数字を比較する際に重要な要素として,
・額
・率
があります。
「額」で見た場合
例えば
昨年→売上 1,000 利益 700
今年→売上 1,500 利益 900
だった場合は,
一見すると,今年の方が利益が多く,業績が向上したように見えます。
「率」で見た場合
上記の例で,利益率(売上のうち,利益が占める割合。利益÷売上。)
を計算してみると,
昨年→売上 1,000 利益 700 利益率 70%
今年→売上 1,500 利益 900 利益率 60%
です。
利益率は10%も下がっています。
利益は増えていますが,効率は下がっているということです。
「額」だけではなく,「率」も見て判断しなければいけません。
「率」を重視しすぎてはいけない
例えば,
昨年→売上 1,000 利益 700 利益率 70%
今年→売上 2,000 利益 1,300 利益率 65%
の場合,利益率は下がっていますが,売上,利益額は大幅に増えています。
適正な利益率の範囲ならば,多少利益率が下がっていても,
問題はありません。
また,
昨年→売上 1,000 利益 700 利益率 70%
今年→売上 800 利益 600 利益率 75%
の場合は,利益率は5%上がっていますが,利益額は少なくなっています。
利益額が少ないと,経費の支払等が苦しくなります。
利益率が上がったからといって,安心できないわけです。
まとめ
数字を比較する際は,「額」と「率」のどちらも重要な要素です。
両方を見ることで,経営上の変化を見つけることができます。
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