昨日の夜、妹から電話が。
9月に転職したのですが、源泉徴収票、住民税について、いろんな書類が前の勤務先から送られてきて、よく分からないということでした。
転職の場合の手続きとして、税金関係は次のようになります。
1 所得税
前の勤務先から源泉徴収票を受け取り、新しい勤務先へ提出します。
新しい勤務先で合算して年末調整を行います。
源泉徴収票をなかなか送付してこない会社もあるようなので、必ず請求しなければいけません。
2 住民税
勤務しているときは、給与から天引きされています。
平成18年分の収入に対する住民税が平成19年6月から平成20年5月まで毎月差し引かれることとなります。
退職時の選択肢としては、
(1)退職時に一括して支払う
(2)次の勤務先で引き続き、天引きしてもらう。
(3)個人で支払う。
(1)は費用的な負担があり、(2)は前の勤務先にとって手続きが面倒なこともあり、(3)の手続きがとられることが多いと思います。
(3)の場合、会社は「退職したので、今後は、個人で支払います。」という届出書を提出します。
個人で支払うのですが、支払のタイミングは6,8.10,1月です。
妹は、8月に退職したので、9月~来年5月までの住民税額を10月と来年1月に支払うこととなります。
ご存知のとおり、今年から税源移譲(所得税が減り、住民税が増える)により、住民税額が多くなっています。
昨年の収入に基づくという後払い的性格とはいえ、退職時などには負担感が大きいかと思います。
そこで、勤務先で個人支払(普通徴収といいます。)から給与天引き(特別徴収といいます。)に切り替えてもらうように伝えました。
そうすれば、来年5月まで毎月給与天引きとなるので負担は減ります。
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