相続税がかかるほどの財産を残せるかどうか

税金がかからないというのはいいことのようで、そうでもありません。
それは自分が残す財産にかかる税金も同様です。

※アクアシティにて　iPhone X

「税金がかからない」の意味

税金。
正直、忌み嫌われるものであり、払わずにいたいと誰しもが思っているのではないでしょうか。

そもそも税金とは、「利益」があったときに、その分にかかるものです。
「税金がかかる」ということは、利益があったということ。
悪いことではありません。

逆に、「税金がかからない」というのは、利益がないということ。
いいことではありません。

・利益を出す
・得をする
・食べていくために稼ぐ
といった方向性で生きているなら、税金は避けられないわけです。

だからこそ、私も税金を払っています。

相続税がかかるかどうか考えてみる

税金にはいろんな種類があります。
・事業の利益にかかるもの
・モノを売って得た利益にかかるもの
・給料に対してかかるもの

そして、自分が死んだとき、その財産にかかるものです。

今、娘がうまれて8ヶ月。
何を残せるかを考えています。
残せるものは財産だけではなく、体験、知識などもあるわけです。

財産だけを残してもいいことはありませんので。

ただ、もしその財産を残したときに、子供や配偶者にすべて渡せるとは限りません。
子供や配偶者が得た利益に税金がかかるからです。
相続税がかかります。

しかし、現状の法律では、一定の金額の財産がなければ、相続税はかかりません。

その金額とは、原則として、

相続人の数×600万円＋3000万円

です。

配偶者（夫or妻）のみであれば、1人×600万円＊3000万円＝3,600万円
配偶者と子供1人なら、2人×600万円＊3000万円＝4,200万円（私の場合はここです）
配偶者と子供2人なら、3人×600万円＊3000万円＝4,800万円
配偶者と子供3人なら、4人×600万円＊3000万円＝5,400万円

なら、相続税はかかりません。
（結婚していなければ、両親、兄弟でカウントします）

「それなら安心」と思うかどうかです。

相続税がかかるくらいを目指す

相続税がかかる財産には、現金・預金、株、不動産などが含まれます。
（生命保険は相続人×500万円が差し引かれますし、ローンや借入があれば財産から差し引きます）
会社を持っていれば、自分の会社の株もその財産です。

何歳まで生きるかどうかよっても変わりますが、そのときに相続税がかかるくらいの財産を目指すのも悪くはないでしょう。

ひとりしごとは、定年がなく、退職金もないので、自分で財産を築かなければいけません。
そのかわり、長く働ける可能性があります。
ひとりなので、大きな売上を立てることはできず、一気に財産を築くのは難しいでしょうが、その長く働く間に、相続税がかかるくらいの財産を築くのは不可能ではありません。
通常だと、退職すると財産は目減りしていきますが、ひとりしごととして仕事の流れ＝お金の流れを絶やさないようにすれば、目減りも防ぐことができます。

むしろそれくらいを目指すのもいい目標です。

ひとりしごとだからといって、小さくまとまる必要はなく、利益を出していくべきですし、その結果として、自然に財産を築けるのが理想ではあります。

リスクの大きいひとりしごとだからこそ、こういった考えも必要です。
今のお金だけではなく、将来のお金も考えなければいけません。
将来のお金を貯めるには、事業の利益を出し、税金をはらって貯めていかなければいけません。
税金がかからない範囲の利益だと、お金はたまりません。

「10万円の利益を出して税金をほとんど払わない」
というのではなく、
「1,000万円の利益を出し、300万円払って、700万円残していく」
を狙うべきです。

その上で、
・自分の場合の相続税がかかる金額
・自分の財産（おおまかに）の金額
を常に意識しておきましょう。

相続税をたくさん払いましょうというわけではなく、1つの目安として相続税がかかるくらいの財産を目指しつつ、実際は対策をして税金をおさえるべきです。
そして、自分の財産のせいで、家族が争うようなことは避けなければいけません。
（相続税がかからない範囲でもこれは考えなければいけません）

 

 

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【編集後記】

昨日は、名古屋へ。
友人たちとランチをし、セミナーに参加しました。
そのまま1泊しています。

【昨日の1日1新】
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【昨日の娘日記】
名古屋からLINE電話したのですが、タイミングが合わず、寝た後でした。