2008年12月に読んだ本BEST3

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2009年になってしまいましたが,
2008年12月に読んだ本BEST3です。
12月は,風邪を長引かせたり,
仕事の関係で,中旬に若干ペースが落ちましたが,
なんとか下旬に盛り返して,
自分の目標は達成しています。
経済に関する本,今後の予測に関する本を多く
読みました。
第3位

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)/W・チャン・キム
¥1,995
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読まなければいけない思いつつ,読んでいなかった
この本をようやく読みました。
競争の激しい既存市場に広がる
レッドオーシャンに対して,
差別化などにより優位性を発揮し,
競争のない未知の市場に広がるブルーオーシャン。
その戦略が具体例と共に書かれいます。
例としてあげられているのは,
・低価格で便数が多く融通の利くフライトを提供した
「サウスウェスト航空」
・テーマ性,芸術性をサーカスに取り入れた
「シルク・ドゥ・ソレイユ」
・10分1000円という低価格,時間短縮を実現した
理容室「QBハウス」,
などです。
レッドオーシャンで戦っていては,疲弊し,
十分な貢献もすることができなくなります。
その意味で,ブルーオーシャンを開拓することは,
新たな需要を掘り起こし,
新しい形の貢献が可能になると思います。
この本を読んで,
税理士業界にとってのブルーオーシャンは?
という問いの答えが何となく見えてきましたので,
少しずつ,実行に移しています。
第2位

この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言 (講談社BIZ)/冨山 和彦
¥1,260
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㈱経営共創基盤の冨山和彦さんと
マネックスの松本大さんの共著です。
今でもブログを毎営業日更新している松本大さん。
(アメブロです。)
雑誌でその記事を見かけたのが,
私がブログを書こう思ったきっかけの1つでした。
この本の内容は,日本の現状,経済,年金,格差,貧困化に
ついての提言です。
全体のテーマとしては,
一定の人々が既得権益を守ろうとしている
ということ。
帯に書かれた文言は,
「問題の本質は,『若者の所得を収奪する
団塊世代』である」です。
政策の方向性や現状から
私も同様のことを感じており,
非常に関心をもって読むことができました。
今後の対策として,
公的年金制度の解散,
世代別選挙制度
正規社員と非正規社員の区別撤廃
なども書かれており,興味深い本です。
第1位

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書)/小幡績
¥798
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12月から1月の初めにかけて,
集中的に読んでいる経済本の中でも
この本が,今の段階でもっともわかりやすく,
的を得ていると思います。
過去に崩壊したバブルと比較すると,
現在の金融危機を21世紀型のバブル
=リスクテイクバブルとされ分析されています。
そして,今回のバブルが,構造的に発生することが
必然であったということです。
利益を追求する資本主義の中で,
バブルと知りながら,引くに引けない状況であった心理
についても書かれています。
惜しいのはこの本が,2008年8月に発行されたものであることです。
その後の状況について,
著者の小幡績さんに続編を期待したい気もします。

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