売上を増やしたいと思ったら、時間を減らすことを考えてみましょう。
以前、売上2倍にしたいと思ったときに、時間を1/2(1日4時間)にしようと思い、行動したことが、最も効果があるものでした。
※大阪にて iPhone 7 Plus
時間を2倍にすれば、売上が2倍になるかも
売上をもっと増やしたい
お金をためたい
と考えたときに、その方法として考えられるのはもっと働くこと。
8時間働いていれば、16時間働けば売上は2倍になるかもしれません。
ただ、それをやっていたら、体も心も持ちませんし、続かないでしょう。
それでいて、「2倍になるかどうか」は不確かです。
時間を仕事だけに費やすことで、失うものもあるでしょう。
「売上を2倍にするために、時間を2倍にする」
というのは、好ましい解決策ではありません。
時間を1/2にすれば、すべて解決する
私も、独立して3年目の2010年に、これからどうするか?を突き詰めて考えました。
売上を2倍にするために、時間を2倍にすることも考えましたが、前述のとおり、やりたくありません。
そこで注目したのが時間です。
仮に売上が1,000万円で、2倍の2,000万円にするために、働く時間8時間が16時間になっては意味がありません。
ましてや10時間、12時間働いていたら2倍にすらできないでしょう。
寝る時間、食事する時間もなくなります。
じゃあ、売上1,000万円を今の半分の時間で生み出せれば?と考えました。
売上1,000万円を8時間で生み出していたら、4時間でそれを生み出すように工夫するわけです。
8時間で1,000万円
を
4時間で1,000万円
とすれば、実質2倍の売上になるなと考え、実践したのが、2010年の秋です。
売上を増やすため、時間を増やすために、人を雇うという選択肢をもたない、「ひとりしごと」でしたので、別の方法を考えなければいけません。
考えつつ、仕事をしている時間を測り、4時間になったら仕事をやめていました。
ここでいう「仕事」とは、お金を直接生み出しているもの。
依頼を受けてやっている仕事や、セミナー(当時も多少やっていましたので)などを含みます。
未来への投資、インプットやアウトプットは考慮外です。
お金に直接つながると考えられるものを1日4時間におさめるようにしました。
もちろん、未来への投資を含めて1日4時間であとは遊ぶというのならもっといいのでしょうが、そうもいかず、あれから7年弱たった今も、なんだかんだ日々仕事はしています。
遊ぶことも未来への投資と考えており、この2010年からトライアスロンをはじめました。
食べていくためのお金につながる仕事に1日8時間、ときには8時間以上かけていては、遅かれ早かれ限界はきますし、売上を増やすことはもちろん、維持することもできないかもしれません。
時間を1/2にし負荷をかけても食べていけるくらいを目指してみましょう。
独立後にしかできない必殺技です。
結果どうなったかというと、まあ、売上は増えました。
2倍以上に。
負荷をかけることによって、
・さらなる効率化を図った
・やりたい仕事、やりたくない仕事が見えてきた
・未来への投資の効果がでた
・時間単価をより考えるようになった
・新しいメニューをつくった
といった効果があったからです。
売上を2倍にしようとすると、
・時間を無駄に使ってしまう
・無理に拡大してしまう
・広告宣伝費やセミナー代を増やしてしまう
というように、「売上だけ」が増えてしまいがちですので、気をつけましょう。
売上が2倍になったって、お金は残らず、いい仕事もできず、疲れ果てて、プライベートも楽しめず・・となったら意味はありません。
時間を1/2にするための工夫
時間を1/2にするために、当時から今もやっているのは次のようなことです。
カウントする
「1/2にする」なら、カウントしないと、そうなっているかどうかわかりません。
当時は、こういったアプリを使っていました。
仕事スタートで押し、仕事以外なら停止し、またはじめたらスタートさせ、4時間を図るわけです。
最初はめちゃくちゃつらいですし、4時間で到底終わりませんが、それを乗り越えないと1/2などにできません。
今は、Excelで自作してカウントしています。
4時間の内訳、その他の活動も含めてすべて記録するしくみです。
忘れてはいけないのは、売上・お金も日々管理すること。
そうしないと、時間を1/2にはできません。
物事の判断は、時間とお金の両面があり、どちらか一方だと、判断を間違えるからです。
時間不採算・未来不採算・自分不採算部門を切り離す
不採算部門を切り離すことも大事です。
そうしないと時間を無駄に使ってしまいます。
まとまった売上がたつ仕事も、時間がかかりすぎるなら、時間不採算部門。
その仕事でお金が入ってきても、自分の腕が上がらない、やりがいがないものなら、未来不採算部門。
そして、何よりも自分が好きではなく、ストレスがたまるなら、自分不採算部門。
こういった不採算部門は、切り離すことも考えましょう。
効率化の第一歩は、0にすること。
0にすることなしで、時間を1/2にはできません。
当時でも今でも、私は仕事のリストをひたすら見るようにしています。
不採算部門がないかチェックするためです。
ただ、不採算部門を切り離すには、お金を把握していないとできません。
お金を把握しない
↓
判断できない
↓
不安で時間を使ってしまう
という悪循環になるわけです。
効率を上げる
時間を短縮するなら、効率アップが欠かせません。
ITスキルを上げるのは必須です。
・性能のいいPCを使う
・タイピングスキルを磨く
・操作性のいいマウスを使う
・情報収集の効率を上げる
・ソフト、サービスを使いこなす
などは当然必要なのですが、順番としては3番目です。
時間とお金のカウント、不採算部門の切り離しのほうが効果はあります。
その上で、いわゆる効率化を目指しましょう。
効率を上げるなら、好きな仕事、好きなお客様のために仕事をするのが一番です。
幾度となく書いてきた内容ではありますが、先日のコンサルティングでも話題に上がったので、改めて記事にしてみました。
1/2というのはなかなか難しく、今でも1/2ではない日がありますが、それでも多少なりとも時間を圧縮できているのは、「1/2」を意識しているからです。
売上2倍と、時間1/2。
私は時間1/2のほうが合っています。
時間1/2、むちゃぶりですが、時間・お金・仕事・生き方を見直すきっかけにもなりますので、現状を変えたいならおすすめです。
昨日は引き続き富山。
雨予報でしたが、雨がやんでくれたので朝食後にあわててラン。
前回来たときもトライアスロンの翌日は雨だったので、ようやく走れました。
その後10時の新幹線で東京へ。
東京駅で妻と娘とちょっとだけ会い、午後は個別コンサルティングでした。
【10/31までに300kmラン】
+4km 109.7km
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
富山 環水公園ラン
富山 上サス昆布じめ
富山 ポテトチップス白えび
東京駅 つきじ喜代村
東京駅 小岩井農場
【昨日の娘日記】
昼に東京駅で再会、ランチしてソフトクリーム食べました(私達だけですが)
ソフトクリームにはかぶりつきそうにしてましたが。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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