利益がマイナスでも消費税を支払わなければいけない場合

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消費税は

預かった消費税から支払った消費税を差し引いて計算します。
預かった消費税が支払った消費税よりも多い場合に

納税することになるのです。

ということは,利益(売上-経費)がマイナスだったら,消費税は納税しなくていいのでは?
・・・・必ずしもそうとはいいきれません。
なぜなら,売上,経費はそれぞれ消費税がかかる取引,かからない取引があるからです。
例えば経費でいうと,給料は消費税がかかりません。
給料をもらうときも消費税が5%込でもらっている方はいないはずです。
次の例を見てみましょう。
売上が1,050万円(消費税50万円 預り)
仕入が630万円(消費税30万円 支払)
給料が500万円(消費税0円)
という例です。
Newtype税理士井ノ上陽一 大人の数字力を高めるブログ|

この場合の利益は,消費税抜きで1,000万円(売上)600万円(仕入)500万円(給料)
=△100万円です。

売上1,050万円→税抜で1,000万円 仕入630万円→税抜で600万円
しかし,納税する消費税は,預かった消費税50万円支払った消費税30万円=20万円となります。
利益がマイナスでも消費税を支払わなければいけません。
このために貯金をするケースも多いのです。
他にも消費税がかからない経費がありますので,次回取り上げます。

 

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