税金・会計業務のマトリックス

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税金や会計に関して,行う業務は,
量も多く,面倒くさいものもありますが,
マトリックスで示すと税金・会計系の業務は次のようになります。
Newtype税理士 井ノ上陽一のブログ|
法律上必要であるか,経営管理上必要であるかで分けてみました。
前提として
法律で定められていることで代表的なものは,
記帳,税務申告,帳簿・領収書等の保存です。
A・・・法律○経営○
 当然行う必要があります。
 日々の経理により経営数字を把握することは,ここに当てはまります。

B・・・法律×経営○
 法律上は特に定められていませんが,経営上必要なものです。
 業績の分析や,比較などが含まれます。
 ここは,会社によって差があるところですが,
 個人的にはかなり重視しています。
C・・・法律○経営×
 ここに当てはまるものは,基本的にありませんが,
 考え方によっては,日々の経理や決算書を作成することがここに当てはまっている
 ケースがあります。
 好ましくないことですが,
 要するに,税務申告のために作業として,決算書を作っているという考え方です。
D・・・法律×経営×
 法律上も必要ではなく,経営上も必要ではない業務。
 意外とここに当てはまることをやっているケースも多いです。
 その理由は,
 ・前任者が行っていたから
 ・やらなければいけない業務だと思っていたから
 ・税理士から言われたor何も言われなかったから
 というものがあります。
 
 最も多いのは,手書きで税金・会計業務を行っていたときの名残で
 手書きの伝票や台帳などが残っていることがあります。
上記の事項を考慮し,基本的な方針を示すと,次のようになります。
Newtype税理士 井ノ上陽一のブログ|

・C→A  法律上必要である業務を経営管理に活かす
 税務申告のために決算書を作るだけでなく,その決算書及びその作成プロセスも含めて,
 経営に活かすという考え方です。
・D× 法律上も経営上も必要でない業務をやらない
 ここに当てはまる業務をなくし,Bを充実させるべきです。
 「これって面倒くさいなぁ」と思ったことがDだったら,即やめましょう。
 

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