独立・起業。
その覚悟をしても、反対されることもあります。
私の経験も踏まえて、反対されたときの対処方法についてまとめてみました。
※松山 亀老山公園にて α7
独立を反対される
独立する・起業する
こういったときに、反対されることも多いです。
・お金はどうするんだ
・これからの時代、厳しい
・リスクがある
・できっこない
・仕事はどうやってとるのか
などなど、否定的な意見もたくさんあります。
「独立する」と自分が決めたのであるなら、いくら反対されてもやるべきです。
周りに反対されたくらいでやめるなら、独立しないほうがいいでしょう。
反対には、外と内があります。
外とは、家族以外、内とは家族です。
独立を外に反対されたら戦う
外、つまり、上司、友人、先輩などに反対されたら、戦いましょう。
上司、職場との戦い
戦うといっても、
・会社を急に辞める
というわけではなく、義理は果たさなければいけません。
・大きなプロジェクトが終わってから
・引き継ぎが終わってから
といったタイミングはあります。
ただ、前提条件として、雇う側と雇われる側のリスクは同じはずです。
雇われる側、つまり給料を受け取っている側が過度に気にする必要はありません。
雇う側は、「辞めるリスク」「独立するリスク」を踏まえて雇っているはずです。
邪魔をしたり、過度に先延ばしにする権利はありません。
独立を決めた人材なら、会社でも活躍している可能性は高く、ひきとめられるのは当然であり、この戦いは、独立にむけて避けられないものです。
また、「自分がいなくなったらどうなるんだろう・・」と思ってはいけません。
私も思っていましたが、いなくなったらなったでなんとでもなっています。
自惚れにすぎません。。。
なお、税理士業界には、独立の邪魔ができるシステムがあります。
税理士資格を登録するには、税理士事務所等で2年間働いた証明が必要です。
この証明書に印鑑を押すのが渋られます。。
明確に断られたという話も多いです。
私の場合も、とやかくちくちくネチネチ言われました・・・。
友人との戦い
仲のいい友人でも、独立を反対されることはあります。
独立している場合でも、独立していない場合でも反対されるときは反対されるものです。
反対されても過度に気にしないようにしましょう。
独立すると友人関係も変わります。
(私は変わりました)
反対する友人とは、その後続かないことも多いです。
職場の友人なら、なおさら反対されることもあるかもしれません。
「独立する」と事後報告し、「独立」を相談しないようにしましょう。
先輩との戦い
独立後の仕事の先輩。
独立を応援してくれることもあれば、反対されることもあります。
・今からじゃ無理だ
・大変だよ
・食えないよ
といいそうな人には相談しないようにしましょう。
私は一切相談しませんでした。
当時、自分がやりたい方向性の先輩がいなかったからです。
ただ、独立後にどういった仕事のやり方があるかは徹底して研究しました。
相談しなかっただけです。
戦うといっても、そもそも戦わない=接触しないという表現が正しいでしょうね。
独立を内に反対されたら戦わない
外の反対とは戦うとして、内、家族からの反対は慎重になりましょう。
家族の反対を押し切って独立してもいいことはありません。
身近な家族が反対するということは、自分の覚悟が足りない、覚悟を見せることができていないと考えることもできます。
両親をどう考えるか難しいところですが、私の場合は反対されませんでした。
2007年の独立よりも、2000年に公務員を辞めて税理士受験の道へ進んだときのほうがインパクトがあったからでしょう。
この2000年のときは、対面で資料を使って説明しました。
もし反対されそうだったら、A4用紙1枚の資料で、プレゼンするのも手です。
・仕事をどうやって取っていくか
・今のお金、今後の資金繰り
・独立後の仕事の内容、生活の変化
会社の仕事が嫌だから、上司が嫌だから、通勤が嫌だからなどは思っていても出さずにポジティブな理由を説得材料にしましょう。
独立のコンサルティングを実施している中、反対が「外」なら話は早いのですが、「内」だと少々長引くことが多いです。
・お金がたまってから
・見通しがついてから
・会社員時代と同じ収入が確保されてから
というケースもありますが、独立自体リスクがあるもの。
そうそうすぐに見通しはつかず我慢のときが続きます。
独立して9年ちょっとの私も見通しなんてついていませんし、安定していません。
独立とはそういうもんだと思う一方で、やはり「内」を安心(形だけでも)させる必要はあります。
「内」が増えないうちに独立するのも手ですが、独立される方には、
・子供が生まれるタイミング
・2人目が生まれるタイミング
・結婚するタイミング
という方も多いです。
こういった記事もありました。
フリーランスと家庭:子供がいたから独立できた理由 – 税理士川村一行事務所【岡山・津山・真庭の税理士】
家族と過ごす、つまり「内」と過ごす時間を作るために独立という道もあるのです。
こう考えれば、独立に反対はされないでしょう。
平日の昼間にプライベートの予定をこなしたり、平日に旅行に行ったりすることができるのも独立のメリットです。
反対する「外」に対しては、独立のメリットはありませんが、反対する「内」に対しては、独立のメリットがあります。
外にしろ内にしろ反対に負けているようでは、独立後の大海原は乗り切れません。
最初の戦いと思って、しっかり取り組みましょう。
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