値上げはメリットもありますが、お客様が離れる可能性もあります。
その覚悟をしておかなければ値上げはできませんし、かといって値上げしないと苦しくなり、いいものを提供できません。
※カフェにて iPhone 7 Plus
値上げをする理由
自分が提供する商品の値上げをしたい。
そう思うことは多いはずです。
1万円で10件の仕事をする
よりも
5万円で2件、
10万円で1件
の仕事をしたほうが、じっくりと時間をかけることができます。
時間をかければいいものができるわけではなりませんが、右から左へ流す仕事では、腕も上がりませんし、お客様も自分も満足しない結果に陥りがちです。
仕事が少ないときは、件数が多くても問題ありませんが、それなりに増えてくると件数の限界が来て、値上げをせざるを得なくなります。
仕事が少ないときに、仕事をとることを優先して設定した値段であればなおさらです。
「よりよい商品を提供する。」
これが値上げの最たる理由でしょう。
私も値上げをしています。
理屈上は、自分が最前線で経験を積み、戦ってきた結果、値段は上がってしかるべきものです。
と同時に、時間をつくるために値上げをしています。
件数を減らし、仕事をしない時間を持つことこそが、商品をよりよくする秘訣だと考えています。
しかし、値上げをすると、「高い」と思われてお客様は離れてしまうかもしれません。
その覚悟を持たないと値上げは不可能です。
実際、私もお客様は離れました。
正確に言えば、入れ替わっています。
それを覚悟して、値上げをしてきました。
請求書作成サービスMisoca値上げで離れた理由
値上げで離れるかどうかは買う側でもあることです。
請求書作成サービスMisoca。
ネットで請求書を作ることができ、郵送までしてくれます。
画期的なサービスであり、ブログや書籍でも紹介してきました。
ただ、過去の話です。
今年、値上げがあり、私は使うのをやめました。
これまでは、
・無料で請求書作成
・郵送は1通180円
値上げ後は
・月に15通まで請求書作成。基本料金月800円+税(年8,000円+税)
・郵送は、1通160円+税
5通郵送するなら、これまでは900円だったのが、値上げ後は、1,664円となるわけです。
便利なサービスですし、これまでが安すぎたわけで、金額自体は問題ありません。
問題は、弥生(弥生会計の会社)のサービスになること。
Misocaを好んでいたのは、大企業ではなかったからです。
名古屋の会社で、社長も好きでしたし、フットワークの軽さも魅力でした。
だからこそ応援していましたが、そうでなくなった以上、応援する気がありません。
人がモノを買う理由は、その値段だけではないはずです。
もし、Misocaのまま、この値上げがあったら、「しゃあない」とそのまま継続していました。
弥生に買収されてから、こういう日が来るであろうとは思っており、それが来ただけです。
弥生のサービスになると、使いにくい弥生IDや、その料金体系が好きではありません。
問い合わせもやりにくく、大企業(業界では)ならでは、「このメールには返信できません」システムで、追加問い合わせをする場合は、問い合わせフォームから再度入力する必要があります。
課金もわかりにくく、弥生のサービスで、おもわぬ課金がされたことがありました。
今回も、後付けで初年度無料キャンペーンがはじまりましたが、こういうところも「むむむ・・・」です。
切り替えてお金を払ったユーザーもいるでしょうに。
また、クラウド会計ソフトには請求書作成機能がついているのが当たり前の今、請求書作成のみで単体のサービスは時代遅れでしょう。
Misocaのサイトには、私のインタビューが掲載されていましたが、削除してもらいました。
(削除に時間がかかりましたが)
今のMisocaをすすめているわけではないからです。
今は、代替手段として、郵送をPDFにし、作成は以前やっていた自家製のExcelマクロに戻し、郵送するならfreeeの請求書郵送(1通160円+税)を使っています。
Excelでつくった請求書をWebゆうびんで送る手もあるでしょう。
もちろん、請求書を多く郵送するなら、Misocaを使う手もあります。
私は少ないので。
ただ、私という小さいユーザーは、Misoca(弥生)には必要ないわけです。
今回の値上げは、ユーザーが離れるのは覚悟していたことでしょう。
値上げとは覚悟であり、ドライな決断も必要なわけです。
買う側として改めて学びました。
(Misocaには感謝しています)
値上げできる仕事をつくる
ひとりしごとでは、できることが限られていますのでなおさら値上げが必要です。
総じて安いのが現実ですので、値上げは欠かせません。
ただ、値上げにより仕事が一時的に減る覚悟はしておきましょう。
そして大事なのは、値上げできる仕事を持つこと。
自分で値付けできる仕事を増やすことです。
値付けできなければ、値上げもできません。
メニューをつくって値付けできる仕事をつくっていきましょう。
請負で、この値段でやってといわれてから交渉すると大変ですし、疲弊します。
メニューをつくって提示しておき、あとはお客様に委ねましょう。
値上げは覚悟であり、値付けも覚悟で、覚悟した値段で、買っていただけないならそこまでです。
値上げというのは、以前の値段を知っている人が感じることで、Misocaの場合も今後契約する方は最初から月800円+税なわけで、すんなり受け止めるでしょうし、弥生のサービスとして受け入れるでしょう。
同じことが、売る側でも言えます。
恐る恐る値上げしても、以前の値段を知らない場合は、「値上げ」になりません。
覚悟ができたら値段をつけるだけです。
私は、大々的に告知もしませんし、今はこの値段かなという感じで、メニューの値段をちょくちょく変えています。
継続的なサービスでは途中での値上げのタイミングは難しいのですが、単発なら、申し込みしていただいた時点の値段、いわば時価です。
(同じときにやる同じセミナーは同じ値段ですが)
継続、単発とわけて、値付けを考えたほうがいいでしょうね。
継続の場合も新メニューやオプションで、値上げをすることはできます。
「よりよい商品を提供する」工夫の1つとして、値上げできないか、そもそも値上げできるかを考えてみましょう。
Misoca(弥生)もそう考えて値上げしたはずです。
昨日は個別コンサルティング後、整体にいって回復させてから、ラン。
途中六本木のTSUTAYA&スタバに寄って仕事をしてから帰りました。
【10/31までに300kmラン】
+10.7 累計100.4km
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
グレゴリー リュックでラン
目黒→六本木→自宅の帰宅ラン
[グレゴリー] バックパック 公式 カバートミッションデイ COVRT MISSION DAY DARK BURGUNDY ダークバーガンディー | ||||
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【昨日の娘日記】
最近登るのが好きで、大きいクッションをよじ登っています。
ちょっとした棚も登ろうとするので、油断できなくなってきました。
■著書
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『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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