トライアスロンをはじめるには、どのくらいかかるのか、まとめてみました。
※自宅にて iPhone 7 Plusで撮影
初期費用は60万円〜
トライアスロンを2010年7月にはじめて、7年弱になります。
「トライアスロンはお金がかかる」とはいわれ、私も最初は心配でした。
当時かかった費用は60万円くらいです。
レンタルもありますし、どのくらいお金をかけるかによっても変わります。
特にバイク(自転車)は、いくらでもお金をかけられるものです。
その他、
・大会へのエントリーフィー
・補給食代
・遠征費
・練習費
・レッスン費
などがかかります。
エントリーフィー
エントリーフィーは、距離によっても異なり、1万円〜3万円。
スタンダードなスイム1.5km バイク40km ラン10kmだと、1.5万円が相場です。
(横浜トライアスロンは高く、2.5万円)
最も高い(高かった]のは、2014年に出たアイアンマン・ジャパン(北海道・洞爺湖)。
アイアンマンという冠があり、8.8万円。。。
まあ、この冠が欲しくて出たわけなんですが、とびきりの高さでした。
スイム3.8km バイク180.2km ラン42.195kmという距離のレースは、それぞれこのくらいのエントリーフィーです。
宮古島(ストロングマン) 4.0万円 2016完走
佐渡(アストロマン) 3.8万円 2015完走
五島(バラモンキング) 3.5万円 2013完走
鳥取・皆生 3.9万円 未出場
※宮古島はスイム3.0km バイク157km ラン42.195km
長いと15時間のレースなので、それだけ楽しめる(前後のイベント等も含む)ので、割安とも考えられますが、まあ、そこそこかかります。
補給食代
意外にかかるのが、レースの補給食代。
普通の食事でもいいのですが、スポーツ用に考えられたもののほうが効率よく補給できます。
できるだけ小さく軽くエネルギーをとれるものという普段の生活とは真逆の考えです。
1つ270円のジェルを、長いレースだと10個ほど使うとすれば、2700円。
それらを効率よく吸収するためのものが、1つ600円したりするので、それなりにかかります。
遠征費
トライアスロンは自然豊かで、かつ、広大なバイクコースを確保できることで開催されることが多いです。
そのため遠征が欠かせません。
大人の修学旅行です。
練習費
練習費は、ジムを使うならまだしも、公営のプールを使ったり、外を走る分にはお金がかかりません。
レッスンで、スイム、バイク、ランを習うのにお金がかかります。
25mもろくに泳げなかった私は、特にスイムに投資してきました。
投資に見合う速さではありませんが、ひとまず3.8kmを次回に泳げるようにはなっています。
これらのものを除き、道具としていくらかかるかまとめてみました。
トライアスロンに必要なもの
基本
必須なもの:なし
トライアスロンはTシャツ、短パンでも出場はできます。
ただ、スイム、バイク、ランと3種目に使え、濡れても乾きやすいトライウェアといわれるものがあると便利です。
テンションも上がります。
今のウェアはデザイナーの友人にも頼み、ウェア代(5万円ほど)+デザイン費でした。
半袖のもの(バイクジャージ)、ノースリーブのものがあります。
長時間もち、防水の時計もあると、タイムの確認、レース後のチェックに便利です。
その他、アームカバー(寒い時)、アームクーラー(暑い時)、カーフガード(見た目重視?)を使っています。
トライウェアの下にきるファイントラック(汗冷えを防ぐ)は、レースでも練習でも役立つアイテムです。
スイム
必須なもの:ウェットスーツ、ゴーグル
ウェットスーツは、国内のレースではほぼ必須です。
一度、ウェットスーツなしで出てみました。
ウェットスーツは既製品もありますが、オーダーでつくるのがオススメです。
体に合ったものでないと、命の危険にもさらされます。
オーダーだと5万円ほどです。
私は後述するテイルウィンドで作りました。
デビューの年につくり、5年目に作り直しています。
ゴーグルも必須です。
視界が広く、海でも使いやすいものを選びましょう。
スイムキャップは、大会で支給されますので、そのうち増えていきます。
その他、ワセリン(スレ防止)、ホットクリーム(寒いとき)、ゴーグル曇りどめなどもあると便利です。
バイク
必須なもの:バイク、バイクシューズ、ヘルメット
トライアスロン最大の壁であるバイク。
30万円〜40万円ほどです。
モノによりますが、カーボンのもののほうが軽く高くなります。
20万円くらいだと素材がアルミになるので、それくらいはかかるということです。
大きく分けると、ロードバイクとTTバイクがあり、TTバイクのほうが高い傾向にあり、トライアスロン用です。
直進性が高く、スピードを出しやすい反面、小回りはロードに劣るといわれています。
ただ、ロードバイクだと、ヒルクライムやツーリングのレースにも出ることができるのがメリットです。
最初はロード、慣れたらTTというのが王道なのですが、最初に見た目でTTにしちゃいました。
チームメイトもTTです。
デビューのときは、なんだかんだで35万円ほどかかりました。
今のバイクは2015年に買ったもので、倍以上です。
(速さは倍以上になっていませんが。。)
バイクはパーツも必要で、サイクルコンピューター(距離や回転数などを見る)、ボトル、替えのチューブなどでお金がかかります。
ちょいちょいパワーアップさせようとしたり、消耗したりすると、その都度かかるのが悩みどころです。
その他、ヘルメット(2万〜4万)、シューズ(2万円くらい)、ゼッケンベルト(ゼッケンをつける)、サングラス(高いと4万円くらい)、グローブ(1万円くらい)が欠かせません。
ラン
必須なもの:シューズ
ランはそれほど必要なものがなく、シューズくらいです。
マラソンと兼用できます。
その他、キャップがあるといいでしょう。
こういったアイテムをどこで買うか。
バイクも含めてトライアスロンショップで選ぶのをオススメします。
私が通っているのは、ここです。
大規模なところにいくと、アドバイスも的外れで親身になってくれないこともあります。
2人で経営しているこのショップなら、相談にも乗ってくれるのでオススメです。
(この辺は私の仕事のスタンスとも一致します)
東京のトライアスロンショップ | Tailwind
トライアスロンへの投資をどう考えるか
まとめると、
・ウェットスーツ 5万円
・バイク 40万円
・バイク用品 10万円
・その他 5万円
で、ラン用品その他は持っているもので済ませるなら、60万円ほどになります。
この投資をどう考えるかです。
トライアスロンという新しい体験をすると考えれば、元はとれます。
(どのくらいのレースに出るかにもよりますが)
敷居が高く、体験している人が少ないからこそ、得られるものは多いのです。
次のようなものを得てきました。
・フィジカル
体力がつく、体が楽になるというフィジカル面がアップしています。
肩こりもなくなりましたし、お腹の肉もなくなります。
(トライアスロン=やせるわけではありませんし、お腹の肉が増えることともあります)
レースという目標があるから運動も継続できます。
生きていく上で、仕事をしていく上で、ベースとなる体づくりを継続できるのは大きな成果です。
・メンタル
特に、海を泳ぐことでメンタルを鍛えられます。
トラブルも多いですし、何よりも怖いです。
この恐怖を克服してから、生活、仕事でのトラブルに強くなりました。
海に比べれば多少のことはなんともありません。
バイクだってトラブルは多く、それに対処する必要があります。
長いレース、自分の状況、コースの状況を見ながら、臨機応変に対応していくのはまさに人生の縮図でしょう。
自分の軸をつくることができ、決断力・行動力が身についたのもトライアスロンのおかげです。
・時間管理スキルアップ
練習時間、大会遠征の時間を確保するため、時間管理スキルが大幅にアップします。
独立した2007年からトライアスロンを始めた2010年までは、トライアスロンの時間はなかったわけです。
時間をなんとなく過ごしていました。
トライアスロンをやり始めて、その「なんとなく」がなくなり、仕事の時間も短縮、効率化できています。
むしろ、そうしないとトライアスロンはできません。
・お金管理スキル
初期費用のほか、お金もかかるので、お金管理スキルも磨かれます。
管理しておかないとどんどんお金が出ていくわけです。
その間、仕事しないわけですので、お金面の効率も求められます。
・イメージ?
イメージアップかどうかはなんともいえませんが、「トライアスロンをやっている」というのは目立ちます。
特色になりうるのです。
マラソンだと、人数も多くそれほど目立てません。
敷居が高いからこそ希少価値があります。
まとめ
初期費用はかかりますが、その後数年は使える道具です。
そして、なによりも前述した投資効果があります。
下手な自己啓発セミナーよりも確実かつ絶大な効果です。
トライアスロンをはじめた2010年は、2009年末に大きな仕事がなくなって、不安でもあった時期でした。
お金は心配でしたが、その仕事がなくなって時間はあったのでトライアスロンをえいやっとはじめたわけです。
何よりも、「いつかはトライアスロン」という自分を消しされたことが大きな成果でした。
もし、「いつかはトライアスロン」と思っているなら、それを消し去りましょう。
今日は、横浜トライアスロン(スイム1.5km バイク40km ラン10km)。
8シーズン目、43回目のレースに臨みます。
昨日は横浜トライアスロンの受付・説明会へ。
(前日に参加必須)
今回、ホテル付きのプランで申し込んでいたこともあり、家族3人で向かいました。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
ホテルルートイン馬車道
ユニットバスで沐浴
いきなりステーキ テイクアウト
【昨日の娘日記】
横浜のホテルで沐浴&一緒に風呂に入りました。
最近は湯船につかると気持ちよさそうに笑います。
最初の頃にギャン泣きしていたのが懐かしいです。
■著書
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