うかどうかは大事です。
・何を望んでいるか
・どういったことをやりたいか
ということまでわかっていないと、アドバイスはできません。

ビジネスだけではなく、人生の方向性まで話せる間柄を目指しています。

その理解のためにはコミュニケーションが必要です。

3 値段はどうか

安く仕入れることができれば安く売ることができ、多く売ることができれば、安く売ることができます。
税理士業で言えば、
・安く仕入れる=人を安くで雇う、定額で長時間働いてもらう
・多く売る=規模を拡大する
ということになりますが、私はどちらもやっていません。

人を雇い、規模を拡大すると、サービスが薄まるからです。

自分の価値として値段をつけ、値下げをしないようにしています。
値段が合わない場合は、しかたありません。

判断材料を探す

飲食店を選ぶときに、口コミやネットを利用するように、税理士を選ぶ際にも判断材料を探すべきです。
税理士自身のネットや書籍にもその判断材料はあります。

ただ、気をつけたいのは、直接的な判断材料を探すことです。
人に判断してもらう、つまり紹介はバイアスがかかってしまいます。
飲食店でも、「評価が高かったのにあんまりだった」「紹介してもらったのにそれほどでもなかった」ということがあるでしょう。
飲食店なら1回限りですみますが、税理士はそうはいきません。
(もちろん、契約していまいちだったら変更すべきです。うまい変更方法は別の新しい税理士にきけば教えてくれます)

税理士紹介会社や会計ソフト会社の紹介にはバイアスがかかっています。
ぴったりの税理士といっても、そこにお金を払う税理士しか紹介しないわけです。
(もちろん、ぴったりの税理士がいる可能性はゼロではありませんが)
【関連記事】税理士が税理士紹介会社を使わない理由 | EX-IT
リンク

ネットでも、税理士の直接的な判断材料はありますので、探してみましょう。
ネットで見て嫌いなら、それまでです。
プロフィール写真が嫌いというのも判断材料になります。
直感はそうそう外れません。

話が合うか、値段はどうかというのもネットでわかります。

この内田さんは、こういった冊子を無料配布していますので、参考にしていただければ。
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【関連記事】正しい税理士の選び方【冊子配布いたします】 | 内田敦税理士事務所
リンク

 





【編集後記】
昨日は、個別コンサルティング。
全5回のうちの5回目でした。

5回コースの場合、月1回でも大丈夫ですし、希望に合わせて日程を調整しています。
今回は、2月からの約4ヶ月で5回実施しました。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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