「税理士をどうやって選べばいいか?」と聞かれることは多いです。
私自身が考える税理士の選び方 7つのポイントを挙げてみました。
1 複数の税理士と会う
HP・ブログなどで問い合わせ,
複数の税理士と会ってみることが,
いい税理士を選ぶ秘訣です。
紹介してもらう場合も契約を前提とせずに
「会ってみてから契約を判断しても良いか」
を紹介者に確認しましょう。
2 相性
アドバイスをもらったり,分からない点を質問したり,
税理士と接する機会は多くなります。
1で会った税理士と実際に話をすることで,
話す内容が分かりやすいか
今後つきあっていけるか
などを判断しましょう。
3 誰が担当者になるか?
税理士事務所で,スタッフが複数いる場合は,
会った税理士と担当者が異なるときがあります。
会った方はすばらしくても
実際に担当するのは,未経験者であることも・・・。
誰が担当者になるかは必ず確認しましょう。
4 料金体系は明確か?
料金は最優先ではありませんが,必ず確認すべき事項です
毎月の料金がいくらで,決算の料金がいくらか,
支払時期はいつかを確認しましょう。
また,どういったときに追加料金がかかるかの
確認が必要です。
12月の年末調整時や1月の法定調書作成時に別途料金がかかるケースがあります。
この場合,書面で料金体系を明示されるかも1つの判断基準です。
5 会計に関する考え方
税理士は,名前の通り,税金に関するプロフェッショナルです。
しかし,税金を正しく計算するためには,
正しい決算書を作成することが必要です。
その決算書の作成,つまり,会計に関する考え方も
是非聞いておきましょう。
月次決算や事業計画作成のサポートはどの程度お願いできるのか,
を確認すべきです。
また,税理士自身が月次決算や予算実績比較を
行っているかどうかを聞いてみるのもよいでしょう。
6 経営に関する考え方
5年後の目標は何か?どうやって売上を上げようとしているか?
経営を見てもらうのであれば,その税理士自身の経営に関する考え方を
聞いておきたいものです。
税金,会計以外の情報収集方法なども聞いてみると,参考になると思われます。
7 「先生」でないか?
今後サービスを受ける立場として,
必要以上に「先生」でないかという点は重要です。
威圧感や話しにくさを感じる場合は,
最初の税理士としては好ましくありません。
気軽に質問できるような税理士を選ぶべきです。
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