税理士資格とは

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来週は税理士試験です。
税理士試験は,税理士資格を取得するための試験ですが,
この資格を取得すると,何が変わるのでしょうか?
不思議なもので,無資格でも税理士業務のほとんどを行うことができます。
ここでいう税理士業務とは,税務相談,税務申告書の作成,決算書の作成などです。
資格を取得したからといって,業務範囲が増えるわけではありません。
ただし,税務申告書等への署名は税理士資格が必要です。
では,税理士資格を取ると,収入が倍になるか?というと,そうとはいいきれず,
勤務しているときに税理士資格を取得しても収入は変わらない場合があります。
私が勤務していた事務所は,
5科目目の科目手当(税理士科目1科目あたり5,000円)が増えただけでした。
そこで,税理士資格とは?と改めて考えてみると,
税理士業務を責任を持って,自分の考えやスタンスで
行うことができる資格ではないかと思います。
税理士業務は,かなり自由度があり,かつ,個人差がある業務です。
当然,クライアントのニーズに合わせて行うものですが,
その業務範囲や料金,クライアントへの対応など,
税理士の考え方が強く反映されます。
もし同じような考え方の税理士が他にいれば,
税理士法人(設立・運営には税理士が2人以上必要)という道もあります。
そうでなければ,独立が税理士資格を活かす道です。
私は,明日で独立して2年になります。
その節目に税理士資格とは何なのかを考えてみましたが,
結論は,上記のように税理士業務を自分なりに徹底的に追究することができる資格
ということでした。
勤務していたときはさまざまな制約がありましたが,今は自己の責任を持ちながら,自由に業務を
行っています。
まだまだ追究の余地はありますが,方向性はようやく見えてきました。
税理士受験生の方は,自分が何のために税理士資格をとるのか?を考えながら,
試験に臨んでいただければと思います。
こういう強い気持ちがあれば,多少難しい問題が出題されても動揺することなく対応できます。

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